星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

日光市・木和田島543

主祭神:磐裂命 境内社:稲荷神社2社・八坂神社・愛宕神社・粟島神社・石尊神社・子ノ神社・神名宮
旧地名:今市市・木和田島/河内郡大澤村大字木和田島
創立等詳細不詳。猪倉2355の星宮神社の後に創建との説がある(『栃木県神社誌』平成18年版)。しかし猪倉の方は『鹿沼聞書・下野神名帳』にも『下野神社沿革誌』にも記録されず,こちらが収録された。
この社には元禄の鳥居と石燈籠が残っている。県内では貴重品。
右の柱に「元禄四辛未天1691十一月十三日木和田嶋福田長兵衛」と刻まれている。金輪で補修されているのは平成の大震災より前の昭和24年1949の今市大地震で被災したためで,同様の修理がなされた鳥居が旧今市市には多い。
参道右手の六角柱燈籠は「元禄三庚午天1690九月廿八日敬白」と鳥居より一年前に福田長兵衛さんによって奉納された。
参道左手の円柱燈籠は「元文元丙辰天1736十一月」
尻が直角で尾を巻いた出目の狛犬は残念ながら年代不明。宇都宮市高松の白山神社の狛犬に似ている。
拝殿軒下に小ぶりの白色狛犬。神殿狛犬が外に出たか。年号が分からないが,右の方の台座に「戌十一月吉日」とあるので,左を見てみたが「年」が見つからず「奉納□福田艹」とある。嘉永の艹ではなさそうだ。このあたりは福田さんが多く,草取り中の方によると100人いたら80人は福田だよ,とのこと。
手水舎となりの石祠は明治三十四年1901。
平成六年玉垣改修。平成十年社殿改修。
昭和三年1928社号標。昭和21年1946伝統開設記念碑。
祭日:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
河内郡 正一位 星宮大明神 木和田島 村民
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 5巻-29丁
河内郡大澤村大字木和田(島)鎭座 村社 星宮神社 祭神 磐裂命 建物本社間口三尺五寸奥行三尺 拜殿間口三間半奥行二間 末社二社 氏子十六戸
本社創立年月遼遠にして詳ならすと雖も社域九百五十三坪を有し華表石の燈籠左右に列し深邃にして風色掬すへし
元禄四辛未天169 元禄鳥居の風格
手水舎
元禄の燈籠 元禄三庚午天1690
元文の燈籠
元文元丙辰天1736
星宮大明神 戌十一月吉日
明治三十四年1901石祠
拝殿右手の石祠
広い境内 消防団,公民館など 社号標
稲荷

稲荷神社

[いなり神社]

日光市・木和田島918

主祭神:倉稲魂命  境内社:稲荷神社の隠居と呼ばれる祠,山神社・雷神社
旧地名:今市市・木和田島/河内郡大澤村大字木和田島
創建等くわしいことは分からない。石鳥居に「文政十二年1829□次己王仲春王工建」と刻まれている。□は嶽かもしれない。王は三ではないように見えるので,王と称した二人が建てた? 読める方ご教示ください。二の鳥居は朱色木製に見える。少し上るとくぐり屋があり,抜けると本殿。なかなかの雰囲気だ。
青銅製額は「正一位稲荷大明神」で,本殿と上屋両方に掛かっている。江戸期までは大明神だったが,維新の際に神社に変更された。国家統制から自由になって,隠しておいた昔の額を再び掛ける社は多い。祖先が大事にしたものはありがたいものなのである。
左右の石燈籠の年代が読めない。天明四甲1784かもしれない。むずかしい書体で「稲荷御寶前燈□」「稲荷御寶前神燭」と彫られている。字配りから称号の大明神や大神は付けられていない。
その右手に「寛政十二庚申1800庚申塔」,自然石の方は昭和五十五年「出道組講中」とある。 毎月一日に「千度申し」と唱えながら社殿を十回右回りする神事を行う。
祭日:2月初午日
一の鳥居 文政十二年1829 二の鳥居
社務所? くぐり屋 くぐると本殿への石段
本殿 上屋の額
本殿屋根
神殿狛犬
鮮やかな着色
本殿にも額 左手から 二社
稲荷御寶前神燭
稲荷御寶前燈□ 寛政十二庚申1800
鳥居方向
参道も緑に埋もれ
鳥居二基 右は神庫か ここを入る
瀧尾

瀧尾神社

[たきお神社]

日光市・木和田島1322

主祭神:田心姫命
旧地名:今市市・木和田島/河内郡大澤村大字木和田島
創建等くわしいことは分からない。広大な杉の森の中に鎮座。
石鳥居は享保九甲辰年1724か? このあたりは昭和24年1949の今市大地震で被災したので鳥居も金輪で補修されている。いまだに立ち続けていて風格が感じられる。
社殿手前の石燈籠は読みにくいが「寛政十戊午天1798四月・奉納瀧尾大權現」
社殿前左右に石宮が祀られている。社号は不明。
例祭:1月15日
享保九甲辰年1724
レンズの歪みではない
本殿
社殿左手 右手
木立に紛れて鳥居
松尾

松尾神社

[まつお神社]

日光市・木和田島1775

主祭神:大国主神 境内社:稲荷神社
旧地名:今市市・木和田島/河内郡大澤村大字木和田島字八日市
創建等くわしいことは分からない。
大沢中学校のすぐ南に鎮座。
享保十乙未天1725石燈籠。元文五庚申年1740石燈籠。文化元甲子年1804石燈籠。
平成21年12月に市役所支給の石で敷石を造営した。
本殿裏手に石鳥居付きで八坂神社が祀られている。八坂神社は石宮で,寛政六年1794石燈籠,手水石が置かれている。石鳥居に「八坂神社」額。
例祭:1月5日
 
本殿 享保十年1725石燈籠
手水石 松尾神社の文字
 
年代読めず
本殿右手 文化元年1804 右:文化元年1804
元文五年1740
入口
社務所 本殿裏に八坂神社 八坂神社鳥居
八坂神社 八坂神社 石燈籠一対
寛政六年1794 八日市の文字 右奥に松尾神社
妻恋稲荷

妻恋稲荷神社

つまこいいなり神社]

日光市・木和田島1322

主祭神:特別な理由がなければ,倉稲魂命
詳しいことは何も分からない。覆屋内に石宮が祀られている。
昭和48年1973初午奉納の石鳥居脇に昭和55年1980小松原講中の庚申塔。
昭和四十年1965覆屋新築。
コメリの向かい側。背後には個人のお宅のものと思われる広大な森が繁っている。
本殿
 
狛犬 背後に森
道路から少し入る

 

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