日光神社

日光神社

[にっこう神社]

栃木県鹿沼市中粟野1081

主祭神:大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命
境内社:山神社(大山祇命),雷電神社(別雷神)
旧地名:上都賀郡粟野町中粟野字板名
粟野地区に日光神社は他に入粟野に2社,口粟野に2社鎮座する。ここは中粟野の大栗地区の日光神社。粟野川沿いに246号線が走っており,鹿沼の町から見てまず口粟野の町並みがあり,北西に上って行くと山間部の中粟野になり,さらに進むとかなり高地の入粟野に入る。前日光つつじの湯を経て一本道をひた走れば草久の古峯神社に至る。
平成23年4月に廃校になった中粟野第二小学校の西隣りに鎭座。246号線から石鳥居が見える。
弘仁二年811創建の古社。宝暦十三年1763五月再建,昭和36年1961に大改築を行っている。
例祭:4月15日
*『下野神社沿革誌』三巻45丁 明治三十五年1902
下都賀郡粟野村大字中粟野鎭座 村社 日光神社 祭神大己貴命 田心姫命 味耜高彦根命 建物本社間口一間奥行同 拜殿間口四間奥行二間半 末社四社 氏子百六戸
本社は弘仁二年811の創建にして寶暦十三年1763五月本社再築せり 社域四百五十七坪字大粟の淸地に在り
左は大栗公民館  
   
   
   
青面金剛 安政四年1857? 右:第二小学校
田原神社

田原神社

[たわら神社]菅沼[すがま]の田原神社

栃木県鹿沼市中粟野678

主祭神:足利又太郎藤原忠綱命
旧地名:上都賀郡・粟野村大字中粟野字板名
宝治元年1247創立の古社。田原忠綱は胡麻畑の畔で戦死したと伝えられ,氏子は現在も胡麻の栽培を忌避している。
本殿左脇にそびえる御神木の古杉は見事。高さ30メートル,周囲6.5メートル。圧倒的な存在感。
石鳥居と拜殿だけと勘違いしやすいので,かならず裏手に回ること。
「安政五年1858?九月」石鳥居。明治四年1871手水石。明治二十年1887石燈籠。明治三十六年1903旗杭。
本殿石段右手に「元治元年1864」石塔。
本殿額は「大明神」
例祭:3月15日
ここから西にほどなく右手に新しいお堂がふたつ。ひとつには神輿が収められている。「菅沼女人講」願札などが見える。
安政五年だろう
鳥居左手前の石祠 左手の石祠
古そうだ
右:元治元年
すごい
本殿 大明神額
本殿右 本殿左
すごい質量
本殿が屋根の向こうに見える 246号線方向
鎭座の杜 お堂 お堂内
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県鹿沼市中粟野144

主祭神:倉稲魂命
旧地名:上都賀郡・粟野村大字中粟野字板名
246号線と粟野川の間に鎭座。川沿いを走行中に遠くに朱色鳥居が見えた。
詳細不詳。達筆すぎて読めない句額から大正二年1913に拝殿を造営したか? 平成十三年に屋根を改修している。ほとんど読めないが寛政三年1791かもしれない石燈籠。「疱瘡神社」神札が拝殿内右上に貼り付けてある。
鳥居から246号線沿いの墓地の右手にある石祠が見える(写真,電柱の左下向こう)。
例祭:2月初午日
** 口粟野の八坂神社に向かう途中の中粟野296に,杉の怪木真下の岩をくりぬいて石宮が祀られている。扉に日月がくりぬいてある。人里離れた山裾で,尋ねる人もなく。
本殿
築宮記念句輯
屋根改修記念写真
疱瘡神社 粟野川方向
粟野川を背にして鳥居遠望 電柱左下に石祠
付近に祀られている
日光神社

日光神社

[にっこう神社]

栃木県鹿沼市入粟野60

旧地名:上都賀郡粟野町入粟野。出口地区の日光神社で宮入の集落に奉斎されている。宮内日光神社。
旧版由緒沿革:安永五年戊子1776再建。
新版由緒沿革:宝永五年1708再建。
「安永」から「宝永」に再建年が変更されている。
石鳥居は「宝暦九年1759」,拝殿前に「安永三甲午歳1774」石燈籠。
本殿鈴に「入粟野村・惣氏子中・明治二己巳年1869四月吉日」
鳥井脇に「万延元年1860」の庚申塔,右脇に「明治四十二年1909四月再建」と彫られている。
境内左手の覆屋に「文政五壬午年1822」石像。
例祭:旧暦1月七日
春撮影   本殿覆屋
本殿覆屋   文字が読める
本殿 本殿左
本殿右 右が本殿
本殿左手裏
  安永三甲午歳
鳥居右手 '15年12月撮影 '12年6月撮影
庚申塔裏:万延元年 庚申塔右側面:明治四十二年再建 左手のお堂
お堂内 旗杭 246号線から
日光神社

日光神社

[にっこう神社]

栃木県鹿沼市入粟野616-1

旧地名:上都賀郡粟野町入粟野
水沢地区の日光神社。通称権現様。
境内社に山神社(大山祇神)、稲荷神社(稲倉魂命)・境外社に青龍権現社(水波能売神=罔象女神)新版では青龍神社。
由緒沿革:社殿明和五年1768三月再建大正七年1918本殿改築幣殿拝殿新築現在に至る。(以下略)
昭和8年社柱に「無格社日光神社」
一の鳥居右手に「大正四年1915十一月日光神社二殿改築之碑」
天明二年1782「御廣前」石燈籠
二の鳥居に「昭和八年一月建之」の銅版がはめ込まれている。
拝殿左右の2枚の額は: 「日光神社本殿屋根葺替寄附芳名」大正拾壹年四月
「日光神社玉垣参道社號標築工寄付者芳名」昭和九年四月
***
ここから246号線を上がっていくとカーブの手前に「尾鑿山」扁額の賀蘇山神社一の鳥居(享和三年1803)がある。さらに北上すると栃木県内ではおそらく最大の卑弥呼杉の切株が保存されている賀蘇山神社(別項目に掲載)に至る。
大正四年二殿改築之碑
大正拾壹年額 昭和九年額 古そうな祠
左手の境内社   鳥居2基
二の鳥居・昭和八年   馬返橋停留所の前に鎮座
尾鑿山一の鳥居
神明宮

神明宮

[しんめいぐう]

栃木県鹿沼市入粟野829

旧地名:上都賀郡・粟野村大字入粟野
主祭神:天照皇大神
240/619 246号線のかなり山奥,前日光つつじの湯の手前の集落に鎭座。
文政元年1818に再建され,昭和二十五年1950に改築がなされた。
9月22日に奉納される本社の関白流獅子舞は翌23日に下流の入粟野713に鎮座する賀蘇山神社例大祭にも奉納される。
文化元年1804石燈籠
例祭:旧暦10月19日
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246号線から見える神明宮入口付近の木製祠は「熊野十二社神社」「稲荷神社」で,個人の崇敬社だろう。
入粟野には1860年頃には鹿島大明神があったが,まだ発見できない。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』(1800年頃)
都賀郡 鹿島大明神 入粟野 斎藤壱岐*
*『下野掌覧』万延元年1860都賀郡之部
鹿島大明神 入粟野村鎮座 祭主齋藤氏ナリ
*斎藤壱岐は嘉永元年1848脱稿,嘉永三年1850刊の『下野国誌』3巻35ページに記録されている社掌で『鹿沼聞書』成立年推定の重要な鍵となる。
文化元年 本殿
右手の境内社
 
五基並んでいる 梅の下に池 社殿が隠れている
背後の山 粟野川清流
246から木製祠が見える

 

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