星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市幕田町166

主祭神:磐裂神・根裂神 配神:大物主命・素盞嗚命・大日孁貴命
境内社:八坂神社・菅原神社
嘉祥年間848-851横田越中守頼業により郷内守護のため創立された古社。残念ながら戊辰戦争の戦火で古文書等も焼失してしまった。
幕田[まくた]は,もと蒔田と言ったが,収穫時期に祭田に幕を張って神楽を奉納したことから,幕田と称するようになったという星宮神社社祀の説と,「元古城跡ニシテ地勢正真周囲水田ヲ以テ幕ヲ打チタル如クノ状」という地誌編纂材料取調書の説がある。
『角川地名大事典』には鎮座地を「字祭田」と称したことが記録されており,奉納された狛犬の台座には「太々神楽」と刻んであり,この社が地名起源説と密接にかかわっていることが分かる。
境内は参詣すると実感できるのだが,どうも古墳のようだ。『角川地名大事典』の記述はここを指すのかどうか少し曖昧だが「星宮神社には前方後円墳がある」と書かれている。
例祭:4月23日 1093坪
*『下野神社沿革誌』五巻-38丁 明治三十五年1902
河内郡姿川村大字幕田鎭座 村社星宮神社 祭神磐裂命根裂命 建物 本社間口四尺六寸奥行六尺 拜殿間口二尺奥行二間 末社二社 氏子八十一戸
本社創立年月詳ならす社域千二十九坪を有す

拝殿内
中央:嘉永五年1852常夜燈 太々神楽の文字
右手の境内社鳥居
境内社内部 鳥居左手 さらに一社
猿田彦大神 鳥居脇から 鎮座の杜

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県宇都宮市幕田町11

主祭神:倉稲魂命
寛永八年1631創立。安塚街道沿い,姿川左岸の用水脇に鎮座。橋の名も稲荷橋。鳥居額に「稲荷大明神」。境内社石祠が4基並んでいるが,詳細は不明。広大な田園地帯である。
鳥居額 境内社
その名も稲荷橋

 

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