三嶋神社

[みしま神社]

那須烏山市・大桶577

旧地名:那須郡烏山町大字大桶 七合村
主祭神:大山祇命 配神:火産霊命・大日孁貴命・保食神・月読命・別雷命・木花咲耶姫命 境外社:八雲神社(大桶牛頭天王)
由来板書に「静岡県伊豆の三嶋神社の分詞と伝えられている。三嶋神社より分霊を受けて来る時に御魂を桶に入れて背負って来た由「大桶」の地名になったとの民話がある」
「天喜三年乙未1055後冷泉天皇の代里長大胡理右ヱ門伊豆の国田方郡三嶋神分霊を村里の勝地清水(上大桶)と云う所に勧請し後ち永禄十年丁卯1567九月分けて字根古屋の照明寺境内に遷し下の宮と云う清水にあるのを上の宮と称する。明治六年1873五月氏子一同協議の上 上・下の宮を合併して字新地古城跡七曲内へ遷宮出願許可あり明治九年1876陰暦九月十七日字地古城跡七曲に遷す。…略… 延宝七年1679烏山城主板倉重道侯時代寺社改帳には,大桶三嶋明神・神主齋藤左近・社内三十四間,十六間とある」
昭和48年1973石鳥居。社務所右手に文化十一甲戌年1814熊野塔。
社務所の額には悩まされる。左から右に「社務所」と大字で書かれているのは読めるが,その上の小字は左から読むと意味不明。右から読むと「季三戊午」なのでこれも意味不明だが一応「ときは三月つちのえうま」で昭和五十三年1978の三月と推定できる。ほんとうはなんと読むのだろうか。
鳥居から杉の参道を進み,広前手前左右に土塁様のものが積まれている。
南に500mほどの294号線沿いに鎮座する八雲神社は当三嶋神社の境外社になっていて,小社であるが烏山では重要な神社である。
例祭:10月9日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 三島大明神 (空白)
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・27丁
那須郡七合村大字大桶鎭座 村社 三嶋神社 祭神 大山祇命 建物本社間口五尺奥行三尺八寸 拜殿間口二間奥行九尺 末社一社 氏子九十三戸 本社創立不詳 社域二千四百十三坪字新地の平坦の地に在り
平成8年狛犬
由緒 旗竿庫
境内社
拝殿額
本殿 拝殿内
社務所額 古札等納所
熊野塔 土塁と神輿収納庫
土塁
八雲

八雲神社=大桶天王様

[やくも神社]

那須烏山市・大桶725

旧地名:那須郡・烏山町大字大桶 七合村
主祭神:素盞嗚尊
北方500mに鎮座する三嶋神社の境外社である。詳しくは由来板書の写真を。
烏山の中心部に鎮座する八雲神社は永禄三年1560に当社の御分霊を勧請して創建された。永禄三年に流行した疫病の退散を祈願するため城主の那須資胤が酒主村(中町十文字)の櫻井屋敷の中に,ここ大桶の天王社から分祠して素盞嗚命を祀ったのである。これが現在の八雲神社となる。
交通量の多い294号線沿いで,駐車場がないので上記三嶋神社に車を停めて歩く。
例祭:7月第三日曜日・天王祭
由来書
示現

示現神社

[じげん神社]

旧地名:那須郡・烏山町大字谷浅見 七合村
主祭神:事代主命・味耜高彦根命 配神:木花咲耶姫神・火産霊命・大日孁貴命 境内社:加茂神社ほか
東方,那珂川を挟んだ山中に鎮座する那珂川町松野の二荒山大明神の松林新田の氏子が,正慶(北朝)二年1333に創建,二年後の九月九日二荒山大明神より事代主命を勧請して鎭守とする。天文十年1541再建。天文十三年1544示現大明神,示現宮と称した。二荒の二=じ=示,荒=現で示現。同時に村名を谷浅見[やあざみ]とした。寛文元年1661祭日を九日から九月二十九に変更,平成14年まで同日を継続。維新に際し示現神社と改称。
大正十一年1922,伊勢神宮,愛宕神社,浅間神社を合祀,祭神を配神とする。
石段右手に星さんの御先祖による貴重な元禄十四辛巳天1701奉建立切石請願成就処敬白碑。その右手に石宮。
左手に文化十二乙亥天1815切石?奉納碑。
本殿右手に鳴井山加茂神社(平成9年に木造から石宮に),山之神宮,湯殿山大神,不明社。
由緒書きの摂社と末社の区別が難しい。摂社のうち加茂と湯殿山は本殿右手に。末社のうち山之神宮も同じく右手に。すると不明社は浅間,伊勢,三峯,風之神宮,稲荷のどれか。摂社の愛宕神社は,たまたま谷浅見1168の里山林山頂に見つけたところ,額に「摂社・愛宕神社」と書かれていた。
昭和三年1928石燈籠。平成二十七年社号標。
北東に,そば処一徳庵のある大松橋が見える
例祭:10月29日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 慈眼大明神 谷浅見 岩村主膳
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・26丁
那須郡七合村大字谷淺見鎭座 村社 示現神社 祭神 味耜高彦根命 建物本社四尺四方 拜殿間口二間奥行九尺 末社一社 氏子四十五戸 社掌岩村寅之助仝郡武茂村住 本社は天文十三年1544十月松野本社より分祀して示現大明神と稱し一村の鎭守神たり 社域四百五十九坪字西坪に在り 
谷浅見鎮守示現神社 由来書
谷浅見鎮座示現神社
昭和三年1928石燈籠
読めない
本殿右手 四社 鳴井山加茂神社
山之神宮 湯殿山大神 見事な石積
古札等能処
石段左手 飲んでみました 清涼な山水
石段右手
元禄十四年1701 石段左手
旗杭から
月池 日池 日池
那珂川の橋が見える 奥の山並に二荒山神社 鎮座の杜

示現神社の南に地蔵尊など三基,谷浅見下コミュニケーションセンターのところには多数の石塔が保存されている。明治二十一年1888大己貴命,寛政七年1795二十三夜供養薹,明治六年1873十九夜塔・女人講中,明治十年1877馬神祭,明治十六年1883馬神祭,年代不明の馬頭観世音,安政卯1855?庚申塔など。
愛宕

愛宕山神社

[あたごさん神社]

那須烏山市・谷浅見1168-2

旧地名:那須郡烏山町大字谷浅見 七合村
主祭神:磐火産霊命
里山林山頂に鎭座。平成13年額に「摂社・愛宕神社」とあるのは,示現神社の境外摂社であることを示す。示現神社の真西1km,中山の星宮神社の東裏手180mに位置する。
摂社とある
左手の境内社
昭和63年1988 土俵
鳥居が見える 石段を上る 頂上に社殿
鳥居を見下ろす 入口の旗竿
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

那須烏山市・中山1821

旧地名:那須郡烏山町大字中山 七合村
主祭神:磐裂命・根裂命・伊弉冊命
弘仁三年812創建。大正五年1916箱根神社,伊豆神社,愛宕神社,浅間神社,稲荷神社を合祀。
岩山を削った巨大な岩窟様の境内に鎭座。
例祭:11月3日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・26丁
那須郡七合村大字中山鎭座 村社 星宮神社 祭神 磐裂命 根裂命 建物本社間口一間奥行四尺 氏子四十一戸 本社勸請年月不詳 社域百三十八坪字白坂に在り
本殿背後の岩
旗竿
八幡宮

八幡宮

[はちまんぐう神社]

那須烏山市・中山300ノロ

旧地名:那須郡烏山町大字中山字石田 七合村
主祭神:譽田別命 配神:磐裂命・根裂命・木花咲耶姫命 境内社:星宮神社・浅間神社
延暦二年783大和国豊明宮より御分霊を勧請して創建。
例祭:11月3日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻八・27丁
那須郡七合村大字中山鎭座 村社 八幡宮 祭神 譽田別命 建物本社一間四方 拜殿間口三間奥行二間一尺 氏子十戸 本社創立不詳社域九十三坪字木通澤に在り
暗くてブレ
由緒書 拝殿左手
6社ある
戦役記念碑 大正十年1921聖徳太子 鳥居方向
鳥居は一段高いところに 右奥に本殿

 

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