上郷神社

[かみごう神社]

栃木県河内郡上三川町上郷1518

祭神:瓊瓊杵命 配神:大国主命・日本武尊
287/611 境内社祭神:大杉大神・稲荷大神・琴平大神・猿田彦大神
仁和元年885に三位中将重末が当地に任ぜられ,翌年三月十五日に瑞夢を見る。翌日散歩の途次,烏が「星・宮」の二文字を落としていった。するとほどなく子息が誕生したので,宮を造営して奉祭したことに始まる。「鰐口」解説板に「古くは星ノ宮」と称したとある。維新前の『下野掌覧』にはすでに「上郷明神」で記録されていた。
平成四年再建の鳥居は大震災で倒壊したため,二十四年六月に再建した。記念碑が鳥居脇に建てれている。
例祭:11月13日
*『下野掌覧』万延元年1860 都賀郡之部
上郷明神 上郷四ヶ村鎮座 祭主森之氏ナリ
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻五・6丁
河内郡 本郷村大字上郷鎭座 村社 上郷神社 祭神不詳 建物本社一間四方 拜殿間口三間奥行二間 末社七社 氏子百八十三戸 社掌森野幸作同村同大字住
本社勸請不詳 社域一千百四十六坪を有せり
二の鳥居 鮮やかな両部鳥居
拝殿額
昭和35年1960改築記録
拝殿内 正一位上郷明神
鰐口解説 手水舎
底の深い手水石
神楽殿 本殿右手
立派な社殿 本殿
本殿側面 多数の石祠
寛政六庚寅1794
鳥居再建碑
平成24年 平成4年 鳥居右手
稲荷神社

王子稲荷神社

[おうじいなり神社]

栃木県河内郡上三川町上郷150-1

祭神:宇気母知神(保食神) 配神:大雷神
境内社祭神:猿田彦命
寛平元年889二月,使者三位中将重末の子太夫大膳が武蔵国の王子稲荷大明神を勧請して創建。太夫大膳が武蔵国の王子稲荷大明神を勧請して創建。太夫大膳は上郷の雷電神社縁起にも登場する。
現行の本殿は昭和五十年1975改築,拜殿は昭和三十一年1956改築のもの。
大正七年1918石燈籠。昭和五十年1975石燈籠。
本殿背後に石像が多数並んでいる。寛政九丁巳年1797,文政十三庚寅1830十九夜供養,天保三壬辰1832・女人講中など。中でも貞享元甲子年1684庚申供養塔は栃木県内では古い方。
例祭:11月23日
拝殿 本殿
正一位王子稲荷大明神
手水石
上郷二区公民館
境内西 貞享元年1684の貴重品 馬頭尊?
雷電神社

雷電神社

[らいでん神社]

栃木県河内郡上三川町上郷1191

祭神:大雷神
境内社祭神:八坂大神・大杉大神・猿田彦大神・三日月大神
寛平年間889-98の創建と伝わる。度重なる落雷による火災に苦しめられていたが,使者三位中将重末の子太夫大膳がこのあたりを雷土と名付け大雷神に祈願したところ鎮静化したため奉斎するようになった。太夫大膳は上郷の王子稲荷神社縁起にも登場する。
『栃木県神社誌』平成18年版の写真と社殿が異るので,近年新築されている。狛犬が平成21年奉納なのでその頃か。
例祭:11月23日
雷電神社額 雷電神社額
本殿 南を望む
社殿右手に六基 石祠三基 二十三夜供養塔など三基
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県河内郡上三川町上郷2181-1

主祭神:火産霊神(『栃木県神社誌』昭和39年版では祭神:猿田彦命 配神:火結命)
境内社:八坂社・弁財天
寛平年間889-98にたびたび大火に見舞われ人民疲弊していたため火産霊命を祭祀したところ霊験あり,崇敬したことに始る。五世紀末から六世紀初頭に築かれた円墳の頂上に祀られている。
日産上三川工場の守衛所手前の森に鎮座。一の鳥居前に「県祭百選子供相撲土俵場入口」「愛宕神社(古墳)」看板。長い参道の先に二の鳥居。西暦で「一九六四年」と刻まれている。
例祭:8月24日
本殿 愛宕神社古墳解説板
円形の玉垣 尻を立てた狛犬
制作年は分からない
平成22年
大震災被害
水が湧いている 石段手前左手
石階途中に石塔 右から二基目が元文五庚申1740
古墳頂上に鎮座 二の鳥居から入口方向 一の鳥居
旗竿・二の鳥居 子供相撲土俵
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県河内郡上三川町上郷1718-6

祭神:火産霊命
昭和十八年1943石鳥居。大震災で屋根が落ちて別の祠の屋根がのせてある中央の石宮本殿は文政二己卯1819。その左に昭和五十年1975の社号標。
切通しの土止めに石段が設置してあるので,なんとか見つけられたが,見過しやすい森に鎮座している。
本殿と社号標 文政二己卯1819
鳥居が木立に紛れている 道路は後からできた
大震災被害
鎮座の杜

 

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