八雲神社

[やくも神社]

那須烏山市・中央1-16-1

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:素盞嗚命
境内社:市神社(大市姫命)
境外社:荒神社(奥津比古命・奥津比女命)
永禄三年1560創建。大桶に今も鎮座する天王樣より勧請。明治三十六年1903刊『下野神社沿革誌』には社殿造営中とあり,また「山あげ」の記述がある。活字がつぶれていて判別しにくいが「鳥山園祭」といったらしい。
手水舎脇の大正十一年1922五月「八雲神社遷宮記念碑」に,大正三年1914中町から現在地の毘沙門山腹に遷座と刻まれている。
明治卅五年1902石燈籠。大正四年1915石鳥居。昭和三年1928社号標。大正四年1915賽銭箱,石燈籠。大正五年1916狛犬。
社務所の入口に平成二十年「御遷座四五〇周年記念事業本殿拝殿大改修社務所新築」板書。
例祭:7月20日以降の金土日曜日,山揚げ祭礼
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 正一位 牛頭天王 烏山 斎藤権久
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・24丁
那須郡 烏山町大字烏山字仲町鎭座 村社 八雲神社 祭神 素盞嗚命 祭日陰暦六月廿日より三日間 本社間口五尺五寸奥行一間一尺 神門一棟 華表一基 石燈籠二基 青銅製水盤一基 ­末社一社 氏子四百八十戸 社掌黒崎登喜壽仝町仝大字住
本社創立は永禄三年1560にして諸國疫病流行により疫癌消滅祈願の爲めに町内中央の地に勸請す 延宝六年1678石垣を造築す 後天明年間及ひ明治八年仝十年中町家火災の際本社も延燒に罹る 故に今仮殿に在りしか目今壯麗なる宮殿建築中にあり 社域廿七坪淸洒の地に在り 祭典には遠近の士女四方より麕至し賽する者多く此日種々の山臺を造り出し頗る奇觀にして之を鳥山園祭と稱して其名世に高し
 
本殿
市神社 市神社の由来
北側の鳥居 井戸
右奥は神庫 遷宮記念碑
社務所 毘沙門山遊歩道へ
厳島

厳島神社

[いつくしま神社]

那須烏山市・中央1-9-9

旧地名:那須郡・烏山町田町尻
主祭神:市杵嶋姫命・多紀理姫命・多紀都比賣命
境内社:福禄稲荷神社・水道神社
天正十九年1591創立の能泉寺の守護神として創建され,江戸末期に現在地に遷宮。裏山に浅間神社があった。
拝殿社号額左右に大正六年1917寄付芳名板書。
本殿右手に稲荷神社,左手に明治四十年1907水道碑と石宮二基。
例祭:旧暦8月1日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・25丁
那須郡 烏山町字田の尻鎭座 無格社 厳嶋神社 祭神 思兼命・市杵島姫命 祭日陰暦八月一日 建物本社六尺四方 拜殿間口二間奥行九尺 華表一基 末社一社 信徒二百五十人總代二員 社掌同上
本社は鳥山町五社の一社なれとも創立詳ならす 社域二百廿五坪馬塲の左右に神池ありて境内には老松楓樹ありて秋の紅葉水面に相映し風色頗る愛すヘし
本殿
福禄稲荷神社
水道記念碑
八雲神社方向
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

那須烏山市・金井1-623

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:火産霊命
境内社:西宮大神宮(蛭子命・天照大神・月読命・大己貴命)
天正十九年1591烏山城主成田左衛門尉泰親が創建。
西宮大神宮は東崕稲荷の西に鎭座したが天性寺入口のえびすやしきに遷り,さらに常福院境内に,明治末に当社境内に遷宮し,ついで東の中腹に遷座した。
烏山の町から西方に見える山の頂上に鎮座。一車線の舗装道路沿いに石鳥居があるが,厳島神社から徒歩で向かったところ,一条院の墓地に入ってしまい,仕方なく上方のガードレール目指して無理やり上ってみると西宮神社の北入口に出た。狛犬一対のある石段を上って行くと覆屋根のみの拝殿?があり,その外の覆屋内に本殿。
境内左手に昭和四十一年1966摩利支天。
石段を戻ると左手下に西宮大神が見える。小ぶりの石宮,木製祠など計六祠,萬延二年1861庚申塔など四基。
長い石段を降りると道路沿いに大正十三年1924石燈籠。
例祭:4月24日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 愛宕大権現 烏山 三覚院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・25丁
那須郡 烏山町字金井町鎭座 無格社 愛宕神社 祭神 祭神軻遇突智命 祭日陰暦正月廿四日
建物本社一間四方 拜殿間口四間奥行二間 華表一基 末社一社 信徒五百人總代二員 社掌同上
本社勸請は天正十九年1591にして社領五石を附せられ衆庶崇敬の社なり 社域四百三十二坪高燥の地にしてニ百八十余階の石磴を躋れは老松蓊蔚として繁茂し東一市街を下瞰し境村の花立大將小屋の高山に望み最も眺矚に富むるの境なり
西宮大神左手の狛犬 最後の石段 本殿が見えてくる
本殿
 
摩利支天
西宮大神を見下す 西宮大神
中央に大きな碑が倒れている 聖徳太子と参道改修碑 社地復旧碑
鳥居 ここから長い石段
鳥居前の二十三夜など 町から見た鎮座の山
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

那須烏山市・金井2-14-6

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:倉稲魂命
山あげ会館の南西に鎮座,くわしいことは分からない。本殿左右に「正一位稲荷神社」額が立て掛けてある。
正一位稲荷神社
正一位稲荷神社額 右手にも額 手水石
木に隠れて鎮座する 少し西に見える
栃銀駐車場から
稲荷神社

東崕稲荷神社

[ひがしがけいなり神社]

那須烏山市・初音13-16

主祭神:倉稲魂命
享禄四年1531真言宗宝持山金鋼寿院伝法寺が酒主村に移転する際,北の守護として創建。その後,天正八年1580稲荷山光福院利勝寺を建立する際に守護神となる。寛永十七年1640までに約2キロ南の現在地に遷宮。維新の神仏分離で光福院は廃止され稲荷神社として独立した。
寛文七年1667頃当社の西に上記金井の愛宕神社末社西宮大神宮が鎭座していた。
平成九年石鳥居,社号標。
例祭:4月初午
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・25丁
那須郡 烏山町 字金井町東崕 鎭座 無格社 東崕稻荷神社 祭神 稻倉魂命 保食命 祭日陰暦二月初午日 建物本社間口五尺奥行八尺 華表一基 信徒百四十人總代二員 社掌同上
本社は往古本町光福寺境内に勸請在りしか享保十一年本地に遷座せりと 社域四百坪平坦の地にして境内には古松老櫻ありて開花爛漫の時には賽人頗る多し
本殿
由緒 車が邪魔だった
本殿右手奥
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

那須烏山市・野上1167

主祭神:倉稲魂命
294号線沿い。詳しいことは分からない。鳥居額に「白根稲荷神社」とある。左手に「足尾▢大権現/石尊大権現」。
ここから西に線路を挟んで白山神社。
白山神社

白山神社

[はくさん神社]

那須烏山市・野上1161

主祭神:倉稲魂命
294号線沿い。詳しいことは分からない。鳥居額に「白根稲荷神社」とある。左手に「足尾▢大権現/石尊大権現」。
ここから西に線路を挟んで白山神社。
整備中の裏手
鹿島

鹿島神社

[かしま神社]

那須烏山市・野上1035

旧地名:那須郡・烏山町大字・野上
主祭神:武甕槌命・木花開耶姫命・大山祇命
境内社:春日神社(天児屋根命)
推古天皇593-629の御代六条大納言高房が当地に流罪となって野上二条を名乗った。常陸国鹿島神宮に子宝祈願したところ一子を授かったので感謝を込めて創建。
大同四年809再建説は『栃木県神社誌』平成18年版で元亀二年1571に訂正された。
大正六年1917大字野山富士山の浅間神社,野山山の神の山神社を合祀。
例祭:10月第一日曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 鹿島大明神 野上 大森市正
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・22丁
那須郡 向田村大字南野上鎭座 村社 鹿嶋神社 祭神 武甕槌命 建物本社間口一間四尺奥行二間 拜殿間口三間奥行二間 末社三社 氏子七十七戸 
社傳に曰く推古天皇の御宇二條大納言高房卿罪ありて當地に配流せらる 故に野上二條と號す 時に高房子なし依て鹿嶋神社ー祈願し遂に一子を産む 此より崇信彌厚く一祠を建て鹿嶋大神を勸請し常に祭祀怠たらす 後大同四年七月十日宮殿を再建し一村の總守神となす 社域四百六十九坪淸洒の地に在り
金刀比羅

金刀比羅神社

[ことひら神社]

那須烏山市・中央3-4-10

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:大物主命・金山彦命
境内社:五社稲荷神社・旗持稲荷神社(元医王寺にあった)・四方堅め八天宮の一
文禄四年1595創立の大宝院境内にあった金毘羅様を維新に際し金刀比羅神社とした。
例祭:4月10日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・25丁
那須郡 烏山町泉町鎭座 無格社 金刀比羅神社 祭神 金山彦命 祭日三月十日十月十日 本社間口六尺奥行八尺 拜殿間口二間奥行二間半 末社三社 木鳥居一基 信徒三百五十人總代二員 社掌同上
本社創立年月詳かならす 社域百十四坪平坦の地にして泉町に鎭す 東に七合村の日操の連山に相對し那珂川を下瞰し頗る幽静にして愛すへし
壽亀山

寿亀山神社

[じゅきざん神社]

那須烏山市・中央3-7-4

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:烏山城主大久保佐渡守常春命 境内社:稲荷社(筑紫八幡宮・長者稲荷社・秋葉社)・魂霊神(歴代城主・殉国の士)
烏山城のあった城山を「寿亀山」という。大久保常春は江戸幕府老中で将軍吉宗のとき図書館を創設した。常春神社があったが明治十二年1879に寿亀山神社を領主の屋敷跡に創建した。
例祭:10月8日

八天神社

[はってん神社]

那須烏山市・旭1-1-10

旧地名:那須郡・烏山町
主祭神:安徳天皇
安政二年1855創立。鍛冶町宿尻に鎭座したが,町が発展したため新しくできた日野町に遷宮。発展[はってん]で中心部から遠ざかったので八天[はってん]と名乗るようになった。
例祭:8月16日
稲荷神社

正一稲荷神社

[いなり神社]

那須烏山市・滝田774

旧地名:那須郡・烏山町大字・滝田
主祭神:倉稲魂命
地理院地図の滝田1947に神社マーク
東江

東江神社

[とうこう神社]

那須烏山市・滝田862

旧地名:那須郡・烏山町大字・滝田字寺町 七合村
主祭神:武甕槌命
境内社:天満宮・八坂神社・熊野神社・水天宮・稲荷神社
『栃木県神社誌』平成18年版では創建不詳,『下野神社沿革誌』では延暦十四年795創立としている。五穀豊饒を祈願する獅子舞は300年以上前から奉納されていると伝わっている。
例祭:10月19日 
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 東江大明神 滝田 堅城院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・26丁
那須郡 七合村大字瀧田鎭座 村社 東江神社 祭神 武甕槌命 建物本社間口四尺五寸奥行一間 拜殿間口二間奥行三間 氏子七十一戸 社掌斎藤斎仝村仝大字住 本社は延暦十四年795の創立にして田村將軍東夷征伐の時戰勝祈願のため勸請すと云云 社域九百九十九坪高燥の地に在り
天満宮

天満宮

[てんまんぐう]

那須烏山市・城東2-4

旧地名:那須郡・烏山町大字・坂下
主祭神:菅原道真公
寛文元年1661創建。東江神社に遷宮していた時期があったが,嘉永二年1849現在地に独立。
例祭:10月25日

 

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