高龗神社

[たかお神社]

宇都宮市・駒生町1350 こまにゅう

使用文字[罒尾]

主祭神:高龗神

旧地名:宇都宮市駒生中久保1350
祭神は『栃木県神社誌』では「高龗大神」[たかおかみのおおかみ]
大谷街道宝木小学校の西。ぎょうざの正嗣の斜め向かい。
街道の奥にはまだまだ広大な田園が残っている。
道路沿いの鳥居には大谷石の額があり,風化して読みにくいが「駒生山・高尾神社」。これは江戸期の『鹿沼聞書』に「高尾神」と記録してあり,その名残だろう。維新に際して高龗神社に改称した。
材質の大谷石の産地はここから少し西に行ったところにある。
地元の方の話ではもともとは雨冠の難しい字で「たかお神社」と呼んでいるとのこと。『下野神社沿革史』では高龗神社と記録。
神社隣りの駐車場の看板は「雨+罒+龍」の字。
その後,平成二十三年十一月吉日と彫られた新しい鳥居が奉納され,口みっつ付きの正字で「高龗神社」の額が掲げられた。
高さ2メートルほどの小ぶりの社。
由緒に「当社の御祭神は雨を主催し,五穀の豊饒を祈る神である。農民にとっては最も大切な神で,旱天の続く時は降雨を祈り,また,霖雨の時は晴れ,その心霊を貴船神社から勧請奉斎」とある。
境内社に倉稲魂大神の稲荷神社,大山祇命の大杉神社。
本殿:流造亜鉛葺 例祭:11月3日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 高尾神 駒生 村民
*『下野神社沿革史』(明治35年1902刊)5巻36丁
河内郡城山村大字駒生鎭座 村社 高龗神社
祭神 高龗神 建物本社間口一間奥行五尺 末社一社 氏子七十四戸 社掌栗原千族
本社勸請年月及ひ由緒等詳ならす
大谷街道沿いの新鳥居 旧鳥居 新鳥居の額
旧鳥居額は高尾神社だった 2009年6月撮影の二の鳥居 2007年1月撮影の二の鳥居
こちらは正字の高龗神社
二の鳥居方向
文化八未十二月吉日1811 中左村?
左手の石祠 右手の石祠 本殿側面彫刻
本殿の見事な龍

 

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