三嶋神社

[みしま神社]

栃木県宇都宮市野高谷町739

祭神:大山祇命・大己貴命・少彦名命 配神:宇迦之御魂命
寛徳二年1045伊豆の三嶋神社より御分霊を勧請して字神山の地に創建。永仁ころ清原朝臣芳賀左兵衛尉高俊が飛山城を築くにあたり当社を鬼門除けの社として崇敬した。応永二十二年1415社殿新築。慶長四年1599下高谷に遷座。寛政十二年1800に新築した社殿が現行のものである。
昭和八年1933三月三日字北裏稲荷神社を合祀,相殿に宇迦之御魂命を祀る。
大正十四年1925社号標のうしろに旧鳥居笠木。平成19年2007石鳥居。平成3年1991狛犬。
社殿右手に見事な金精様。文化四年1807石尊大権現。
例祭:11月29日
例祭前日夕刻に年当番と世話人が各戸より収穫した米を炊いて一戸一人に一升の白米飯を椀に盛り供する。氏子全員が食べ終えた後,翌年の当番および世話人に跡目を引き継ぐ。明治中期の氏子数は35戸,昭和38年1963ころの氏子数は81戸であったが平成18年には98戸に増えているので,かなりの量になる。
*『下野神社沿革誌』巻6-43丁(明治三十六年1903)
芳賀郡清原村大字野高谷鎭座 村社 三島神社 祭神 大山祇命
建物本社間口六尺八寸奥行八尺五寸 拝殿間口三間奥行二間 木鳥居一基 石燈籠二基 氏子三十五戸 社掌赤羽吉郎平
本社創立不詳 社域四百七十六坪字森に在りて末社四社を有せり

野高谷では下記の社が記録されているが,該当社は未決。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』(1800年頃)
芳賀郡 大神宮 野高谷 自乗院

野高谷町公民館兼社務所
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県宇都宮市野高谷町91

主祭神:宇迦之御魂・猿田彦命・大宮女命
元禄年間1688-0704京都伏見稲荷より御分霊を勧請して創建。平成5年1993本殿修復。
上記三嶋神社と氏子は重なっている。
賽銭箱に浮き彫りで「稲荷神社」,平成20年「稲荷神社鳥居建立記念碑」
鳥居脇石塔に「二十三夜神」の珍しい文字。
芳賀工業団地の西のはずれ,道幅がないので,ここにたどり着くのは少したいへん。
例祭:11月10日
例祭日には甘酒をふるまう。
二十三夜神
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市刈沼町118-4

主祭神:国常立尊・磐裂神・経津主神・根裂神
創建不詳だが,永禄五年1562,直井淡路守道昌が再建したと伝わる。天保二年1831神祇管領より星宮大明神の神璽。明治三十九年1906,刈沼南端に位置する字鎮守林面から現在地に遷宮,同時に瀧尾大明神を合祀。
『栃木県神社誌』昭和39年版には主祭神として「北土星国常立尊・宵明星磐裂神・夜中明星経津主神・暁明星根裂神」と記録されている。
貯水沼を見下ろす小高い丘陵上に鎮座。「ゆいの杜」の名がつけられている。
社殿右手の二段積み丸石が珍しい形。文字はなかった。
例祭:11月19日
*『下野神社沿革誌』巻6-44丁(明治三十六年1903)
芳賀郡清原村大字刈沼鎭座 村社 星宮神社 祭神 磐裂神・根裂神
建物本社四尺四方 拝殿間口二間奥行四間 末社三社 華表一基 氏子十四戸
本社創立不詳 社域六百七十六坪を有し字鎭守林面に在り

下記の社が記録されているが,「苅田」と植字されており比定未決。薬師院は板戸の琴平神社付近に現存するが。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』(1800年頃)
芳賀郡 星宮大明神 苅田 薬師院

星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市刈沼町480

主祭神:磐裂命・根裂命
刈沼町公民館のとなりを入っていくと,それらしい建物がある。左手に明治十一年1878の二十三夜塔が半分埋もれている。右手に六手観音二基。二十三夜塔,明治十一年1878庚申塔,石宮が並ぶ。小ぶりの鞘堂に地蔵二基。
公民館前の草地に,やさしいお顔の石像。「奉納秩父坂東西国百…」年号は享保八癸卯1723か。
詳細不詳。

 

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