八坂神社

[やさか神社]

栃木県鹿沼市深津808

祭神:神速素盞嗚命 配神:大日孁貴命・大山祇命・火産霊命・月読命・市杵島姫命・倉稲魂命・磐裂神・根裂神・譽田別尊・建御名方命
境内社:大杉神社・磯部神社・雷電神社・護国神社・淡島神社・天満宮
鹿沼さつき町の工業団地に残る大きな森に鎮座。下野新聞印刷センターの東隣り。
旗杭のところに車止めが作られ,進入禁止だが,人は入れる。社殿屋根に堅魚木千木を設けているとても立派な神社。
大正十四年1925狛犬。
昭和五十八年護国神社改築記念碑。護国神社にも堅魚木千木。右手の「白雲山」となりに「磯部神社(維新前は大神宮)」「大杉神社」が並ぶ。いずれも明治三十年1897の石祠。
さらに右手に石段付きで「雷電神社」。となりの「天満宮」木製祠は元は中台原愛宕神社境内社であったが明治四十四年1911にこちらの境内社になることを許可された。その右手の石祠は「淡島神社」。
昭和十六年「社務所増築御神輿新調」記念碑。
昭和二年「拝殿幣殿改築神饌所祭器庫新築社務所増築社號標新設護国神社寳殿改築」記念碑。
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻三-35丁
上都賀郡北犬飼村大字深津鎭座 村社 八坂神社 祭神 素盞嗚命 祭日六月十四日 建物本社間口六尺奥行五尺栃葺 雨覆間口二間半奥行同 拜殿間口四間奥行二間半瓦葺 神樂殿二間四方 末社六社 石木華表二基 石燈籠二基 盥漱石一基 寶物神鏡一面 氏子百戸總代四員 社掌宇賀神茂吉同村同大字住
本社創立年月遼遠にして詳ならす徃古より一村の鎭守神にて明治五年村社に列せらる 本社拜殿は明治廿年起工し同年十月十四日全く落成し上棟祭及ひ正遷宮の盛式を執行し幕四張旗二本は小林半十郎山崎謙吾同角治宇賀神春吉等か寄附し盥漱盤は松久與惣太の寄附三方七臺鈴木久次郎の寄進にありて本社の祭器等悉く全備し社殿宏壯輪奐たり 社城八百十有一坪平坦の地に石垣を築き回し境内には杉橿の常磐木繁茂し幽邃にして雅致あり

旗杭の手前に駐車できる
入口左手
木製鳥居 手水舎 社務所
神楽殿 大正十四年1925狛犬 中央社殿・右手に羽黒山
本殿右手 護国神社
雷電神社 天満宮と淡島神社
立派な造り 恐ろしげなものが 旧鳥居
龍神社

龍神社

[りゅう神社]

鹿沼市深津2507

主祭神:大綿津見命
東北自動車道の東側側道に入って日本配送倉庫の手前左手の湿地に鎮座。石祠があるだけで見つけるのは難しい。たまたま近所の方におたずねして発見。
地元の方は「水神さま」とも呼んでいる。以前は神社を囲んでコの字型に水流があったが,自動車道の影響か,水量は少ない。
もともと深津郷は沼地の草原で湿地になっており,農耕の水源となっている。子どもの頃,神主さんが来て祈雨の儀式を行ったことがあり,何日間か雨が降ったのを覚えているとおっしゃっていました。年齢推定では50年前くらいのことか。
祠の中の板書は「奉齋竜神神社」と読める。注連縄がはられており,現在でもお祀りしているとのこと。
天平神護二年766三月仁渡上人が勧請したという。
例祭:3月15日
稲荷神社

神明宮・山崎波満姫稲荷神社

[いなり神社]

栃木県鹿沼市深津1192

祭神:天照大神・山崎波満姫稲荷命
八坂神社の東500m,楡木街道から見える小さな森に鎮座。
山崎波満姫は不明。山崎は地名または姓。詳細不明。
明治二十二年1889の神札に「奉再建天照皇大神大前天下泰平五穀成就氏子安全?所」と書かれている。
大正二年1913の神札に「上都賀郡北犬飼村大字深津・天下泰平・五穀成就・奉斎山崎波満姫稲荷命」と書かれている。
慶応二年1866石燈籠。昭和四拾八年石鳥居。石祠二基。
旗杭も
石祠と石燈籠 すぐ南は水田
神明神社

神明神社

[しんめい神社]

栃木県鹿沼市白桑田523

主祭神:大日孁貴命
鹿沼街道の東500m,武子川の西50mの高台に鎮座。東南400mほどの白桑田南に高尾神社がある。
つくりが「水+土」で刻まれた「社」字の昭和十年「村社神明神社」社号標。「御本殿上屋幣殿新築記念」碑。昭和十年「奉献石鳥居之碑」が新しい鳥居の右手にあり,昭和十年の文字が見える状態で旧石鳥居の柱が保存されている。平成二十四年の狛犬。
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻三-35丁
上都賀郡北犬飼村大字白桑田鎭座 村社 神明宮 祭神 天照皇大御神 祭日十一月十五日 建物本社間口二尺奥行同 木鳥居一基 氏子二十戸 本社創立不詳 社城百七坪を有し境内頗る淸洒なり

 
社号標 旧鳥居 昭和十年
御神木 丘陵の頂上に鎮座。左手に武子川
大日如来

大日如来

[だいにちにょらい]

栃木県鹿沼市深津1798

津田小学校を背にして北上すると白桑田踏切の先に石鳥居が見える。近づくと東武日光線の線路脇で,鳥居額に「大日如来」とある。真新しい紙垂と注連縄が張られている。線路より1.5mほど高く整地され,杉と竹が植えられている。葉のない大木はケヤキか。
大日如来は神明宮祭神である天照大神をさす。
小高くなっている 白桑田踏切
石宮

深津の石宮

[?]

栃木県鹿沼市深津1842

津田小学校のすぐ北。ゴミ収集所になっている場所の端に南面して覆屋が建っている。現在も手厚くお祀りされているが社号は分からなかった。石宮は平成元年の奉納。個人の崇敬社かもしれない。
津田小学校が見える

 

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