両宮神社

[りょうぐう神社]

栃木県宇都宮市上籠谷町1542-5 かみこもりや

主祭神:伊弉冊命・事解之男神・速玉男命・別雷大神
神明宮の真東。かつて上組に「別雷神社」,下組に「熊野神社」があり,互いに村社を主張し合意をみなかったために,村の中央に両社を合併,遷宮し,大正五年1916十一月二十日に両宮神社を創建した。
昭和二十五年1950に国から境内地を譲与されたことを記念して昭和二十八年1953に旗杭が奉納された。平成十二年2000御影石の由緒沿革には昭和二十年1945十二月宗教法人令により無償譲与されたと刻まれている。
昭和三年1928建立の社号標に「大正九年1920十一月十八日指定」とあるのは「神饌幣帛供進神社指定」を受けた日付。
境内左手に上籠谷集会所。
*『下野神社沿革誌』巻六-44丁(明治三十六年1903)
芳賀郡淸原村大字上籠谷字堀内鎭座 村社 熊野神社 祭神 伊弉冊命 速玉男命 事解男命
建物本社三尺四方雨覆一基 末社三社 氏子六十九戸
本社勸請年月不詳 社域一千四十一坪 古樹蔚然として生へ茂り頗る幽静なり

錫三つ
拝殿内
旗杭 左手に集会所
由緒沿革 旧手水石など
石碑群
旗杭 神庫か
神明宮

神明宮

[しんめいぐう]

栃木県宇都宮市上籠谷町2051

祭神:天照皇大神
鬼怒川左岸の田園地帯。下記宇賀神社の南。
2014年7月現在,かなり荒廃している。かつては石鳥居があった。
扉が外れていたので参拝すると大きめの木製祠とその五分の一ほどの小祠。小ぶりの狛犬一対。ひとつ落ちていたので台座にお戻しした。
入口 ほどなく石段 社が見えてくる
狛犬が離れていた
吽が落ちていたので 台座に戻す
石鳥居があった 鎮座の杜
宇賀神社

宇賀神社

[うが神社]

栃木県宇都宮市桑島町625 くわじま

祭神:宇迦之御魂(倉稲魂命)
鬼怒川左岸の田園地帯。東隣りに釣堀。西隣りに鬼怒川の土手が見える。
小ぶりながら鰹木・千木を備えた立派な社殿。昭和三年1928拝殿額。
昭和七年1932の狛犬は前脚にあごを乗せて尻を立てたユニークな造形。
入口に明治八年1875生馬大神と馬力神。
昭和五十九年1984石鳥居の南に「正徳元辛卯1711九月吉日」庚申供養塔。
ちなみに宇都宮には宇賀神の姓の知人が数人いる。
例祭:11月19日
*『下野神社沿革誌』巻五-7丁(明治三十六年1903)
河内郡瑞穗野村大字桑島新田鎭座 村社 字賀神社 祭神倉稻魂命 建物本社間口一尺二寸奥行一尺九寸 拜殿間口三間奥行二間半 華表一基 氏子二十四戸
本社創立は安政三年1856にして本地開墾主任宇都宮町菊地長四郎の勸請なり 其當時領主戸田氏の許しを得て字神の森に鎭祭す 社域四百八坪淸洒の地に在り

立派な本殿
神庫か
正徳元辛卯1711
鎮座の杜
上籠谷には龍神宮があったが現在社は特定できない。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
芳賀郡 竜神宮 上籠谷 円通寺

 

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