栃木県宇都宮市,氷室町,愛宕神社,川崎神社,千波稲荷神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市氷室町787

主祭神:磐裂命・根裂命
鬼怒川の東,清原工業団地の東京製鉄の西に鎮座。
口伝によれば大同二年807の創建。文字で残っているもので元禄四年1691の虚空蔵石造と寛政二年1790「星宮大明神」額がある。天保三年1832神祇伯雅寿王より「星宮大明神」の幣帛を賜わる。
鮮やかな朱塗りの平成五年鳥居のつぎに風格のある木製両部鳥居。
鳥居左手に天明七丁未年1787二十三夜供養塔,土台に三猿の石像,昭和二十七年庚申塔。朱色鳥居右手に平成五年「大鳥居新築之碑」両部鳥居右手に「??供養塔」「大正十三年1924勝善神」「道祖神」倒れた「勝善神」。
境内西にあるのは地蔵堂か。
例祭:11月19日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』(1800年頃)
芳賀郡 星宮大明神 氷室村正 新右衛門
*『下野掌覧』万延元年1860
芳賀郡之部 星宮大明神 氷室村鎮座 祭主村上氏ナリ *『下野神社沿革誌』巻6-44丁(明治三十六年1903)
芳賀郡清原村大字氷室中の島鎭座 村社星宮神社 祭神 磐裂神・根裂神
建物本社一間四方 拝殿間口三間奥行二間 華表一基 末社四社 氏子六十七戸総代三員 社掌大田和金吾仝住所
本社創立は遼遠にして不詳 社域四百三十三坪平坦の地にして古杉老檜雑生して稍や深邃の趣あり 神職往時は村上氏にてありしか後大田和と改め今尚奉仕せり
両部鳥居
拝殿内
台座に三猿
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市氷室町1662

主祭神:磐裂命・根裂命
鬼怒川の左岸。記録はないが上記星宮神社社殿と同時期,元禄年間建造の本殿という。右手に明治三十五年1902八月の台風で半分に折れた樹齢350年程の赤樫の御神木に注連縄が張ってある。
朱色の鉄製鳥居は崖に立っており正面から撮影できないので写真では足下が欠けてしまう。
旧石鳥居柱,崩壊した石燈籠などが杉の切り株の上に保存されている。昭和十一年1936石燈籠。拝殿右手に真新しい石祠が3基並ぶ。狛犬は平成2年1990。境内から東に水田が広がる,とても気持ちのいいところ。
例祭:11月19日
旧鳥居柱
東に水田
愛宕神社

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県宇都宮市氷室町1317

祭神:火産霊命
貞享三年1686江戸芝の愛宕神社御分霊を勧請して創建。参道の敷石も模したという。御神体は貞享三年1686石製地蔵尊で台座に「愛宕山本事地蔵法華千部供養祈願主当氷室村貞享三寳天初秋天台沙門法印榮賢曰」と彫られている。
入口左手に「南無阿弥陀佛」二段の安永三年1774六地蔵,寛政四年1792二十三夜供養塔など。
例祭:11月19日。
川崎神社

川崎神社

[かわさき神社]

栃木県宇都宮市氷室町1421

石製鳥居一基,川崎神社社号標,石燈籠一対。社殿内には左右に石祠,中央に地蔵様の石像が祀られている。詳細不詳。
矢板市川崎反町に地名からとった川崎神社があるのみで,もとは星宮大明神と称した。したがって栃木県内には氷室以外に川崎神社は鎭座しない。なんとか権現,大明神を維新に際し改号したと推測する。
稲荷神社

千波稲荷神社

[いなり神社]

栃木県宇都宮市氷室町2903

主祭神:倉稲魂命
栃木県農業大学のすぐ東の千波稲荷古墳上に鎮座。詳しいことは分からない。
北側の石祠
南側の石祠
大杉神社

大杉神社

[おおすぎ神社]

栃木県宇都宮市氷室町1670

主祭神:大杉大明神阿波神 境内社:八坂神社・雷神社・大杉神社・風神社
123号線,清原東小学校の東,右手の山中に鎮座。すぐ南に星宮神社。
入口は分かりにくいが社殿は123号線から木間がくれにほの見える。鳥居は見当たらない。
拝殿は戸板が外されているが,木製詞本殿はまだ風雪に耐えている。平成17年に改修した旨の文字が段ボールに書いてあるので,いずれきちんとなりそうだ。
なお,2017年4月現在,本殿木製祠は拝殿内の神輿の後ろに移させれている。本殿覆屋の傷みが激しいのだろう。
南参道 道路沿い入口 道路左手の杜に鎮座
弁財天

弁財天

栃木県宇都宮市氷室町295

氷室弁天沼公園に石祠が祀られている。看板の「オオムラサキ」は日本の国蝶で,ここでは毎年6月末頃,清原東小学校の児童によって放蝶会が行われている。