平成18年12月の改修記念碑の由緒書きには「御祭神：大日孁貴命，天児屋命，大雷命，素戔嗚命，誉田別命，稲倉魂命」となっている。
『栃木県神社誌』旧版の記述「主祭神：天照皇大神，配神：高尾神社，八幡宮，雷電神社，稲荷大明神，境内神社：四所神社（祭神：天照大神）」と異なっている。「配神：高尾神社」の表記もおかしいが・・・高龗神なのだろう。
場所を間違えたかと思ったが，元禄九年1696野州壬生領国谷村寺社御改帳の記述は同じである。『栃木県神社誌』旧版の四所神社の項の配神の書き方が神名でなく社名になっているので，齟齬が生じたのか。
大日孁貴命は天照大神の別名であるが，新版を編集する際のアンケートには，改修記念碑と同じく［おおひるめのむち］で答えている。
改修記念碑と新版から「高尾神社」を抜いた理由が知りたいところだ。
稲倉魂命=稲荷大明神，大雷命=雷電神社，誉田別命=八幡宮とすると高尾神社に，天児屋命，素戔嗚命のいずれかが対応することになるのだが。
「大正初期国谷四地区の大神様を合祀，村社四社神社となり拝殿を造営」とあるので四地区に4社から6社あったのだろう。いずれにしろ高龗神は出てこない。「高尾神社」の謎は深まるばかりである。
壬生総合公園に隣接。すぐ南を北関東自動車道が走っている。神楽殿つきの立派な神社。鳥居「大正十年」狛犬「昭和十八年」
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本殿：流造瓦葺　拝殿：入母屋造瓦葺　例祭：11月9日，3月25日に近い日曜日

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