八幡宮

八幡宮

[はちまんぐう]

那須烏山市・宮原578

写真提供:Roku Jiiさん

旧地名:那須郡・烏山町大字・宮原
主祭神:譽田別命 境内社:開運甲子尊社(大国主命)・夫婦木神社
延暦十四年795筑紫山に創建。大同二年807現在地に遷宮。境内の略記では明応年間1492~1501に遷宮。旧郷社。
例祭:9月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 惣社 八幡宮 烏山城下 斎藤権頭
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・22丁
那須郡 境村大字宮原字森内鎭座 郷社 八幡宮 祭神 譽田別命 建物本社間口四間奥行三間半木羽葺 拝殿間口三間奥行二間半 廊下間口九尺奥行一丈 華表一基 石燈籠四基 末社 寶物軍扇一本烏山城主大久保佐渡守常春朝臣享保十二年1727八月奉納 麾一本大久保佐渡守忠郷朝臣宝暦十二年1762八月奉納 軍扇一本仝大久保佐渡守忠美朝臣嘉永三年1850正月奉納 氏子向田村境村烏山町七合村 社司欠社掌黒崎登喜壽烏山町住
本社創立は延暦十四年795にして將軍坂上田村麿東夷平定祈願の爲め斎藤宗隆に命して筑紫山(今烏山舊城趾)に勸請せしか濫觴にして大同二年故ありて琵琶原(今の宮原の地)に遷座せしむ 後那須家は勿論成田、板倉,永井、大久保の諸氏崇敬して代々社領を附せられ本社及ひ一切の建物造修祭典費をも藩廳費を維持せられ明治維新の後藩主版圖奉還と共に社領を上知せられ營繕祭典費も廃せらる 明治六年宇都宮縣第四大區二小區の郷社に定められ仝八年栃木縣の郷社に改たまる 神戦は本社勸請以降明治年問まて齊藤家にて代々詞官及ひ大宮司職を以て奉仕す 正八位齊藤松壽伊勢神宮禰宜に榮轉す後今の社司社掌の奉務たり
縁起(寶暦七年1757鳥山藩主の謄冩せるもの)に曰く宇佐八幡宮の神職齊藤々左衛門太夫宗隆霊夢に感し神靈を奉して東國化導の爲め東下し下野國那須郡湯津上村に到り征夷將軍坂上旧村麿に謁し其由來を陳述せしに常時將軍數千の鳥空中に一の神幣を擁し飛行せるを看出し奇異の思を起し直に其群鳥の止まる地に宇佐八幡宮を勸請すへしと斎藤宗隆に命し延暦十四年鳥の止まる筑紫山(是より鳥山と云ふ)に勸請せり 後大同二年本社の神幣飛出し琵琶原(此の琵琶原は三面那珂川を繞らし天然の地形琵琶の狀をなす故に此の名あり)に飛降せしにより爰に宮殿を建て遷座せしむ 此より琵琶原と改め宮原村と稱す 後應永廿三年1416那須家の澤村五郎資重筑城し筑紫山八幡宮は本城の守護神とし本社も又鎭護の神として深く崇敬あり
永禄三年1560那須修理太夫資胤佐竹氏へ應援をなし奥州小田倉合戦の節本社に戦勝を祈願し勝利により其報賽として本社の御扉六枚に寄附を添へて奉納せられ其後那須家福原に移り後烏山城主數氏代るも皆本社を以て鳥山本城の鎭護領内の總社として社領五石を寄附せられて崇敬あり 社域三千二百八坪平坦の地にして二百七十餘間の長馬塲を有し(此馬塲は鳥山に向へ)境内及ひ馬塲の両側には古杉森々として風致頗る幽邃にして雅致あり(明治十八年本社維持の一端とし馬塲両側杉樹枯藁の跡地へ齊藤松壽發願者となり縣廳へ願済之上漆苗木を寄附して植付しは本縣に於て郷村社境内に植付の嚆矢とす
由緒
本殿解説 本殿
神楽殿
開運甲子尊社
神馬・神輿庫 宮司宅に冠木門
明和五年1768石燈籠
夫婦木神社
烏山農民一揆記念碑
浅間

浅間神社

[あさま神社]

那須烏山市・宮原528

旧地名:那須郡・烏山町大字・宮原
主祭神:木花咲耶姫神
慶長十四年1609勧請。
例祭:4月17日
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

那須烏山市・宮原457

旧地名:那須郡・烏山町大字・宮原字森下
主祭神:倉稲魂命 境内社:天満宮・水神宮
本社創立等不詳。
例祭:9月29日
十二

十二所神社

[じゅうにしょ神社]

那須烏山市・上境225

旧地名:那須郡・烏山町大字・上境
主祭神:天神七代・地神五代 配神:素盞嗚命・倉稲魂命・菅原道真公・水速女命・伊弉諾命・伊弉冊命 境外社:八坂神社
大同三年808創建説が残っていて『下野神社沿革誌』の明応七年1498は社殿大造営の年とされる。 明治四十五年1912六月,稲荷神社,十二所神社,天満宮,水神宮,熊野神社を合祀。
例祭:11月第一日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・24丁
那須郡 境村大字上境鎭座 村社 十二所神社 祭神 天神七代地神五代之大神 建物本社九尺四方 拜殿間口三間半奥行二間 氏子百五戸
本社創立は明應七年1498にして一村の鎭守神と崇敬す 社域三百九十一坪を有せり
八坂

八坂神社

[やさか神社]

那須烏山市・上境1066-1

旧地名:那須郡・烏山町大字・上境
主祭神:素盞嗚命

稲積

稲積神社

[いなづみ神社]

那須烏山市・下境1406

情報:▶関東ふれあいの道

旧地名:那須郡・烏山町下境
主祭神:倉稲魂命・大己貴命・少彦名命 配神: 境内社:天満宮・十二所神社・八雲神社 境外社:解石神社・愛宕神社
永萬元年1165稲積城の艮守護として創建。須藤宗資は甲斐国稲積庄に逃れていて稲積明神に帰国を祈願していた。『下野神社沿革誌』は別の由来を伝えているが,社号は稲積明神に由来する。
本殿は元亀元年1570造営の貴重品。寳物に天文三年1534,寛政八年1796奉納の大絵馬など。
例祭:11月23日 8月第四日曜に獅子舞奉納
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・23丁
那須郡境村大字下境鎭座 村社 稻積神社 祭神稻倉魂命 大巳貴命 少彦名命 建物本社間口一間一尺奥行一間三尺 拜殿間口四間奥行三間 末社四社 華表一基 氏子百四十六戸
社傳に曰く本社は那須下野守資淸の嫡子宗資源氏に属し平治の亂に一家滅亡により浮浪の身となり甲斐國に在りし時稻荷大神を崇信して本領安堵を祈願し遂に心願成就して歸國本領安堵しけれは報賽として本社を勸請すと 後明應四年1495の再建なりと 社域一千四百六十七坪字外城平に鎭し境内高燥の地にありて眺望に富み又本社裏には奇岩怪石の一丘ありて其岩中に毎年稻を生し悉く豊熟せるを以て稻積の社と云ふ 神職は徃古より小林家にて代々怠たらすして奉仕せりと
解石

解石神社

[とげし神社]

那須烏山市・下境1406

情報:▶関東ふれあいの道

旧地名:那須郡・烏山町下境
主祭神:木花開耶姫命
殺生石のかけらが飛んできたところから解石山と名付けられた那珂川を見下ろす山に鎭座。「関東ふれあいの道」の途中。本宮と奥宮。上記稲積神社の境外社。
十二

十二所神社

[じゅうにしょ神社]

那須烏山市・横枕417

旧地名:那須郡・烏山町大字・横枕
主祭神:天神七代・地神五代 配神: 境内社:
明応元年1492創建。昭和56年1981社殿新築。
例祭:11月第二日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・24丁
那須郡境村大字横枕鎭座 村社 十二所神社 祭神 天神七代地神五代之大神 建物本社間口四尺奥行一間 拜殿間口二間半奥行一間四尺 氏子三十二戸
本社創立不詳 社域三百六坪字芦ケ澤に在り
十二社

十二所神社

[じゅうにしょ神社]

那須烏山市・大木須3719

旧地名:那須郡・烏山町大字・大木須 境村
主祭神:天神七代・地神五代
慶長元年1596の創建。91坪の境内に小ぶりのトタン葺木製詞が祀られている。
例祭:11月第三日曜日
八坂

八坂神社

[やさか神社]

那須郡・烏山町大字・大木須

旧地名:那須郡・烏山町大字・大木須
主祭神:素盞嗚命
大同二年807天王平に創建。天文元年1532焼失の際,村人の金八が御神体を運び出し,天王平の艮方の鳥居戸に奉祭,永禄三年1560に現社殿を新築した。したがって『下野神社沿革誌』の創建年をはるかに遡る。
例祭:11月第三日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・24丁
那須郡 境村大字大木須鎭座 村社 八坂神社 祭神素盞嗚命 建物本社間口一間奥行一間半 拜殿間口三間奥行二間 末社一社 氏子二十戸
本社は永禄三年1560の創立にして一村の鎭守神たり 社域二百二十三坪字宮内に在り
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

那須烏山市・大木須2274

旧地名:那須郡・烏山町大字・大木須2759/?2274
主祭神:火産霊命 配神:譽田別命・大物主命・大山祇命・伊弉諾命・伊弉冊命・木花開耶姫命 境内社:琴平神社・大杉神社
延宝元年1673創立。32坪の境内に小ぶりのトタン葺木製祠。
例祭:11月第三日曜日
湯殿

湯殿神社

[ゆどの神社]

那須烏山市・大木須2471

旧地名:那須郡・烏山町大字・大木須
主祭神:大山祇命
創建不詳。93坪の境内に小ぶりの石宮。
例祭:11月第三日曜日
熊野

熊野神社

[くまの神社]

那須烏山市・小木須1447

旧地名:那須郡・烏山町大字・小木須
主祭神:伊弉諾命・速玉之男命・事解之男命 配神:大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命・大山祇命・倉稲魂命
永禄元年1558名主小林主水が勧請。天正三年1575以降に日光神社,大杉神社,稲荷神社を合祀。五社明神と称した。示現神社の呼称も記録されている。
例祭:11月第三日曜日
浅間

浅間神社

[せんげん神社]

那須烏山市・小木須1699

旧地名:那須郡・烏山町大字・小木須 境村
主祭神:木花開耶姫命
天正元年1573名主宮川俣久右ェ門が創建。78.2坪の境内に小ぶりの石宮。
例祭:11月15日
湯殿2

湯殿神社

[ゆどの神社]

那須烏山市・小木須2391

旧地名:那須郡・烏山町大字・小木須
主祭神:大山祇命
宝暦十三年1763村民川俣右門が創建。287坪の境内に小ぶりのトタン葺木製祠。
例祭:11月第三日曜日
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

那須烏山市・小木須2416

旧地名:那須郡・烏山町大字・小木須
主祭神:磐裂神・根裂神・天之御中主神
大同二年807村民川俣宅右衛門が創建。境内には虚空蔵堂も。鰻を食べない風習が残る。
例祭:11月15日

 

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