高龗神社

宇都宮市・東刑部町750
[たかお神社]使用文字[龗尾]混在
主祭神:[高龗神
主祭神:高龗神 配神:日本武尊,大雷神
西刑部の高龗神社から西へ1.4km。
大きな欅keyakiがそびえている。樹齢550年以上。高さ25m, 幹回り8.5m, 見事である。
拝殿の額が「正一位高尾大明神」。維新の神仏分離で大明神を神社に,祭神を日本書紀の表記にして高龗神社で登録したが,神道指令で国家統制から自由になり,隠しておいた江戸時代の額を掲げたのではないだろうか。
鳥居の脇の大正十三年一月の石柱には「村社高龗神社」と正字が彫ってあって、ほっとする。
拝殿の中にも左端に筆文字のくずした奉納額に雨カンムリの字が見えるが暗くて細部まで見えない。
昭和九年の石碑には「産土神高雨+龍神社神田」とあるので、もともと「尾」ではない「高龗神社」である。
由緒沿革に「朱雀天皇の御宇承平三年933三月に創立,古老の伝に鎮守府将軍東明殿の族刑部直業俊が大和丹生大明神を勧請して旱魃には即ち黒馬を以てこれを祀り,霖雨には即ち白馬を以てこれを祀りて百穀守護の鎮守神として崇拝せしものなりと伝う」
丹生大明神とは貴船の高龗神である。平安創建の古社。
境内社・祭神に琴平神社,稲荷神社,三日月大神,猿田彦大神。
本殿:流造トタン葺 拝殿:トタン葺
例祭:11月20日
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『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
河内郡,正一位高尾大明神,東部,宝連院
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『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)5巻8丁
河内郡瑞穗野村大字東刑部鎭座
村社 高龗神社
祭神 高龗神 建物本社間口三尺五寸奥行三尺 末社二社 氏子八十四戸・総代員 社掌
本社は字東宮に在りて社域三百十九坪平坦の地に在り

聞書に東部とあるのは東刑部のミス

拝殿額は高尾

社柱は口つき正字


口なし雨龍





ケヤキの古木






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