日枝神社

[ひえ神社]

栃木県市貝町市塙2198

祭神:大山咋命 配神:大物主命
境内社:熊野神社・淡島神社・市塙神社
旧地名:芳賀郡市羽村大字市塙
真岡鉄道市塙駅と市貝小学校の中間に鎮座。社殿東と南の2か所に鳥居。南の鳥居脇にケヤキの巨木の切り株が残っている。樹齢300年ほど,目通り径5.8m。
永久年間1113-18に結谷に創建される。久寿二年1155現在地に遷宮。明和四年1767社殿大破するも安永八年1779氏子の努力によって再建される。宝永七年1710八月には神輿が完成し,その後は神輿渡御・八朔祭と称して二夜三日祭典を行っている。
社殿の向きから判断すると南の石製鳥居が一の鳥居。脇大正九年1920社号標には「村社・日枝神社/熊野神社」と併記されている。
狛犬二対の内一対は昭和七年1932。 例祭:8月第一土・日・月曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
芳賀郡  正一位 山王大権現 市場 薬師寺
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻六・37丁
芳賀郡市羽村大字市塙字久保前鎮座 村社 日枝神社 祭神 大山咋命 祭日陰暦八月一日 建物本社九尺四方 雨覆三間四方 拜殿間口五間奥行三間 華表一基 末社一社 氏子二百廿戸總代三員
本社創立年月詳かならす 社域二千二百六十五坪平坦の地にして境内には古杉老樹蔚然として生繁ひり幽邃にして神威の儼たるを表す
右端が熊野神社
石鳥居脇の由緒書 本殿解説 八朔祭解説
南の石鳥居 大ケヤキ 車の幅より太い
参道 社号標
由緒書 一番目の狛犬
二番目の狛犬 本殿左手裏に御神木
栃木名木百選 拝殿額
拝殿内
昔の社殿写真

熊野神社

[くまの神社]

栃木県市貝町市塙2198

祭神:伊弉冊命・速玉男命・事解男命
紀貫之の末裔,市花十郎直正が館の守護神として長暦二年1038から奉祭したことに始まる。字宿1719番地にあったが明治三十年1897四月十六日に日枝神社境内に遷宮。江戸時代の古記録に掲載されている。一書は市塙でなく「市場」で記録している。かつて「市場縄」と称したが承平二年932市花十郎直政が館を築いてから「市花」と改称した。享徳元年1452にはすでに「市塙」の文字を使っている。江戸末期には市塙なので市場は書き違いだろうが,「古宿」が合致する。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
芳賀郡 正一位 熊野大権現 市場村古宿 高久能登
*『下野掌覧』万延元年1860刊 都賀郡之部
正一位 熊野神社 市塙古宿鎮座 祭主高久氏ナリ
日枝神社の右隣りに熊野神社 拝殿額 拝殿内
本殿
見事な彫刻 右側面
左側面
淡島神社 市塙神社 東側の鳥居
両部鳥居二基 線路を背に撮影
手水舎 鎮座の杜

 

 市貝の神社目次へ 
 ページトップ