芳賀町西高橋の神社3社
「行事神社」西高橋1737「雷神社」西高橋3820「八幡宮」西高橋1437
「穴不動」西高橋917

行事神社

[ぎょうじ神社]

栃木県芳賀郡芳賀町西高橋1737

主祭神:武甕槌命・大己貴命 配神:木花開耶姫命・須佐之男命
境内社:稲荷神社・琴平神社
大同二年807創建。井頭公園の西1キロ,亀の子塚古墳頂上に鎮座。以前に亀甲山と称したところから亀の子塚の名とした。
震災後の復旧スピードは県内でも最速だったかもしれない。
拝殿内につぎの板書が掲げてある。
「行事神社復興復旧事業のあらまし 平成二十三年三月十一日発生した東日本大震災により被災を受け,社殿等附属施設全体が崩壊してしまいました。氏子総代会では,早速復興委員会を立ち上げその再建に取り組みました。再建手法は氏子たちの方々の労力奉仕を基本に作業を行い,出来る限り直営による工事により最小限の費用で完工できました。ここにその概要を記します。…以下略…平成二十四年三月」
二の鳥居新築・平成24年2月 「庚申供養塔・寛政八丙辰稔1796」「疱瘡太神・明治九年1876」 明治三十一年1898建立の一の鳥居脇の「亀の子塚古墳」石柱は昭和五十五年。
なお『下野神社沿革誌』には西高橋字中峯鎮座・無格社勝善神社が記録されている。西高橋1437かもしれない。
*『下野神社沿革誌』6巻42丁 明治三十六年1903
芳賀郡祖水橋村大字西高橋字中峯鎭座 村社行事神社 祭神大己貴命 祭日三月一日九月廿八日
建物本社間口二間半奥行三間 拜殿間口三間奥行二間 末社十一社 氏子百戸惣代四員 社掌阿久津利兵仝村仝大字住 本社創建年月不詳 社域九百八十坪字中峯の高燥の地に在り

復興復旧事業板書 左下は土俵
新築された二の鳥居
二の鳥居脇の古墳解説 多数の境内社 震災後に工事に着手
貫が交換された 震災前の一の鳥居
東側入口 震災直後 2013現在

雷神社

[いかづち神社]

栃木県芳賀郡芳賀町西高橋3820

主祭神:大雷神
五行川左岸の広大な田園地帯に鎮座。西側を走行中に,まさに田の中に孤立したように島が見え,鳥居を発見。東隣りのお宅に駐車させていただき裏手から入る。鳥居額に「雷神社」。
ガラス越しに本殿
西側から 田んぼの中

八幡宮

[はちまんぐう]

栃木県芳賀郡芳賀町西高橋1437

主祭神:譽田別命
西高橋917に穴不動がある。同じ丘陵の北に墓所があり,その上の道をクモの巣を払いながらしばらく進むと鳥居が見えてくる。穴不動右手の道を行ってもたどり着ける。草むした参道のずっと奥に社殿が銀色に輝いている。
社号を示すものはないが南下のお宅の方に八幡様とお聞きする。本殿に神札2枚が納められており一枚に「奉斎八幡大神社頭一宇・明治三年1870庚午九月十三日・祭主大関左近藤原秀忠・願主當村氏子中」と書かれており,八幡宮である。
もう一枚には「奉斎星宮大神社頭一宇・明治三年1870庚午九月十三日・祭主大關左近藤原秀忠・野刕芳賀郡笹島鎮守・願主當村阿久津勘右衛門並拾六人氏子」
笹島はすぐ南の上大田和と接するあたり。そこに星宮神社があったのだろう。それを八幡宮に合祀したと推測する。

なお,『下野神社沿革誌』には西高橋の「勝善神社」が「行事神社」のつぎに収録されている,おとなり打越新田の星宮神社も同じ扱いで『栃木県神社誌』に記録されず,Google地図にも見つからない。国土地理院地図の神社マークをたよりに探し歩いて,ここ八幡宮にたどりついた。八幡宮が「勝善神社」にあたるか不明であるが,参考に記載しておく。
栃木県には「勝善神」の石塔が多い。農耕には馬が重要なパートナーであったので大切にした。昭和30年頃に宇都宮近郊の農家でも土間に馬のねぐらをしつらえ同居していたほどだ。馬力神,馬頭観世音石塔もよく見かける。
神社としてはめずらしい社号で,栃木県では矢板市玉田に1社のみ(ここは生駒神社とも。配神に勝善親王)。他に宇都宮市細谷町の雷電神社境内社に勝善神社。栃木市高谷の日枝神社祭神に勝善神。
*『下野神社沿革誌』6巻40丁 明治三十六年1903
芳賀郡水橋村大字西高橋字中峯鎭座 無格社勝善神社 祭神保食命・大己貴命・少彦名命 祭日二月二十八日十一月廿八日 建物本社三尺四方 雨覆九尺四方 華表一基 信徒三百人惣代阿久津淺太郎 社掌阿久津利平住所前仝 本社は延暦五年786の創立にして阿久津忠太夫の勸請にして往古より牛馬守護の神とて諸人崇敬の社なり奉仕は水沼天満宮神主入江家の兼務たりしか維新后は阿久津利平の奉仕なり 社有地九十坪余を有し馬塲の長さ七十余間あり祭日には馬數百疋西より東より庽至し其雑沓名状すへからすと云ふ
扉もなく入らせていただきました 神札2枚 絵が描かれていた本殿
棟札はすでに読めない
石祠4基 石祠2基
拝殿から 鳥居が見えてきた ずっと奥に社殿
彼方に銀色の屋根 緑にうもれた社 穴不動北の二十三夜供養塔
天明六丙午歳1786

穴不動

[あなふどう]

栃木県栃木県芳賀郡芳賀町西高橋917

主祭神:素盞嗚命
井頭公園の東,南は真岡市に接する。穴不動古墳の石室の前にお堂が建てられた。
この右手に細い道があり,入っていくと畑になっている。直進すると深い森になっている。そのまま進んで右折すると,なんとなく参道のような草道にぶつかり,左に直進すると八幡宮の石鳥居が見える。
不動明王 右隣の建物の棟札

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