多藤神社

[たとう神社]

栃木県宇都宮市上横倉町623

主祭神:大己貴命 境内社:菅原神社
293号線上横倉町の交差点北。
昭和52年1977一の鳥居わきの旗杭に「奉納多藤神社」と彫られている。少し石段を上ると昭和54年1979二の鳥居があり,社殿前に 300年前の正徳三年1713や嘉永四年1851などの多数の石燈籠と,狛犬5基(3対だった)が密集している。文化二年1805の狛犬は県内では古い方だ。
拝殿軒のユニークな着色彫刻は竹に虎,本殿の朱色としっくりなじんでいる。
社殿左手に石祠7基,離れて1基。倒壊した石祠数基。
左手に十九夜供養塔と文政四年1821石燈籠つきのお堂。他にも勝善神,馬力神,六手三面観音など4基。
山腹に寛政七年1795庚申供養塔,安政七年1860庚申塔。
関白伝来の上横倉の獅子舞が奉納される。
『鹿沼聞書』には上横倉に「高尾神社」が記録されているが,発見できないのでここに記しておく。
*『下野神社沿革誌』5巻31丁(明治三十五年1902)
河内郡富屋村大字上横倉鎭座 村社 多藤神社 祭神 大己貴命
建物本社間口一尺七寸奥行一尺七寸 末社四社 氏子二十五戸
本社勸請年月詳ならす 社域二百七十三坪あり
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 高尾神社 上横倉 延命寺
正一位多藤神社
正一位多藤大明神
漫画ふう
中央:創建時の正徳三年1713
293号線から
雷電神社

雷電神社/三日月神社

[らいでん神社]

栃木県宇都宮市上横倉町700

主祭神:大雷神/月読命
創立等詳細不詳。
上記多藤神社の北の山頂に鎮座。多藤神社の西のお宅脇から山に入ると途中東西に走る細い舗装道があり,そこを渡って昭和62年1987の石鳥居をくぐる。その先に木製鳥居の遺構がある。延々と杉木立の山道を登るが上方には何も見えてこない。台風と大雪で倒れた樹木が多数見える。息を切らして進むと石鳥居が倒壊しており,ほどなく巨岩を背にした石祠に出会う。中に月のレリーフ。三日月神社である。その前に「嘉永六歳1853癸丑正月x日」と彫られた石燈籠一基。
さらに進むと頂上に雷電神社。往復で1万歩を超えるので,かなり登った所に鎮座。どうやら兜山頂上のようだ。
雷神さま 右端に 山頂
付近の大岩 三日月神社
三日月さま 嘉永六歳1853石燈籠
一の鳥居 振り返る 鳥居跡
あともう少し 振り返る 中央山頂に鎮座
御嶽山神社

御嶽山神社

[おんたけさん神社]

栃木県宇都宮市下横倉町444

主祭神:国之常立命・大己貴命・少彦名命 配神:猿田彦命・金山彦命
創立等詳細不詳。
田川左岸の岩山の頂上に鎮座。田川を挟んで撮影した写真の崖の左端に見えるのが本殿石宮。陽も傾きかなり高そうなので,老骨が一時的に若返るまでごかんべんを。
保古神社

保古神社

[ほこ神社]

宇都宮市・下横倉町650

配神:[高龗神]

主祭神:天御中主命 配神:高龗神[たかおかみのかみ]
日光街道宇都宮動物園の東を流れる田川から東に300mに長屋門の立派なお宅がある。この東隣りの山裾に鎮座。
「安政二歳卯十二月吉日」の明神鳥居。「政」の字が縦に「正+又」の形で刻んである。ほかに境内社の,明治に建てられた3基の鳥居が見える。
「明和九壬辰年九月吉日」1772の石燈籠。
本殿右手に「天明六丙午 雲?」1786の石燈籠。
「文化十一甲戌4月吉日 礒野氏」1814の石燈籠。
「嘉永六歳癸丑」1851の石燈籠。
「明治三十年酉十月吉日 若林氏」の石燈籠などが残されている。
左手の鳥居は推定「明治二十一年戊子十二月」,右手の2基は文字なし。額も読めない。
『栃木県神社誌』では境内社の貴船神社の祭神が「高龗神」 。礒野さんのお話では,南の方の現在は田になっているところに貴船神社があった。農地改革で境内も開拓され,消滅する際に礒野さん宅の氏神であった保古神社に合祀された。「ほこ」はもと「鉾」で,縁起のいい「保古」に変わった。貴船の石塔その他一切残っていない。鳥居も誰かが買い取って持っていったとのこと。現在の境内社の鳥居も明治のもので無関係だが,たしかに合祀されているとのこと。
ここに田川の流れをおさめているのは高龗神である。
1848年ころから明治中頃まで,天棚をつくり,天祭を行っていた。
境内社のひとつは倉稲魂命の稲荷神社。
礒野さん宅は室町からの旧家で横倉守を名のり足利氏について京に遠征もした。長屋門は扉のついた本格的なもので,享保2年1717建造。屋根は銅に葺きなおしてあるとのこと。たしかに古い,そろそろ300年になる。
本殿:権現造石葺  例祭:9月19日
*沿革誌では貴船は木船で記録されている。
* 『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)5巻31丁
河内郡富屋村大字下横倉鎭座
村社 木船神社
祭神 高龗神 建物本社間口一尺奥行一尺二寸 氏子十八戸・総代員 社掌
本社は字元屋敷に在りて社域二十九坪を有す

保古神社の鳥居 保古神社
左手の境内社鳥居 右手の境内社鳥居
享保2年の長屋門 この右手裏に鎮座 進行方向突き当たりに鎮座

 

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