鹿島神社

[かしま神社]

茂木町・小深172 おぶか

主祭神:武甕槌命 境内社:八雲神社
那珂川が大きくカーブして直線になる左岸ぎりぎりに鎮座。崖になってるようで下の方に流れが光っている。高さがあるため水難には遭遇していない。道路からは一段下がったところに社殿がある。由緒と毒石伝説は下記の『下野神社沿革誌』を。まさか流れてはこないだろうから空から落ちてきたのか,いったい何の石だったのだろう。
風格のある両部鳥居に「鹿嶌神社」と山かんむり。昭和63年1988に拝殿を改築している。改築の経緯ならびに氏子の感動を刻んだ記念碑と寄贈者芳名稗とが拝殿右手前に並んでいる。昭和63年1988口の赤い狛犬。
さて,右手の覆屋内に古風な本殿と境内社二祠が祀られており,目を引く。これは天明八年1788に小深の一本木に創建された天王さん,素盞嗚命の八雲神社で,戦前に合祀し移築した。
祭日:9月最終日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻六・31丁
芳賀郡中川村大字小深字後月鎭座 村社 鹿島神社 祭神 武甕槌命 建物本社三尺二寸四方 華表一基 氏子六十七戸 社掌瀧田平馬
本社創立は文明四年1472にして宥源行者の勸請なり 社傳に曰く応仁二年1468九月廿九日の夜那珂川(當村地内)に突然大石出顕し此石より毒氣を發し諸魚斃死し平水と雖も水巻き浪荒く殊に大洪水の時は破船多く人皆之を苦めり 故宥源之を憂ひて鹿島大神に祈願しけれは忽焉として害止みけり 翌文明四年1472霜月朔日を以て祠を建て鹿島本宮より御分霊を奉遷し本村の鎭守と崇敬す 當時領主茂木上総介治興より拾五貫文及ひ御供米十五俵下賜せらる 寛文二年1662九月廿八日領主細川豊前守より金貳兩米十五俵寄附せらる 正徳五年1715六月本社再建の砌り領主細川長門守より金七兩貳分寄附せられ領主累代崇敬の社なり 社域二百十四坪清洒の地に在り 
鳥居額
本殿
本殿 本殿裏手
口と歯が赤い
拝殿改築記念碑 右手の八雲神社
風雪に耐え 拝殿にあった?
変わった注連縄
那珂川 那珂川 2016/4/27

 

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