出雲神社

[いずも神社]

栃木県塩谷郡高根沢町上柏崎303[字宮ノ前]

祭神:豊城入彦命・大国主命・事代主命 境内社:愛宕神社・琴平神社・天満宮・山神神社 境外社:八坂神社
寛延三年1750宇都宮二荒山神社の御分霊を勧請して創建。
文政八年1825旧記に「鎮守神三社大明神」とある。維新の太政官布告により大己貴命を祭神として出雲神社と改称した。
境内右手奥の覆屋には中央に大きな木製祠,手前下左右に4社。右手は琴平,天満宮,左手は山,八坂神社が判明する。すると中央は愛宕神社か。境外社だった八坂神社はこちらに遷宮したと推測する。
昭和28年1953社殿改築,平成3年1991二の鳥居移設奉納。
拝殿内の社号額は船田中氏の筆によるもの。となりの神馬の絵は昭和61年1986奉納。
昭和28年改築記念碑 昭和二年1927狛犬,石工髙橋鉄衛。
例祭:11月2日
*『下野神社沿革誌』巻7-20丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡北高根澤村大字上柏崎鎭座 村社 出雲神社 祭神 大國主命 建物本社間口二尺五寸奥行間 拜殿間口一間四尺奥行二間二尺 氏子三十五戸 本社創立不詳 社域五百三坪字宮の前の淸洒の地に在り
由緒
玉垣
本殿 拝殿内額
奉納絵
左手
隙間から 鮮やかな本殿
鳥居移設記念誌 鳥居建築東武遺族会関係者並役員名 昭和28年改築記念
一段高くなっている
右手の境内社
改築記念碑
5社祀られている
社号が分かる
三神社

三神社

[さんしん社]

栃木県塩谷郡高根沢町亀梨558[字上台]

祭神:伊弉冊命・経津主命・大山祇命 境内社:八坂神社(かつて稲荷神社・湯殿神社・神明宮・雷電社があった)
明治三年1870に大字亀梨の熊野神社,星宮神社,山神神社を合祀して三神社と称した。大正四年1915に現在地に遷宮。昭和36年1961社殿改築。
大正十年1921六月に建てられた「移転記念碑」に沿革がびっしりと漢字文で刻まれている。宇都宮中学校の鈴木熊之助先生撰文,下野中学校の龜山金治郎先生筆による。100年前の先生は偉かった。
上組に大山咋神を祭神とする山神社,中組に経津主命を祭神とする星宮神社,下組に伊弉冊命を祭神とする熊野神社があった。適地を卜い西溜入に三社を合わせて祀り三神社と称したのが明治三年1870三月のことであった。しかし地勢峭峻にして距離があり参拝に甚だ不便であったことを郷人深く憂い,大正四年1915に四月に上臺の圃中に移転し,五月に工事を開始して九月には社殿を新築することができた。役夫648人と記録されている。
祭神を櫛御気命とする説があるが,この碑文によれば伊弉冊命である。
鳥居をくぐって参道を進むと社殿の真横に出る。社号標,鳥居脇旗杭,石燈籠,狛犬,手水石,拝殿内額,境内社などすべて大正四年1915の奉納である。拝殿前の旗杭のみ大正七年1918。大正十三年1924石鳥居。 例祭:11月2日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
塩谷郡 星宮大明神 亀梨 常光寺
*『下野神社沿革誌』巻7-20丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡北高根澤村大字龜梨鎭座 村社 三神社 祭神 伊弉冊命 經津主命 大山祇命 建物本社間口二尺五寸奥行四尺 拜殿間口一間一尺奥行一間半 末社三社 氏子二十四戸 本社創建不詳 社域一千三十一坪を有し字西溜入に在り
由緒
真横に出る
境内社 手水舎
大正七年1918
拝殿内
広大な太陽光発電所
道路方向 移転記念碑
八坂神社
平成8年1996屋根葺替 万延紀元歳庚申塔1860 太白神社が見える
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県塩谷郡高根沢町飯室443[字上屋敷]

祭神:磐裂神・根裂神・経津主神 境内社:琴平神社(金山彦命)・浅間神社・湯殿山神社
天正十九年1591鈴木城主が東善寺裏手高台に創建。正徳三年1713の棟札が保存されている。宝永三年1706神前畑の寄進を受け,享保三年1718続屋改修,明治十六年1883改築,明治三十年1897石段再築。
明治四拾壹年1908社号標,同年旗杭。昭和三年1928御大典記念碑。平成18年2006石鳥居。社務所兼飯室公民館の横に社がある。内部に多数の剣が掛けられているので不動堂か。
例祭:10月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
塩谷郡 星宮大明神 士室 東勝寺 >飯室 東善寺か
*『下野神社沿革誌』巻7-17丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡熱田村大字飯室鎭座 村社 星宮神社 祭神 磐裂神 根裂神 建物本社間口二尺五寸奥行三尺 拜殿間口二間奥行九尺 末社四社 氏子二十九戸總代二員 社掌阿久津伊勢松住所同上 本社創立年月不詳 社域八百三十一坪字内屋敷に在り
格子の隙間から
拝殿内額 本殿
拝殿内右手の額 神輿
左手奥に境内社
境内社石祠
千木が見える
鳥居手前 由緒
年代不明の二十三夜供養塔 明治四十一年1908旗杭
平成18年鳥居建立記念碑 旧鳥居跡
旧鳥居跡
 
石段から お堂
お堂内 境内社が見える
太白神社

太白神社

[たいはく神社]

栃木県塩谷郡高根沢町文挾580[字沖平]

旧地名:塩谷郡・高根沢町大字文挾字神平
祭神:磐裂神・根裂神 境内社:太白神社・琴平神社(金山彦命)・稲荷神社
享保十三年1728十月創建。鈴木三介一族の氏神であった。明治五年1872より文挟の村社となる。
廣藏寺のとなりに鎮座。すぐ北に烏山線が走っている。平成十年1998社殿改築。
大正六年1917石鳥居,手水石,石燈籠。大正七年1918社号標に熟田村大字文挾鎮座と刻まれている。昭和四年1929旗杭。石段を上りきった左手に大正八年1919「村社太白神社記念碑」
本殿左手の覆屋に天満天神宮・疱瘡神社・柳寐稲荷神社・三峰神社・東照権現神社・浅間神社,庚申塔。
例祭:10月最終日曜日
*『下野神社沿革誌』巻7-17丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡熱田村大字文挾鎭座 村社 大白神社 祭神 經津主命 祭日陰暦九月廿九日 建物本社間口一間奥行一間板葺 拜殿間口二間奥行三間 木鳥居一基 氏子二十八戸總代三員 社掌加藤東十郎同郡北高根沢村大字平田二二番地住
本社創建は詳かならす往古より鈴木三介一家にて祭りたる社なりしか明治維新に際し村社に列せらる 是より一村の鎭守神と崇敬し祭典も漸盛式なり 社域百二十坪餘にして市の堀と云小川の東岡陵の地に鎭し本社正東に向ひ周圍には松杉參差として深邃の趣きあり 就中神木と稱する松の一大老樹ありて亭々と高く聳ひ颯々たる音とゝもに神威の儼たるを表するものゝ如し
【参考】
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
星宮大明神 文挟 広林寺
拝殿額 賽銭箱
道路から
本殿右手 平成10年改築記念碑 拝殿左手に境内社
左端に神輿舎
神輿
すぐ先に烏山線
大正七年1918 熟田村大字文挾鎮座
大正八年1919
文挾青年至善会 廣藏寺 不動尊
お寺入口の石祠 不動尊
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県塩谷郡高根沢町伏久571-1[字ザラメキ]

伏久は[ふすく]
祭神:磐裂神・根裂神・経津主神 境内社:大杉神社(大己貴命)・稲荷神社・天満宮・八坂神社・三峯神社・水天宮・淡島神社
文化年間1804~18以前の創建だが詳細は不明。大正八年1919ザラメキの浅間神社を合祀。大正九年1920に氏家挟間田上ノ原からザラメキに遷宮。
鳥居脇に大正九年1920「移転改築記念碑」,大正十一年1922手水石。
本殿右手の鳥居は大杉神社。大正九年1920石燈籠。大杉神社の左手に天満宮・水天宮・淡島神社,右手に三峯神社・稲荷神社。
境内右手に天保三年1832馬頭尊。東の入口に大正十五年1926勝善神。
例祭:10月30日
*『下野神社沿革誌』巻7-17丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡熱田村大字伏久鎭座 村社 星宮神社 祭神 磐裂命 建物本社間口五尺奥行七尺五寸 拜殿間口一間半奥行一間 末社四社 氏子四十五戸 本社創立不詳 社域百十一坪字上の原に在り
拝殿内
大杉神社改築玉垣改修記念
右手 大杉神社鳥居 大杉神社
大杉神社本殿 大杉神社左手
大杉神社右手 社号が分かる
勝善神 六基
大正十五年1926勝善神 鳥居跡
鳥居跡
鎮座の杜
地蔵尊

桜本地蔵尊

[さくらもと地蔵尊]

栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺2455

創建等不詳。飢饉疫病に苛まれたとき,享保三年1718に了然庵主が妙法蓮華経を書写して地蔵菩薩の台座の下に埋めて平安を祈願した。という趣旨の古文書が残っているらしい。その写しまたは現代語訳が壁の看板に書かれている。
ここからすぐのところに東雲ゴルフ場があり,その中に国土地理院の神社マークがついている。探し回ったがそれらしい痕跡は見つからなかった。あたりまえだがプレイヤーにきいても分からない。

 

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