人丸神社

[ひとまる神社]

栃木県さくら市松山新田300

祭神:柿本人丸 境内社:湯殿神社・浅間神社・八坂神社・琴平神社・稲荷神社
旧地名:塩谷郡氏家町大字松山新田30
荒川の南,市の堀用水沿いの田園地帯に鎮座。1700年代後期の創建。『下野神社沿革史』に「世に珍らしき村社」と記録されているが,これは社号のことを言っているのか不明である。『下野神社沿革誌』に人丸神社は6社記録されているだけなので珍しいかも知れない。
拝殿内に「ひむかしの野にかきろひの…」額や人丸肖像,板絵などが見える。
昭和八年石鳥居,昭和三年狛犬,明治三十一年1898石燈籠,昭和十一年石燈籠,月山大神・出羽大神・湯殿山大神一基,月山大神・羽黒山大神・湯殿山大神二基,基本金記念碑など。
例祭:9月19日 427坪
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
塩谷郡 人丸大明神 上松山 松見寺
*『下野神社沿革史』(明治35年1902刊)7巻16丁
鹽谷郡熱田村大字松山新田鎭座 村社人丸神社 柿本人丸靈祭日陰暦九月十九日 建物本社間口三尺奥行四尺 雨覆間口九尺奥行九尺 氏子廿三戸 兼社掌高鹽數麿同郡喜連川町住
本社は世に珍らしき村社なれとも惜哉由緒縁起等詳ならす明治五年村社に列せらる 社域三百九十二坪平坦の地に在り

左手の額に人丸の歌
月山・羽黒山・湯殿山大神
基本金記念碑昭和三年
明治三十一年1898
金比羅山
参道左右は水田
箱森権現

箱森権現

[はこもりごんげん]

栃木県さくら市箱森新田555

祭神:大山祇命
旧地名:塩谷郡氏家町大字箱森新田
荒川右岸。箱森神田の今宮神社の北,交差点の一本先の細道を西に入ると石碑と箱森権現への標識が見える。道は狭いがかろうじて車で通れる。右手の小高い山に鎮座。由来書を読むと,ここ以外の「小高い丘」にあるような気になってしまうが,この場所が権現宮鎮座地である。天保五甲午年1834に石の御宮を造営した。
上り口に十九夜尊と大木太一碑の標識があるが,かなり離れている。
由来書
天保五甲午年1834
入口
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県さくら市松島892

祭神:経津主命 配神:木花咲耶姫命・愛宕大神・大山祇命・事代主命・別雷神・素盞嗚命
旧地名:塩谷郡氏家町大字松島
松島温泉乙女の湯の東,荒川に注ぐ川のほとりに鎮座。境内から荒川が見える。
創建年不詳。ながら文久三年1863再建。
明治二十三年1890石燈籠。大正十年1921石燈籠。明治三十八年1905石燈籠。大正五年1916狛犬。大正十三年1924手水石。
大正四年1915十二月以下の社を合祀。
浅間神社,愛宕神社,湯殿神社,八坂神社,三嶋神社,加茂神社
平成13年拝殿など大改築。
例祭:9月18日 773坪
*『下野神社沿革史』(明治35年1902刊)7巻12丁
鹽谷郡氏家町大字片岡村大字松島鎭座 村社 星宮神社 祭神 經津主命 祭日陰暦九月十九日 建物本社間口五尺六寸奥行六尺 雨覆間口九尺奥行九尺 木鳥居一基 氏子二十戸總代三員 社掌建惟正喜連川町住
本社勸請年月詳ならすと雖も貞享年中1684~88の再建なり 社域六百四十八坪を有す
大正五年1916狛犬
見事な彫り
震災安鎮・復興祈願
拝殿脇
丘陵手前に荒川

 

 氏家の神社目次へ 
 ページトップ