青森県平川市の闇龗神社
青森で判明しているのは8社。2009年10月9,10日に現地調査を行いました。
高龗神社 五所川原市 大字長富字竹崎19 闇龗神社 五所川原市 大字神山字鶉野34番1号
闇龗神社 五所川原市 大字漆川字浅井48番 闇龗神社 北津軽郡 板柳町 大字飯田字村元29番1
闇龗神社 北津軽郡 鶴田町 大字沖字岡田295番 闇龗神社 平川市 石郷 村元72-3
闇龗神社 つがる市 稲垣町 穂積桜田1番 龗神社 八戸市 内丸2丁目

闇龗神社

[くらおかみ神社]

平川市・石郷村元72-3

使用文字[龗靇罒]

祭神:闇龗神くらおかみのかみ
平川市は平賀町と尾上町と碇ケ関村が合併して平成18年1月1日に誕生した新しい市で,闇龗神社は旧平賀町石郷の平野部に鎮座する。
東北道大鰐弘前インターから2キロ,弘南線平賀駅の南3キロあたり。 石郷地区は縄文後期から晩期前半3000から2500年前の遺跡が発掘されており,「石郷遺跡」の解説板が両部鳥居右手に掲げられている。
明治39年の社柱には変形口3つ付きの「闇龗神社」,龍の左半分がが帝になっている珍しい字形。
鳥居には酒樽が載せてある。
石灯籠と手水石に「石郷村中」と刻まれている。
拝殿内正面の額文字は口なし雨+龍。左手の額は変形口3つ付き,「社」字に特徴がある。
いまだに色鮮やかな板絵が3枚。 白馬が二頭。通常,白馬は祈晴の儀式に用いられる。
本殿は拝殿に対して右手に直角に配置されている。その手前の境内社は不明。
天保三年の庚申塔。
拝殿内の額に「石郷闇龗神社由来之記」として 「今迄発掘された埋蔵文化遺跡に示されるように相当早くから開田耕作されて居たと思われるが水の不自由の上で困難を感じていた爲,雨を降らせる神として闇龗神を勧請して産土神と崇敬して来たという。但し,何時の頃からか不明である」

 

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