大宮神社・元高龗大明神

塩谷町・大宮232
[おおみや神社][たかおだいみょうじん]
旧社名[高龗大明神

旧地名:塩谷郡塩谷村上町232
主祭神:軻遇突智命 配神:倉稲魂命
境内社:八坂神社(素戔嗚命),琴平神社(大物主命),愛宕神社(火産霊命)
なんと,ここは元々は「高龗大明神」であった。明治5年に宿東字斗藤にあった軻遇突智命を祭神とする「大宮神社」を合祀して,明治9年に大宮に改称している。高龗大明神を名のっていたときの祭神は不明である。稲倉魂命または高龗神である可能性は高い。もちろん『日本書紀』では高龗神より軻遇突智命の方が先に生まれている。その血から高龗神が生じるので「血縁」である。大宮と改称したときに,元々大宮の主祭神であり,先に生まれた軻遇突智を主祭神にしたのかもしれない。
羽黒山の北約2キロ,大宮小学校と塩屋高校の間に鎮座。きちんと手入れされた立派な神社である。昭和48年の由緒書きに「大宮神社 通称高龗大明神」と書かれている。拝殿額も「正一位大宮高龗大明神」,文字はどちらも「雨+龍」
拝殿左手の立派な境内社は八坂神社と加波山神社。拝殿と本殿が備わっている。
愛宕山,庚申の左の石祠の中に「秋葉・金毘羅・石尊大権現」の石版が収められている。
「男體山・湯殿山塔 文政七甲申十二月吉日」1824
「琴平山 安政四丁巳歳十月」1857
「石尊山 天保十五辰年六月吉日」1844(大山祇神に関わる。塩谷町玉生の石尊山は標高481m)
「甲子塔 元治元乙丑」1865
鳥居手前の「しだれ桜」は空洞になっているが葉は青々と茂っている。推定170年。新版では330年。
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本殿:宮造欅材柿葺高欄付 本殿上置:銅葺 拝殿:入母屋造トタン葺
例祭:9月29日
























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