八幡宮

[はちまんぐう]

栃木県鹿沼市・加園1337

旧地名:上都賀郡・加蘇村大字加園
主祭神:譽田別命 境内社:稲荷神社 境外社:富士山神社
創立不祥。元は大字加園字八幡越路に鎮座していたが鳥居内に道路が開通してしまったため明治四十三年1910十一月二十日に現在地の富士山に移ってきた。
富士山には天慶年間938-47以前創建の古社「星宮大権現」(維新の際に「神園神社」と改称)が鎮座していた。別当は寶藏院(『鹿沼聞書』に宝光院とあるのは字八幡越路にあった八幡宮の別当である)。
八幡宮は明治四十三年に,この神園神社と合併し,明治四十四年1911七月八日に愛宕神社,熊野神社,稲荷神社,秋葉神社,八龍神社,八幡神社,富士山神社ほか末社四社を合祀した。
入り口の鳥居は平成二年,脇に大正四年1915石燈籠。鳥居下に合祀社にあったと思われる小さな手水石。本殿前の手水石は大正元年1912奉納。
寛延三年1750,弘化三年1846,文久元年1861,明治三十八年1905の石燈籠,大正四年1915狛犬
例祭:2月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 八幡宮 下加園 宝光院
*『下野神社沿革誌』巻三-28丁(明治三十五年1902)
上都賀郡加蘇村大字加園鎭座 村社 神園神社 祭神 磐裂命 祭日陰暦正月十五日/九月十三日
建物本社間口九尺奥行二間 雨覆間口三間半奥行四間杉皮葺 末社六社 石華表一基 石燈籠四基 寳物鏡一面 氏子二百餘戸總代四員 社掌斎藤儀平同村同大字百六十番地住
本社往古加蘇野郷と稱へ本社は星宮大權現と號し境内周圍拾五丁餘の山林中に鎭座ありと 然れとも遼遠にして創建年月詳かならす 天慶年中938-47下野武蔵守藤原秀郷卿により杉檜苗を数千本の奉納あり 康平年中1058-65源頼義より太刀一口を奉納せりと云ふ 天正年中1573-91皆川山城守より社殿修繕費として若干の金員を奉納せりと 后久我式部が本村に館を築き加蘇野を分ちて久我加園の二村となりぬ 后ち永禄元年1558加園の城主渡邊右衛門尉當社の頽廃を患ひ本社を修理し別當寶藏院を建立し本社に奉仕せしめ神田を/前田一反五畝歩宮入田一反五畝餘歩/寄附し永遠に本社の維持を計りしより祭典の如きも他社に稀なる盛式なりと云ふ 維新の際神田上地となりしより他人の名稱になせしより該田賣却せられ遂に維持法祭典の如きも皆氏子の力によらすんはあらさるなり 社域百十一坪高丘の地にして石磴九十階を登れは左右には飛切の唐獅子ありて目を驚かすはかりなり 境内には老杉古檜矗立して空を衝くか如し 眸を轉して木の間より南を望めは眼下に宏壯なる加園小學校あり其側には荒井の流水白蛇の如く水音淙々として脚下に響き幽邃高潔自から神威の儼たるを表するものゝ如し
社掌斎藤儀平翁神前に奉納の歌に   千代かけて神にさゝけむ八握穗のたり穂の稻の實りほきつゝ
*『下野神社沿革誌』巻三-29丁(明治三十五年1902)
上都賀郡加蘇村大字加園鎭座 村社 八幡宮 祭神 譽田別命祭日陰暦八月十五日
建物本社間口七尺奥行六尺 雨覆間口三間奥行三間二尺杉皮葺 末社十一社 石華表一基延宝九年1681池田五郎兵衛奉納 石燈籠二基 氏子二百戸 社掌池田勇三同村同大字十七番地住
本社創立勸請年月詳かならす 古老の口碑には本村開闢の時勸請したるものにして本村鎭守なりと 境内に矗立せる大杉は元禄元年中の植付たること燦然として明なりと 社域四百二十四坪高燥の地にして三十六階の石磴を登りて本社に至る社境には老杉蓊蔚として圍繞し景趣頗る幽邃なり
鳥居下の手水石
  手水舎
拝殿額
拝殿右手の額 左手は読めない 立派な社殿
恐ろしげなものが イチョウが敷き詰められて
寛延三年1750 見晴らしのいい山腹に位置する
右手裏奥に鳥居 稲荷神社?
社務所 この奥に鎭座
出愛

片庭幸福神社

[かたにわ・こうふく神社]

栃木県鹿沼市加園171

栃木県内で一番新しい神社を紹介します。
2015年12月17日に片庭松夫氏によって創建される。120人の参列者によって盛大な式典が行われた。
氏は加園で大規模な農園を展開している。このあたりには「シカ飛び出し注意」「熊出没注意」などの立て看板が立っており,クマ,イノシシ,タヌキ,サル,シカ,ハクビシンなどの農業にとっての害獣が出没する。作物を守るため,害獣を駆除する必要があり,捕獲を続けてきた氏は動物たちの夢をみるようになり,供養のために神社の創建を決意する。
11月19日には社号標に「幸福・七福・稲荷・子育」と刻んであっが,さらに「出愛神社」も加わった。
石宮柱には昇り龍・降り龍が刻まれている。神札はいまのところ「稲荷神社」が収められている。参道両側に七福神など巨大な石彫が並ぶ。右手前は豊作の神・倉稲魂命[うかのみたまのみこと],産着にくるまれた赤子のレリーフが足許に彫ってある。その隣りは鯛を抱えた恵比寿天。燈籠をはさんで福禄寿,毘沙門天。左手はしから布袋尊,大黒天,寿老人,弁財天。
個人でここまでやるには相当の出費になるが高い志には問題ではない。
鳥居の右手には男女の出会いの石像。
豊作・子孫繁栄・村内安全の社として末長く栄えるよう,ここに紹介してお祝いいたします。
本殿 千木もある
稲荷神社神璽 社号標 安らかな顔の赤子
寿老人と弁財天 毘沙門天と福禄寿
大きな狛犬
男女像
左端から布袋尊・大黒天 右から二つ目が恵比寿天
入口右手

 

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