龍神社

龍神社

[りゅう神社]

小山市・鉢形254 はちがた

主祭神[高龗神]

旧地名:下都賀郡桑絹村大字鉢形字鷹の巣254
主祭神:高龗神[たかおかみのかみ]
思川と鬼怒川の間,新四号線の東,出井交差点を右折して二本目の細い道を右折。このあたりを鷹ノ巣と言った。
朱塗りの鳥居脇の昭和57年社号標に「龍神社」
1385坪の境内に立派な社殿,鉢形鎮守。
奉納額に「八龍神」,拝殿内額に「八大龍王神社」
昭和十五年九月の石燈籠に「村社龍神社氏子」と見える。
「安永九年1780庚子九月十五日・村中安全子孫繁昌所・奉寄進石燈篭」が拝殿左右に。繁は「般+糸」。
拝殿右手の石祠は「電」文字だけ読める。さらに右手に3社が並ぶ。
拝殿左手には覆屋のある境内社。菅原道真の「天幡宮」か。
神地を清めて「千度申す・万度申す」と唱和して廻ると雨が降るとされている。
神社の樹木を盗む者には罰があたるとの伝説あり。
本殿:流造檜皮葺 幣殿:平屋造鉄板葺 拝殿:春日造鉄板葺
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡,八竜神,形*,持福院 
(*鉢形の鉢ぬけ)
*『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)4巻30丁
下都賀郡桑村大字鉢形鎭座 村社 龍神社 祭神 高靈(→龗)神 建物本社間口五尺奥行一間 拝殿間口三間三尺奥行二間 末社二社 氏子二十七戸・総代員 社掌
本社創立不詳社域一千百九十七坪を有し字鷹巣に在り

「八大龍王神」と読める
きちんと祀られている 右が安永九年
拝殿右手のものと対
社号標は「龍神社」 「龍神社」と八なし かろうじて「八龍神」
鹿島神社

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県小山市鉢形1063

主祭神:武甕槌命 境内社:稲荷神社
旧地名:下都賀郡桑絹村大字鉢形1063
鬼怒川と思川に挟まれた肥沃な田園地帯に鎮座。361坪。
明治元年1868に稲荷神社として創立された。明治十年1877に武甕槌命を祭神とし,鹿島神社と改称した。この間の事情は不明である。
鷹ノ巣の「龍神社」については「龗関係神社」をご覧ください。
例祭:11月15日
狛犬一対 鹿島の文字
山へん付き嶋
鉢形南開拓百年記念・昭和41年 十九夜塔
白髭神社

白髭神社

[しらひげ神社]

栃木県小山市出井1906 いでい

主祭神:猿田彦命 境内社:神明宮・星宮神社・稲荷神社・十二社神社・浅間神社・榛名神社・疱瘡神社・山神社・厳島神社・龍神社・磯宮神社・稲荷神社・星宮神社
旧地名:下都賀郡桑絹村大字出井字白打
創立年等不詳。
白髭神社の湧き水「御神水[おみたらすい]」で有名。出井[いでい]の地名は境内の豊かな湧き水から名づけられたという。「清水は田畑を潤し,旱魃の折には,農民各々青竹の筒に汲みて持ち帰り,雨乞いすると,必ず降雨あり」(神泉改修記念碑)
天保四年1833石燈籠。
鬼怒川と思川に挟まれた広大な田園地帯。『下野神社沿革誌』記載の境内地よりはるかに広い,8838坪。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 白髭大明神 出井 金剛寺
都賀郡 星宮大明神 出井 宝光院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 四巻 30丁
下都賀郡桑村大字出井鎭座 村社白髭神社 祭神猿田彦命
建物本社間口三尺奥行五尺 拜殿間口三間奥行二間 末社一社 氏子七十三戸 本社創建不詳字白打に鎭し社域三百九十六坪を有す
一の鳥居 御神水入口の鳥居
二の鳥居
土俵
神泉改修記念之碑
境内地8千838坪!
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県小山市出井1906 いでい

主祭神:倉稲魂命
白髭神社の南方,新4号の西に鎮座。4号を挟んだ東に下記の鹿島神社がある。
詳細は不明。
神輿殿 開村壹百年記念
手水屋舎 神庫 鳥居額
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県小山市荒井475

主祭神:磐裂大神・根裂大神 境内社:天満宮・大杉神社・石川神社・小出神社
旧地名:下都賀郡桑絹村大字荒井字大神耕地
昔は桑村だったが明治三十一年1898から桑絹村となった。明治四十年1907から小山市。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 星宮大明神 荒井 正福院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字荒井鎭座 村社星宮神社 祭神磐裂命・根裂命
建物本社間口三尺奥行三間 拜殿間口二間奥行三間 末社四社 氏子二十一戸 本社は字大神耕地にして往古より一村の鎭守なり 社域五百八十坪を有せり
由緒書
小出神社
日枝神社

日枝神社

[ひえ神社]

栃木県小山市喜沢1239 きざわ

主祭神:大山咋命 配神:大己貴命・火産霊命・市杵島姫命・譽田別命・菅原道真公・水速女命・野田霊神 境内社:神明宮・稲荷神社
創建年不詳。境内地3,548坪。元文五年1740の古文書に山王権現社地二反四畝歩除地の記録がある。手水石に寛保三癸亥1743の文字。文久三年1863石燈籠。
コンクリートの円筒に砂が盛ってあり,案内板に「家新築土木工事に際し神砂をまくとご利益あり。工事後は砂を倍にして返すこと」
参道に樹齢400年を超えるケヤキの巨木が3本と300年超の杉が聳える。少し分かりにくいが,鳥居が立っているのは国道4号線沿いで,ケヤキは国道を渡ってさらに東に延びる参道にある。そのまま東に行くと県道265号線にぶつかり,そこに旗杭が立っている。256号は旧日光街道。『下野神社沿革誌』に海の字で海道とあり1800年前後にもまだ海の字が通用していたことが分かる。
例祭:11月19日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 山王大権現 木沢 栄蔵院 喜沢は木沢とも書いた
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字喜澤鎭座 村社日枝神社 祭神大山咋命
建物本社間口二間一尺四面 拜殿間口三間半奥行一間五尺 末社二社 氏子四十五戸 本社は字海道西に鎭して社域九百七十六坪を有す
神砂 土俵
野田霊神
境内社覆屋
昭和36年1961由緒書 大正十年1921碑
国道4号線沿い 県道265号線から
橿原神社

橿原神社

[かしはら神社]

栃木県小山市羽川429

主祭神:神日本磐余彦命 境内社:星宮神社・吉田神社・琴平神社・八坂神社
当地には磐裂神・根裂神を祭神とした「星宮神社」が鎮座した。明治五年1872に九州宮崎神宮より神日本磐余彦命を勧請し星宮神社境内に橿原神社を創建した。旧郷社。
社殿すぐ後ろを新幹線が走る。その昔,明治三十九年1906に東北線を走る石炭燃料の汽車からの飛び火で社殿焼失し,大正三年1914に再建。詳細は由緒書きの写真を参照。『下野神社沿革誌』とは創建の点で多少異なる。
例祭:4月3日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻30丁
下都賀郡桑村大字羽川鎭座 郷社橿原神社 祭神神武天皇 建物本社間口二間二尺奥行二間 拜殿間口六間半奥行二間半 末社六社 氏子五十戸
本社は明治五年1872本地に橿原舊神社を勸請せんことを官に請へ允許を得初めて祠を建てて奉祀せしか濫觴なりしか後氏子人民一同相議り本社を以て郷社に崇敬致したる旨を請しに官又裁許せられ仝年十一月一日を以て郷社に定めらる 社域四千四百二十九坪字橿原の平坦の地に在り
4号線沿いの鳥居 東に入った社殿南の鳥居
手水舎 由緒書
星宮神社 吉田神社 琴平神社
神輿殿
吉田神社

吉田神社

[よしだ神社]

栃木県小山市羽川420 はねかわ

主祭神:吉田久左衛門彦出命・小出大助照方彦之命
代官と勘定組頭を祭神として文政二年1819創建。55坪。
例祭:4月3日
琴平神社

琴平神社

[ことひら神社]

栃木県小山市羽川824

主祭神:大物主命
創建年不詳。17坪。
例祭:4月3日
上宮神社

上宮神社

[かみのみや神社]

栃木県小山市南半田1711

主祭神:経津主命
詳細不詳ながら文政二年1819創建説が伝わる。境内地671坪。江戸期の別当金剛院参道に旗杭舎。維新前の呼称である上宮大明神の額が拝殿に掲げてある。
例祭:旧暦3月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 上宮大明神 半田 金剛院
正一位上宮大明神
西の鳥居 昭和十年1935遷宮の文字 金剛院
天満宮

天満宮

[てんまんぐう]

栃木県小山市飯塚1581

主祭神:菅原道真公 配神:譽田別命・伊弉諾命・伊耶冊命 境内社:八坂神社
黒川と姿川が合流する田園地帯,県道18号線沿いに鳥居が見える。隣りに維新前まで別当寺だった台林寺がある。
創建年は不明。
享保十八年1733石鳥居。
大正十一年1922に八幡宮・愛宕神社を合祀している。
例祭:11月25日 八坂神社例祭:7月14日に近い日曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 天満大自在天神宮 飯塚 台林寺
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻30丁
下都賀郡桑村大字飯塚鎭座 村社天滿宮 祭神菅原道眞公靈
建物本社間口四尺八寸奥行四尺四寸 末社一社 氏子八十四戸 本社創立詳ならす社域六百二十四坪字本町に在り
御神木切株
手水舎
享保十八年1733鳥居
熊野神社

熊野神社

[くまの神社]

栃木県小山市飯塚655

主祭神:伊弉諾命・伊弉冊命
琵琶塚古墳頂上に石宮が鎮座。5526坪。
2018年4月21日に「国史跡 摩利支天塚・琵琶塚古墳資料館」オープン。[小山市公式Web]
例祭:11月25日
八幡神社

八幡神社

[はちまん神社]

栃木県小山市飯塚1129

主祭神:譽田別命
詳しいことは分からない。

飯塚には八龍が記録されたが現在社不明。
*『下野掌覧』万延元年1860 都賀郡之部
八龍大明神 飯塚村鎮座 祭主五十畑氏ナリ
雷電神社

雷電神社

[らいでん神社]

栃木県小山市飯塚1410

主祭神:大雷命
詳しいことは分からない。
神明宮

神明宮

[しんめいぐう]

栃木県小山市三拝川岸161 さんぱいかわぎし

主祭神:大日孁貴命(天照皇大神) 境内社:天満宮・星宮神社・愛宕神社・稲荷神社・蚕影神社(保食神)・大杉神社
享保十五年1730四月創建。1062坪。
例祭:11月15日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字三拜川岸鎭座 村社神明宮 祭神大日靈貴命 建物本社間口二尺奥行一尺七寸 拜殿間口二間四尺奥行一丈 末社二社 氏子十四戸
本社創立不詳 字神明に鎭して社域九百九十一坪を有す
山田神社

山田神社

[やまだ神社]

栃木県小山市東山田259

主祭神:迦遇突智命 境内社:稲荷神社・日枝神社・須賀神社・神明宮・千勝神社
創建年不詳。至徳年間1384~87に当地を開拓した大塚氏の氏神として創建されたと推定。神仏分離で地名をとって山田神社と改称。維新前の社号不明。2898坪。
例祭:11月19日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字東山田鎭座 村社山田神社 祭神火產靈命 建物本社間口四尺奥行四尺五寸 拜殿間口三間奥行九尺 末社五社 氏子十三戸 本社創立不詳 徃時は愛宕大權現と稱せしか明治維新後山田神社と改稱す 社域二千八百五十四坪字西に鎭す
日鷲神社

日鷲神社

[ひわし神社]

栃木県小山市萱橋428

主祭神:武夷鳥命・天日鷲命 境内社:星宮神社・稲荷神社・大杉神社
康永(北朝)二年1343結城直朝が創建。結城七社の一。1951坪。
例祭:11月14日 神輿渡御:四月三日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 鷲神宮大明神 萱橋 福泉院
*『下野掌覧』万延元年1860 都賀郡之部
鷲宮大明神 萱橋村鎮座 祭主小貫氏ナリ
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字萱橋鎭座 村社日鷲神社 祭神天日鷲神 建物 本社間口一間一尺奥行一間二尺 拜殿間口三間半奥行二間 廊下間口一間半奥行二間 末社一社 氏子四十八戸
本社創建不詳 社域一千六百三十六坪を有し宇山下に在り
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県小山市向野538 むかいの

写真提供:Roku Jiiさん

主祭神:磐裂神・根裂神 境内社:天満宮・大杉神社・三峯神社
詳しいことは分からない。769坪。
例祭健田祭:11月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 星宮大明神 向野 村民
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字向野鎭座 村社星宮神社 祭神磐裂命 根裂命 建物本社間口九尺奥行二間 拜殿間口二間半奥行二間 末社四社 氏子三十戸 本社創立不詳 社城六百六十三坪を有し字星宮に在り
本殿
愛宕神社

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県小山市向野971

主祭神:迦遇突智命 境内社:八坂神社
明治六年1873創建と伝わるが詳しいことは分からない。803坪。
例祭:11月14日 八坂神社祇園祭:7月中旬
鹿島神社

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県小山市南飯田408

主祭神:武甕槌命
創建年不詳。詳しいことは分からない。598坪。
例祭:11月14日
鹿島神社

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県小山市北飯田109

主祭神:迦遇突智命 境内社:稲荷神社・疱瘡神社(大国主命)
詳しいことは分からない。1743坪。
明治四十二年1909東京の鹿島神社を合祀。
例祭:11月15日 *『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 鹿嶋大神宮 飯田 金照院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻31丁
下都賀郡桑村大字北飯田鎭座 村社鹿島神社 祭神武甕槌命 本社間口九尺奥行二間半 拜殿間口三間半奥行二間 末社一社 氏子二十一戸
本社創立詳かならす 社域一千八百七十一坪にして字半内に在り


桑 村 *『下野神社沿革誌』明治三十六年1902 4巻30丁
本村は羽川,荒井,鉢形,東山田。北飯田,萱橋,向野,出井,喜澤,三拜河岸,南半田,飯塚の薔十村を合せしものにて幅員東西凡二里十九町南北又同し 各部落の民居は其聚落を分つと雖とも左右相寄の狀あり 地勢一圓平夷にして思川に沿ひ姿川に瀕し其他は田圃平林を以て比隣相接せり 村民活潑にして殖產を競ひ共に農業を本努とし植桑養蚕等に熱心せり 舊各村沿革に付ては徃時は羽川荒井喜澤は眞岡代官所支配に属し其他は各領主を別にせるも維新後第一大區七小區中に編入せられ其後二三役塲の所轄に分属するに至り次て今日の自治村をなせしものとす
本村には郷社一社村社十一社氏子戸數五百二十戸人口四千百餘人を有す

 

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