高龗神社

[たかお神社]

宇都宮市・簗瀬町1-18-20

使用文字[龗・靇・尾]

主祭神:高龗神

主祭神:高龗神[たかおかみのかみ]
宇都宮駅の南1km,簗瀬小学校の南。簗瀬は[やなぜ]と濁音で発音する。
鳥居の額は正式な字,写真左枠はその部分拡大。ハシゴ高。簗瀬公民館にもなっている社務所の木看板文字も正式。
しかし,昭和の「高龗神社改修整備寄付御芳名」石碑は「雨+龍」。 インサイトの向こう側ののっぽの建物が拝殿。そこの額も「雨+龍」。 なんと大正四年十一月十日の石灯籠には「高尾神社・社掌なにがし」と刻んである。社掌はもと祠掌のことで社務の一切を取り仕切った方。
*鹿沼聞書によれば宝暦ころには「高尾大明神」であった。維新の神仏分離によって社号を高龗神社として登録した。戦後の神道指令以前の大正期にもまだ「高尾」が生きていたのだろう。
もちろん高龗を「たかお」と呼んでいたためではあるが。**沿革誌は高龗神社と記録。
境内で干し納豆を製造中のおばさんも「たかお神社」と教えてくれて,「もってくかい」と一袋おみやげまでいただきました。感謝。
カッパのように水溜のある狛犬が2頭。
境内社に素戔嗚命の八坂神社
本殿:入母屋造銅葺 例祭:11月29日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
河内郡,正一位高尾大明神,簗瀬,光徳寺
**『下野神社沿革史』5巻50丁(明治35年1902刊)
河内郡宇都宮市大字簗瀨鎭座 村社 高龗神社
祭神 高龗神 建物本社間口二間奥行二間半 末社一社 氏子五十五戸・総代員 兼社掌角田十郎
本社創立詳ならす 社域二百九十一坪平坦の地に在り
額は正字 拝殿額は口なし雨龍 見事な龍
社務所も正字 ここに尾が使われている
口なし雨龍 河童狛犬
河童狛犬

 

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