星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県栃木市城内町2-18-5

祭神:磐裂神・根裂神
境内社:厳島神社・天満宮
旧地名:栃木市・栃木城内字五反田
栃木城址から東南に650m。となりに上田宿公民館があり,字五反田と上田宿の関係がわからない。
東北450mほどの仲仕上の星宮神社から歩いてみた。150m手前の墓地に薬師瑠璃光如来。鳥居脇に巨木の幹が残っている。
鳥居の貫に「星」の字。旗杭に村社星宮神社。拝殿内本殿の左手上に「星宮神社」額。
明治三拾六年1903旗杭。拾だけ漢数字。
例祭:10月13日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 4巻4丁
下都賀郡栃木町大字栃木城内鎭座 村社星宮神社 祭神 磐裂神・根裂神・天御中主大神・經津主神・櫛明玉命 建物本社間口九尺奥行仝 拜殿間口三間半奥行二間 華表一基 氏子二百廿三戸 社掌岡本吉郎仝村仝大字住
本社創立年月不詳 往古より一村の鎭守にして明治五年1872村社に列せらる 社域二百五十五坪平坦の地に鎭し境内には古松蔚々として繁茂し幽邃にして雅致あり
「星」
本殿
明治三拾六年1903旗杭
御神木保存
須賀

須賀神社

[すが神社]

栃木県栃木市城内町2-31-1

祭神:素盞嗚命 境内社:愛宕神社
旧地名:栃木市・栃木城内字宿川原
巴波川左岸に鎭座,対岸の沼和田町3丁目に愛宕神社。
本殿は安政1854~60造営。拝殿内に「牛頭天王」奉納額も。
昭和四十三年1968維新百年記念改修碑。
文久二年1862神輿庫に古そうな神輿大小二基。
文久二戌年1862馬頭観世音,慶応三丁卯1867男體山,うしろの一基は不明。
例祭:7月25日前の日曜日
牛頭天王額も
愛宕神社
神輿小 神輿大 男體山
旗杭 昭和四十三年1968改修碑
社務所 北の巴波川
日枝

日枝神社

[ひえ神社]

栃木県栃木市沼和田町47-12

祭神:大山咋命 配神:経津主命
旧地名:栃木町大字沼和田
栃木駅南口の南東,巴波川の西に鎭座。
鳥居右手に文化十一甲戌歳1814二十三夜塔に「郷中安全」とある。その左手に昭和四十二年1967石宮。
拝殿右手の八坂神社に納められている神輿の屋根に「西沼和田」木札。
天正年間1573~92に村内守護のために,愛宕,雷電,厳島,山王,熊野五社を村落周囲に勧請した。当社はその山王にあたり,江戸期には山王大権現と称した。明治初年に明治政府の意向で五社のうち一社のみを村社格にしなければならず,くじ引きで当社が村社になった。明治三十六年1903の『下野神社沿革誌』に当社のみが記録された理由でもある。かつては東沼和田,西沼和田,河合町が交代で祭事を担当したが,昭和初期に河合,平成元年に東沼和田が分離独立して,現在は西沼和田鎮守である。
五社のうち厳島が見つからないが,土与の弁財天だろう。
北の沼和田町14-36に江戸期の別当東泉寺がある。
例祭:4月20日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 山王大権現 沼和田 東泉寺
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 4巻5丁
下都賀郡栃木町大字栃木城内鎭座 村社 日枝神社 祭神大山咋命 建物本社八尺四方 末社一社 氏子二百廿二戸 社掌平本豊吉仝町住 本社創立不詳 社域四百五坪にして字日枝の瀟洒の地に鎭し社殿壯麗神寂ひて古へより一村の鎭守神にて明治五年村社に列せらる

郷中安全 文化十一甲戌歳1814三月吉日
八坂神社
西沼和田
愛宕1

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県栃木市沼和田町3-27

祭神:火産霊命
旧地名:栃木町大字沼和田
巴波川右岸に鎭座。栃木駅南口まで一本道。
真南680mの上記日枝神社の摂社的な社との説もあるが,実は同格で,明治初年にくじ引きで日枝神社を村社とした。千木付きの銅葺き屋根神明造の立派な本殿である。
大正五年1916鳥居。大正十四年1925手水石。
本殿右手に八坂神社神輿殿,重厚な御輿が収められている。
左手の石宮は大正八年1919建設の浅間神社。
延宝四年1676,享保二丁1717らしい六手合掌像,寛政十二年1800庚申塔,青面金剛など石塔六基。
拝殿の昭和六十年1985奉納額に8社書かれている。35年ほど前の情報だが,旭町とは当地は関係が深いが,旭町白山は素盞嗚命を祀る。稲荷は城内町1丁目,雷電は牛久,愛宕は城内町2丁目とすると松尾,水神,厳島,白山が分からない。この四社が近辺にあるのかもしれない。あるいは合祀社を列挙したか,となりのお宅の方はご存じでなかったので,謎である。
例祭:4月12日
愛宕神社額
愛宕神社額 8社
立派な本殿
八坂神社神輿殿
神輿 浅間神社
拝殿左手
愛宕2

愛宕神社

[あたご神社]

栃木県栃木市城内町2-40-35

祭神:火産霊命
旧地名:栃木市・栃木城内字大宿
31号線栃木小山線の下に鎭座。
昭和三十六年1961石鳥居。本殿右手に三峯神社石宮。

本殿 三峯神社 旗竿
inari

稲荷神社

[いなり神社]

栃木市・城内町1-1-1

主祭神:豊受姫命
旧地名:栃木市・栃木城内字古城
岩下の新生姜ミュージアムの向かい側に鎭座。応永年間1394~1428の創立と伝わる。
大正四年1915石鳥居,平成19年2007朱色両部鳥居。昭和十五年1940狛犬。天保十五甲辰年1844石燈籠。
平成19年,境内を整備し社殿を新築,「城内町一丁目稲荷神社建設寄附者名」記念碑を建立した。昔は石鳥居,すぐに朱色の明神鳥居,拝殿と一直線だったが,現在は鳥居と直角に拝殿。
ここは『栃木県神社誌』平成18年版には「城内町2-1236」の番地で載っていて,しかも「本殿敷地は円形高台…古墳上に祀られたものか」と書かれていて,はたして当該稲荷神社かどうか迷うところだ。どこから見ても平地であり,新築しているので同書掲載写真では判断できない。石燈籠の形は写真と同じものに見える。拝殿内にむかしの祭日の写真が額に入れられており,『栃木県神社誌』の写真と似ていないこともない。北東の栃木城址公園にいらした三人の高齢者のお話しでは,お稲荷さんは年金事務所の前にあるのしかないよ,ということで城内町2-1236(城内字古城1236)で掲載された神社の祭神と創立年を記しておく。
例祭:2月初午日  
本殿
拝殿内
平成19年寄付芳名碑 天保十五甲辰年1844
熊野

熊野神社

[くまの神社]

栃木県栃木市城内町2-54

祭神:伊弉諾命・伊弉冊命
旧地名:栃木市・栃木城内
栃木駅南口から北東,巴波川の東400mの水田の中の盛土に鎭座。
平成十年十二月大宿自治会氏子一同奉納石鳥居。
詳しいことは分からない。離れたお隣りのお宅に石鳥居二基の立派な氏神さま。
本殿
平成十年十二月大宿自治会氏子一同
付近のお宅

 

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