村檜神社

村檜神社

[むらひ神社]

栃木県栃木市岩舟町・小野寺2255

主祭神:譽田別命 配神:熊野大神・大山咋命
境内社:住吉神社・浅間神社・西宮神社・織姫神社
旧地名:下都賀郡小野寺村大字小野寺字上耕地
大化二年646創建の県内屈指の古社。
大同二年807に皆川村小野口の八幡宮を合祀した際祭神を譽田別命とした。
その半世紀後857-876頃に現在地の2キロ東方,皆川村八幡沢[はちめざわ]に八幡大神を勧請したが,適地でなかったため884-887頃に当地に合祀。このときに社号を村檜神社としたのではないかと推測する。かくして延喜式神名帳に村檜ノ神社と記録される。
祭神が譽田別命であるため200年前の『鹿沼聞書・下野神名帳』には「村檜神社八幡宮」と記録された。
重厚な造りの天文二十二年1553造営の檜皮葺本殿前に享保丙午歳1726石燈籠,大正十二年1923天水鉢。
本殿右手に境内社覆屋と石宮多数。覆屋内4柱の一は織姫か。他の崩れかけた石祠は西宮の方に合祀。
左手社務所脇に杉の巨木。その奥に西宮神社。明治八年1875石燈籠。
明治期に「神木と稱する古檜は周圍二丈余にして中段より六本に分れ何れも蔚々として天に聳ひ」と『下野神社沿革誌』に記録された村檜神社の御神木は残念ながら大正末期に2000年の寿命を終えた。
拝殿はない
本殿正面
三柱
神門 神門内
社務所
神楽殿 本殿右手の境内社4柱?
本殿左手,浅間?
西宮神社
境内には古檜老樹蓊蔚として
鳥居方向 神門から本殿 七十八階の石磴を躋れは神門あり
鳥居方向 石段途中に住吉神社

石の神橋を渡ると木製両部鳥居。
入口に明治二十有二年己丑1889中秋望建設と刻まれた社号標。石燈籠は元治二年1865。
手水石は文政三年1820奉納で深彫りの馬のレリーフ。
于時文化九年1812申八月十五日と明瞭に刻まれた石燈籠。消えかけているがもっと古い文化四丁卯年1807らしき石燈籠。
狛犬脇に寛政四壬子1792石燈籠。
石の反橋
兩側にあま犬對向し
寛政四年1792 杉の巨木
かなりの迫力
手水舎 文政三年1820手水石
文化九年1812 推定文化四年1807
社号標下にポスト
二の鳥居周辺には多数の記念碑が立ち,情報量が多いので一部を記すにとどめる。
鳥居右手の大正十五年1926記功碑には「當社ハ式内ノ古社トシテ深キ由緒ヲ有シ…財産過少ニシテ経営ニ困難シ來リシヲ…」氏子の総力によって神社経営の永遠の基本金を確立できたことに謝意を表して記念碑を建立した旨が刻まれている。
山林管理諸事項決定記念碑。
昭和二十五年1950境内無償譲與・御玉垣建設記念碑。昭和三十七年1962境内整備記念碑。
大正十二年1923御本殿修理・石鳥居建設記念碑。大正十三年1924田壹段貳畝拾歩寄付碑。明治廿二年1889田壹段貳xx寄付碑。
西暦一九九〇の文字が見える祝御大典碑。
例祭:10月17日 4月15日 11月29日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
式内十一社 村檜神社 村檜神社八幡宮(小野寺) 村人
*『下野掌覧』万延元年1860都賀郡之部
延喜式ニ載タル當國十一座 村檜神社 小野寺村ニアリ
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-59丁
下都賀郡小野寺村大字小野寺字上耕地鎭座 郷社 村檜神社 祭神 譽田別命 建物本社間口三間奥行四間 拜殿間口七間奥行二間 神門一棟 神樂殿間口二間半奥行三間半 末社十四社 華表二基 氏子二百九十四戸 社司寺内左京仝村仝大字住
本社は孝徳天皇の御宇大化二646九月二十九日の創建にして延喜式内下野十一社にあり 明治五年1872郷社に列せらる
本社は字八幡山の中腹巌岩の上に位し往時遠鳥居は下津原に二鳥居は上岡村にありし由なるか 今は只其跡に石の祠ありて舊跡を殘すのみ 今馬塲の長さは二町余にして一の鳥居を入れは巾四間にして右一間を街道とし左一間不浄道とし中二間を馬塲の本地とし境内に入れは郷社の石標屹立し兩側にあま犬對向し石の反橋を渡り二鳥居に至れは左側に御供水の井戸あり 其水清冽にして漫々たり 夫より七十八階の石磴を躋れは神門あり 本社は有名な左甚五郎の作にして宏大壯麗にして本社の右の側に瓜の形ちをなしたる埋木あり 社域二千四百九十九坪境内には古檜老樹蓊蔚として繁茂し中にも神木と稱する古檜は周圍二丈余にして中段より六本に分れ何れも蔚々として天に聳ひ風色絶佳にして頗る眺矚に富み衆庶崇信の社なり 又大々神樂の如きも氏子山崎忠右衛門か永代神樂料として田壹反貳歩を寄附し以て年々盛式の御神樂を奏し神意を慰め奉れり(此事績を録したる碑あり)寶物には神祇管領卜部朝臣及ひ新田徳紀の揮毫せる神號の扁額を藏す
山林管理諸事項決定記念碑 昭和二十五年1950 大正八年1919
大正十二年1923
大正十三年1924 明治二十二年1889
記功碑 祝御大典碑  
  隣りに大慈寺  
本社の鳥居から南のカーブの先左手に一の鳥居。大正二年1913旗杭。
本社方向 延喜式内村檜神社
本社から鳥居方向
正面入口から右手に回り込むように県道75号線を進むと農村公園左手上方に鳥居三基。左は個人のもの。中央の大正十三年1924石鳥居に「延喜式内村檜神社」額。つぎの石段左手に昭和四年1929十九夜,昭和四十年1965なんとか念仏供養講中奉納の着色板絵。石段上って左手に昭和五十一年1976「雷電神社愛宕神社移転記念碑」,東北自動車道開通にともない二社が当地に遷座した旨が裏面に刻まれている。したがって隣りの石鳥居と木製祠は,この二社のものである。さらに斜面を上ると舗装道に出てそのまま村檜神社神楽殿につきあたる。
延喜式内村檜神社
十九夜
雷電神社愛宕神社移転記念碑
石宮 神楽殿に出る
いなり

小野寺稲荷大明神

[おのでらいなりだいみょうじん]

栃木県栃木市岩舟町小野寺・大慈寺内

村檜神社となりの「大慈寺」の守護神。天平九年737ころ小野寺山大慈寺が建てられた。それより90年ほど昔から2キロ東にあった神社が樹齢900年ほどの檜が聳える当地に引っ越してきて,その木にあやかって村檜社を名のった。となりの大慈寺を神社の別当とする。
慈覚大師円仁(794-864)は9歳から大慈寺の世話になっている。
延喜年間901~923には中央にも知られるようになって延喜式神名帳に村檜ノ神社が記載された。この頃までには稲荷大明神は勧請されていたと推測する。
三重県専修寺蔵の永仁三年1295「善信聖人親鸞伝絵」五巻本に改装の三巻に,親鸞一行が大慈寺で雨宿りをするシーンが描かれている。その右手後ろに朱色柱の神門と屋根付き回廊のある大きな建物が描かれている。これが村檜神社である。700年前にすでにトップクラスの立派な構えの社で,現在と異なり入母屋造りで,拝殿に当たるところに縦長の屋根が見える。柱だけの通路のようだ。著作権の関係で写真を載せられないが中央公論社の復刻版があるので図書館で見られる。小生はさいわい「中世宇都宮氏」展で現物を見ることができた。
琴平

琴平神社

[ことひら神社]

栃木県栃木市岩舟町・小野寺1299-4

旧地名:下都賀郡岩舟町大字小野寺字堀の内 小野寺村
主祭神:大物主命
小野寺城跡の一画に24坪の境内地。
触れると災禍を被るといわれた榎があったので享和二年1802厄除に江戸虎ノ門の琴平神社より御分霊を勧請して樹下に創建。
例祭:1月10日

不明神社

[?神社]

栃木県栃木市岩舟町・小野寺2979

旧地名:下都賀郡岩舟町大字小野寺 小野寺村
祭神:
石段あり。
例祭:
時平

時平神社

[ときひら神社]

栃木県栃木市岩舟町・古江847

旧地名:下都賀郡岩舟町大字古江 小野寺村
主祭神:天津小屋根命<天津兒屋根命
境内社:
明治四十一年1908八幡宮・鬼渡神社・十二所神社・冬住神社・愛宕神社を合祀。大正五年1916琴平神社・二柱神社・厳島神社を合祀。
例祭:10月17日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-59丁
下都賀郡小野寺村大字古江鎭座 村社 時平神社 祭神 天津兒屋根命 建物本社間口三間奥行二間末社二社 氏子九十六戸
本社勧請年月不祥 社域五百四十四坪を有せり

?神社

[?神社]

栃木県栃木市岩舟町・古江494

旧地名:下都賀郡岩舟町大字古江 小野寺村
祭神:

例祭:月日
三島

三島神社

[みしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・三谷133

旧地名:下都賀郡岩舟町大字三谷 小野寺村
主祭神:大山祇命
永禄二年1559伊豆三島神社より勧請して創建。
明治四十二年1909熊野神社・御前神社・愛宕神社・御霊神社・山神社・猿田彦神社を合祀。
明治三十四年1901,昭和54年1979石燈籠。大正十二年1923鳥居。
例祭:10月17日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 三島大明神 三谷 三島寺
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-59丁
下都賀郡小野寺村大字三谷鎭座 村社 三島神社 祭神 大山祇命 建物本社間口三間奥行四間 拜殿間口三間奥行四間 末社四社 氏子九十五戸
本社創立は永祿二年1559四月にして伊豆國一の宮三島神社を奉遷し一村の鎭守神と崇敬す 社域八百六十坪字中坪に在り

?神社

[?神社]

栃木県栃木市岩舟町・三谷952

旧地名:下都賀郡岩舟町大字三谷 小野寺村
祭神:磐裂命・根裂命
昭和二十六年1951焼失したが氏子の努力により再建。昭和六十三年1988二の鳥居再建。
例祭:月日
八幡宮

八幡宮

[はちまんぐう]

栃木県栃木市岩舟町・新里1511

旧地名:下都賀郡岩舟町大字新里 小野寺村
主祭神:譽田別命
明治四十一年1908,神明宮,熊野神社,雷電神社,太郎神社を合祀。
大正五年1916拝殿,手水舎造営。昭和三年1928鳥居。
例祭:10月17日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 八幡大明神 新里 自性院 *『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-60丁
下都賀郡小野寺村大字新里鎭座 村社 八幡宮 祭神 譽田別命 建物本社間口三間奥行四間 拜殿間口四間奥行二間 末社一社 氏子百十九戸
本社創立不詳 字大割に鎭して社域一千九百三十四坪を有せり
雷電

雷電神社天満宮

[らいでん神社]

栃木県栃木市岩舟町・新里623

旧地名:下都賀郡岩舟町大字新里 小野寺村
祭神:鳴雷神

創建等不詳。
例祭:月日
稲荷神社

新里稲荷神社

[にっさといなり神社]

栃木県栃木市岩舟町・新里187

旧地名:下都賀郡岩舟町大字新里 小野寺村
祭神:
天満宮

天満宮

[てんまんぐう]

栃木県栃木市岩舟町・上岡66

旧地名:下都賀郡岩舟町大字上岡 小野寺村
祭神:菅原道真公

例祭:10月17日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 天神宮 上岡 実相院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-60丁
下都賀郡小野寺村大字上岡鎭座 村社 天満宮 祭神 菅原道眞公靈 建物本社間口二間奥行九尺 拜殿間口二間奥行九尺 末社四社 氏子二十四戸
本社創建年月遼遠にして不祥字谷津の淸洒の地に鎭す
鹿島

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・上岡71

旧地名:下都賀郡岩舟町大字上岡 小野寺村
主祭神:武甕槌命
昭和六十二年1987石鳥居。
例祭:10月17日
十二所神社

十二所神社

[じゅうにしょ神社]

栃木県栃木市岩舟町・下岡628

主祭神:五十猛命[いたけるのみこと]
明治四十一年1908神明宮,佐々屋木神社を合祀。
例祭:10月17日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 佐々木大明神 下岡 深済氏
*『下野掌覧』万延元年1860 都賀郡之部
正一位 佐々屋木大明神 下岡村鎮座 祭主 深津氏ナリ
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県栃木市岩舟町・静4165

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静 岩舟村
主祭神:香々背男命
配神:高龗神[たかおかみのかみ],大雷命,稲倉魂命,健御名方命,素戔嗚命
50号線から南に入って淨蓮寺の500mほど南の森に鎮座。周囲には田畑が広がる。
地名は静だが,羽抜地区に入る。
昭和15年の一の鳥居額に「星宮大神」。平成11年の二の鳥居には「星宮神社」
「常夜燈 文政七甲申年」1824
手水石は明治14年。
「昭和十三年」の旗杭。 立派な神楽殿が右手に。
100年前より氏子数は3倍に増加している。
本殿:破風造瓦葺 拝殿:入母屋造瓦葺
例祭:12月15日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 星宮大明神 羽抜 村正某 >羽抜は明治九年1876静村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻四-58丁
下都賀郡岩船村大字靜鎭座 村社 星宮神社 祭神 瓊々杵命
建物本社間口二間奥行三間 拜殿間口三間半奥行二間半 氏子六十七戸
本社創建詳かならす 社域一千五百七十八坪 字宮の下に在り
一の鳥居 星宮大神
二の鳥居 星宮神社額
明治十四年1881手水石 文政七年1824常夜燈
神楽殿 上州板倉雷電神社神璽
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県栃木市岩舟町・静858

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静 岩舟村
主祭神:瓊瓊杵命 配神:譽田別命 境内社:神明宮・熊野神社
100年前より氏子数は7倍に増加している。
昭和六十年1985狛犬。
八幡宮が祀られているが,資料にはないので近年の合祀か。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 星宮大明神 駒村 村民 >駒場村のこと,明治九年1876静村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-57丁
下都賀郡岩舟村大字靜鎭座 村社 星宮神社 祭神瓊々杵命 建物本社間口九尺奥行六尺 拝殿間口三間奥行二間 末社二社 氏子百十一戸
本社創立年月不詳 社域五百十一坪字宿上に在り
拝殿額
 
八幡宮
神輿
右:稲荷大神 旗竿 境内から三毳山
御門

御門神社

[みかど神社]

栃木県栃木市岩舟町・静3591

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静 岩舟村
主祭神:平将門 配神:菊理姫命・田心姫命・大雷命・猿田彦命・菅原道真公
将門が馬宿を拠点としたことから,当地の民にとっては英傑であったので,天慶二年939末に討伐された後,鎮魂のために社殿を造営して奉祭した。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 将門大権現 御門 将門院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-58丁
下都賀郡岩舟村大字靜鎭座 村社 御門神社 祭神 大己貴命 建物本社九尺四方 拝殿間口三間半奥行二間 氏子三十三戸
本社勸請年月祥かならす 社域五百二十七坪 字金山の淸洒の地に在り
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県栃木市岩舟町・静3090

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静 岩舟村
主祭神:火産霊命 配神:大雷命・水波売命
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 八幡大明神 新里 自性院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-58丁
下都賀郡岩舟村大字靜鎭座 村社 愛宕神社 祭神 火產靈命 建物本社八尺四方 氏子六十七戸
本社創立不詳 社域五百十九坪 字愛宕に在り
浅間神社

浅間神社

[あさま神社]

栃木県栃木市岩舟町・静2494

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静 岩舟村
主祭神:木花開耶姫命 配神:大日靈貴命・伊弉諾命・伊弉冊命・猿田彦命
例祭:旧暦8月1日

鷲神社

[わし神社]

栃木県栃木市岩舟町・鷲巣384

旧地名:下都賀郡岩舟町大字鷲巣 岩舟村
主祭神:天日鷲命 配神:保食神・猿田彦命・大山祇命・市杵嶋姫命

例祭:12月第一日曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 鷲大明神 鷲巣 大蔵院
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-58丁
下都賀郡岩舟村大字鷲巣鎭座 村社 鷲神社 祭神 天日鷲命 建物本社間口一間五尺奥行二間 拝殿間口二間四尺奥行二間 末社一社 氏子三十五戸
本社創建不詳 社域一千七十四坪にして字鷲宮に在り
五世神社

五世神社

[ごせ神社]

栃木県栃木市岩舟町・畳岡845

旧地名:下都賀郡岩舟町大字畳岡 岩舟村
主祭神:天津火多加彦炎出見命 配神:経津主命・倉稲魂命・相機媛命・素盞嗚命・大日靈貴命 境内社:八坂神社・菅原神社
文化元年1804石鳥居があったが平成八年1996四月に建替えられた。額は「五世大明神」
昭和二十六年1951狛犬。
昭和三十二年1957五世神社改築記念碑。
明治卅三年1900参宮連旗杭。平成22年2010ステンレス旗杭。
平成14年2002畳岡文化伝承館新築落成記念碑。
例祭:11月22日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 五世大明神 畳岡 尾林氏
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-58丁
下都賀郡岩舟村大字畳岡鎭座 村社 五世神社 祭神 天津火高彦火々出見命 建物本社九尺四方 拜殿間口三間奥行二間 末社二社 氏子五十七戸
本社創立詳ならす 字本郷に鎭して社域五百十九坪を有す
手水舎 手水石
五世神社改築記念碑
  菅原神社が読める
菅原・八坂神社
 
切株 庚申塔
畳岡文化伝承館
伝承館新築落成記念碑
三鴨神社

三鴨神社

[みかも神社]

栃木県栃木市岩舟町・下津原1145

旧地名:下都賀郡岩舟町大字下津原 岩舟村
主祭神:事代主命 配神:建御名方命・香々背男命・倉稲魂命・武甕槌命・櫛御氣野命・天太玉命・火産霊命・伊邪那美命・白山姫命・若狭姫命・若狭彦命
境内社:諏訪神社・八坂神社・青木神社・稲荷神社
享保三年1718創建。
平成24年2012石鳥居。令和3年朱塗両部鳥居。昭和四年1929参宮記念碑。
本殿壁に平成8年1996狛犬像再建立寄付金芳名者表板書
神輿庫に「○○御輿納舎・平成6年度1994むらづくり拠点モデル事業」看板。
三鴨神社ちびっこ広場の大ケヤキは見物。
例祭:11月23日頃 夏祭:7月下旬 御輿渡御
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-58丁
下都賀岩舟村大字下津原字上鎭座 無格社 三鴨神社 祭神 事代主命 建物本社三尺四方 雨覆一棟瓦葺 拜殿間口三間奥行二間 末社四社 華表一基 氏子百三十戸 社掌大宮昇仝村仝大字住
本社創建不詳 社域一千百九十六坪平坦の地に在り 境内には老杉古樹森々と聳ひ美麗なる石の灯籠(鈴木清兵衛奉納)巨大なる唐金の吊燈籠(藤澤茂右衛門奉納)左右に並列し東には舊例幣使街道を控ひ南は洋々たる田圃に望み頗る深邃にして神々たるを覺ゆ
【参考】
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
安蘇郡 太郎大明神 下津原村
下津原は江戸期には安蘇郡に属した。明治九年1876に都賀郡,明治十一年1878に下都賀郡,明治二十二年1889から岩舟村。
平成24年2012建立 大震災倒壊鳥居再建碑
三鴨神社額
   
本殿右手
平成8年1996板書
旧鳥居柱
 
御輿舎
大ケヤキ 鳥居脇から三毳山
三峯

三峯神社

[みつみね神社]

栃木県栃木市岩舟町・畳岡92-4

旧地名:下都賀郡岩舟町大字畳岡 岩舟村
祭神:伊弉諾命・伊弉冊命
例祭:不明
畳岡宿坪自治会管理の小山多目的公園脇に鎮座。
昭和五十八年1983石鳥居。
右手の岩上の雷電宮は境内社か。
詳しいことは分からない。
社号が分かる 本殿
 
    雷電宮
雷電宮から三峯神社
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県栃木市岩舟町・下津原373

旧地名:下都賀郡岩舟町大字富田 岩舟村
祭神:
例祭:月日
朱色鳥居。
鹿島

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・曲ヶ島1174

旧地名:下都賀郡岩舟町曲ヶ島 静和村
主祭神:武甕槌命
境内社:配神全15社
曲ヶ島は[まがのしま]で曲ノ島とも書く。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 牛頭天王宮 荒井 村正
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-54丁
下都賀郡靜和村大字曲ノ島鎭座 村社 鹿島神社 祭神 武甕槌命 建物本社間口二尺三寸奥行三尺 拝殿間口二間奥行三間 氏子九十六戸 社掌佐山常七仝村仝大字住
本社創立年月遼遠にして詳ならす 社域一千七百六十七坪平坦の地に鎭し本社南に向ひ境内には雑木蒼々として四方人家田圃に臨み風色閑雅なり
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県栃木市岩舟町・曲ヶ島696

旧地名:下都賀郡岩舟町大字曲ヶ島 静和村
主祭神:磐裂神・根裂神 配神:譽田別命 
創建年不詳。本殿棟木に安永五年1776の文字。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 星宮大明神 曲島 村正某
愛宕

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県栃木市岩舟町・曲ヶ島1928

旧地名:下都賀郡岩舟町大字曲ヶ島 静和村
主祭神:軻遇突智命

例祭:11月23日
荷渡

荷渡神社

[にわたし神社]

栃木県栃木市岩舟町・曲ヶ島1416

旧地名:下都賀郡岩舟町大字曲ヶ島 静和村
主祭神:瀬下津姫命
創建年不詳。棟札に寛政十三年1801の文字。
荷渡神社の社号は,めずらしくみえるかもしれないが県内には以下の社が判明している。
徳次郎に「鶏渡神社」[にわたり],上小池に「新渡神社」[にわたり],旧今市轟に「高男荷渡神社」[にわたり],小百に「高尾荷渡神社」[にわたり],野木と大平町に「根渡神社」[ねわたり],氏家に「鶏神社」[にわとり],上金井に「鶏鳥神社」[にわとり],新里に「鶏大権現」,芳志戸に「荷渡権現」,鹿沼市の見野と三幸町に「鶏神社」,那珂川久那瀬に「二渡神社」[にわたり]。
全国では関東以北では[に][ね][み]の音をあてた漢字を用いる社もある。庭渡,御渡,美渡,子渡,根渡,三渡,見渡など。読み方も変化して[にわたし」[みわたり」などとなる。他に二羽渡・仁和多利・新渡・海渡・三輪足・鬼渡など多様だ。
例祭:11月23日

神明宮?

[しんめいぐう]

栃木県栃木市岩舟町・曲ヶ島1181

旧地名:下都賀郡岩舟町大字曲ヶ島 静和村
祭神:
曲の島上サ公民館
例祭:月日
鹿島

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・静和1-1

旧地名:下都賀郡岩舟町三和 静和村
主祭神:武甕槌命
天平729~749年間行基法師が創建。
静和[しずわ]は静戸[しずこ],三和,和泉の3村の名の静と和から名付けられた。
例祭:11月23日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-54丁
下都賀郡靜和村大字三和鎭座 村社 鹿島神社 祭神 武甕槌命 建物本社間口二尺五寸奥行四尺 拝殿間口三間二尺奥行二間 末社一社 氏子六十六戸
本社は天平729~749年間行基法師東國遊錫の時當地に於て神奇に感し神告を奉して本社を造営すと 後一村の鎭守神と崇敬す 社域一千三百三十四坪を有し字鹿島に鎭す
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県栃木市岩舟町・静和2364-21 未確認

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静和 静和村
主祭神:磐裂神・根裂神 配神:火産霊命・大日靈貴神・建御名方命・猿田彦命
大永年間1521~28の創建。
大正十五年1926拝殿を新築し,鳥居を建立。
境内地6.66坪と記録されていて,地図ではまだ確認できていない。静和駅南西の踏切脇の小丘の石碑の建つところだろう。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 星宮大明神 沖ノ島 灌頂寺  >沖ノ島は明治九年1876静村に
都賀郡 正一位星宮大明神 駒村 村民 >駒村は駒場村のこと,明治九年1876静村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-54丁
下都賀郡静和村大字三和鎭座 村社 星宮神社 祭神磐裂命 根裂命 建物本社間口四尺奥行二間 氏子五十二戸
本社は大永年間1521~1522の創立なりと古老口碑にあり 社域二百六十五坪字明神浦に在り
熊鷹

熊鷹神社

[くまたか神社]

栃木県下都賀郡・岩舟町・静和2693

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静和 静和村
主祭神:伊弉諾命・伊弉冊命 配神:倉稲魂命・譽田別命・軻遇突智命・菅原道真公
明治四十二年1909字新屋敷の神明宮,字天神の天満宮,字星宮の星宮神社を合祀。
例祭:8月第一日曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 能鷹大権現 西赤塚 蓮福院 能鷹は熊鷹の誤
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-54丁
下都賀郡静和村大字三和鎭座 村社 熊鷹神社 祭神伊弉諾命 建物本社間口二尺五寸奥行二間 末社二社 氏子十八戸
社傳に曰く 文武天皇の御宇大寶年間701~4突然老翁の神人來りて曰く熊野神を祀らは村内安寧ならむ 社殿の位置は三日の内に知らすへしと言ひ了つて去れり 果して其翌日熊鷹飛來りて三日の間去らす 故に彌奇なる哉神人の告け疑ふへからすと其地へ宮殿を造營し熊鷹神社と尊稱す 社域六百七十九坪淸洒の地に在り
宇都宮

宇都宮神社

[うつのみや神社]

栃木県栃木市岩舟町・静戸591

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静戸 静和村
主祭神:大己貴命・事代主命
境内社:金刀比羅神社・神明宮・稲荷神社・春日神社・八幡神社・大土神社・雷神社
藤原秀郷が將門追討に際し山城国京都愛宕の八坂神社に戦勝祈願をした関係で,東国にも各地に八坂神社を勧請した。当社もそのひとつで承平六年936に創建。享保十七年1732神祇官より柴宮大明神の称号を賜り,明治初年に宇都宮神社と改称。
明治四十二年1909愛宕神社を合祀。
例祭:8月1日前後の日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-55丁
下都賀郡静和村大字静戸鎭座 村社 宇都宮神社 祭神事代主命 建物本社間口二間奥行九尺 拝殿間口三間奥行二間 氏子百戸
本社創立詳かならす 社域八百七十八坪字柴宮に在り
厳島

厳島神社

[いつくしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・静戸961

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静戸 静和村
主祭神:市杵嶋姫命
境内社:諏訪神社ほか四社
藤原秀郷が將門追討の戦勝祈願のため天慶三年940に児玉郷祇園原に創建。天正九年1581村の中心部に遷宮。正徳元年1711神祇官より天王淸の称号を賜る。天王淸は不明。200年前の『鹿沼聞書・下野神名帳』では「牛頭天王宮」,維新前の『下野掌覧』では先がけて「宮」を改め「天王神社」で記録された。
明治三十九年1906拝殿を改築し鳥居を建立。
明治四十二年1909諏訪神社ほか四社を合祀。
例祭:8月1日前後の日曜日
鹿島

鹿島神社

[かしま神社]

栃木県栃木市岩舟町・静和1-1

旧地名:下都賀郡岩舟町大字静和 静和村
主祭神:武甕槌命 境内社:稲荷神社
古橋村は明治九年1876三和村に。
例祭:8月1日前後の日曜日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 鹿島大明神 古橋 村正
熊野

熊野神社

[くまの神社]

栃木県栃木市岩舟町・静戸1604

旧地名:下都賀郡岩舟町大字上高島 静和村
主祭神:伊弉諾命・伊弉冊命 配神:素盞嗚命
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 熊野大權現 鯉島 村民 >鯉島と水掛が合併して静戸村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-55丁
下都賀郡静和村大字静戸鎭座 村社 熊野神社 祭神 伊弉諾命 伊弉冊命 建物本社間口三間奥行三間 氏子三十二戸
本社創建年月不祥 字熊野に鎭して社域二百三十八坪を有す
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県栃木市岩舟町・静戸172

旧地名:下都賀郡岩舟町大字下高島 静和村
主祭神:倉稲魂命 配神:水速女命・素盞嗚命
創建年月不詳。
平成5年1993拝殿を新築。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 稲荷大明神 水掛 村民 >水掛と鯉島が合併して静戸村に
 
稲荷神社

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県栃木市岩舟町・静戸1082

旧地名:下都賀郡岩舟町大字下高島 静和村
主祭神:倉稲魂命 配神:水速女命・猿田彦命
創建年月不詳。
例祭:11月23日
 
稲荷

稲荷神社

[いなり神社]

栃木県栃木市岩舟町・和泉1575

旧地名:下都賀郡岩舟町大字和泉 静和村
主祭神:倉稲魂命 配神:菅原道真公
創建年月不詳。
和泉は中ノ島村と茂呂宿村が合併して成立。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 稲荷大明神 茂呂宿 宝泉寺 >茂呂は明治十一年1878静村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-55丁
下都賀郡静和村大字和泉宿鎭座 村社 稻荷神社 祭神 稻倉魂命 建物本社間口二尺奥行三尺一寸 拝殿間口二間奥行三間 氏子八十七戸
本社創立不詳 社域四百四十一坪を有し字宿南浦に在り
鶴巻

鶴巻神社

[つるまき神社]

栃木県栃木市岩舟町・和泉821

旧地名:下都賀郡静和村大字和泉字鶴巻 静和村
主祭神:天児屋根命
使者の五郎某が佐野家より預りの鶴巻の鎧を返還する途上,当村において雷鳴轟き龍に鎧を奪われてしまったが,五郎,太刀を抜き放ち鎧を奪還する。経緯は定かでないのだが,なぜか五郎は僧になり,鎧を返さずに当地に神器として祀って鶴巻権現を創建してしまう,という言い伝えが残っている。
例祭:11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 鶴巻権現宮 中島 村民 >中ノ島村と茂呂宿村が合併して和泉村に
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-55丁
下都賀郡静和村大字和泉字鶴巻鎭座 村社 鶴巻神社 祭神天兒屋根命 建物本社間口一間奥行一間二尺 拝殿間口二間半奥行二間 氏子三十九戸
本社勧請年月不祥 社域四百七十四坪字鶴巻に在り
水神社

水神社

[すい神社]

栃木県栃木市岩舟町・和泉382>43-10

旧地名:下都賀郡岩舟町大字和泉 静和村
主祭神:彌都波能売命(<罔象女神) 配神:大己貴命・倉稲魂命・金山比古命・武甕槌命・軻遇突智命
創建年月不詳。
例祭:3月21日
天満宮

天満宮

[てんまんぐう]

栃木県栃木市岩舟町・和泉1335

旧地名:下都賀郡岩舟町大字和泉 静和村
祭神:
例祭:月日
金山

金山神社

[かなやま神社]

栃木県栃木市岩舟町・五十畑239[いかばた]

旧地名:下都賀郡岩舟町大字五十畑 静和村
主祭神:金山比古命
室町後期の創建。
例祭:4月3日 11月23日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 金山大権現 五十畑 村民
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 四巻-55丁
下都賀郡静和村大字五十畑鎭座 村社 金山神社 祭神 金山比古命 建物本社間口二尺奥行一尺八寸 氏子二十八戸
本社創建年月不祥 字金山に鎭し社域二百四十二坪を有す

不明神社

[?神社]

栃木県栃木市岩舟町・五十畑195

旧地名:下都賀郡岩舟町大字五十畑 静和村
祭神:
金山神社の南東すぐ。五十畑公民館隣り。星宮神社の可能性が高い。
例祭:月日

 

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