高龗神社/高尾神社

[たかお神社]

宇都宮市・下反町370 しもそりまち

使用文字[尾]

主祭神:高龗神or天之水分大神

境内社:八坂大神・八幡大神・稲荷大神
宇都宮結城線と新幹線の間。田川沿い。
昭和44年11月20日の旗杭には赤字で「高尾神社」,他には文字なし。
*『下野神社沿革史』は祭神を高龗神,社号を高尾神社で記録している。
*『宇都宮市六十周年誌』では社号は高龗神社で,祭神は「高龗神・倉稲魂命・大山祇神」,創立は康正二年1456,明治四十四年1911生駒神社,湯殿神社を合祀と記録している。
*『栃木県神社誌』では旧版新版とも社号は[おかみ]字の高龗神社で,祭神は天之水分大神,創立年は1211建暦元年二月と記している。これは「羽牛田」「茂原」の高お神社を兼務する宮司さんによって書かれていて,三社共通でまったく同じである。

新版の由緒沿革によれば,田川の水害や,干ばつに苦しむ村民の守護神として崇敬された。「文政四1821年五月二日,神祇管領卜部良長,下野国河内郡反町村鎭守高尾大明神勧請鎮座」と書かれた木箱が保存されているという。『下野神社沿革史』ても社号を「高尾神社」としているので,これによって社柱に「高尾神社」と刻んだのであろう。
『下野神社沿革史』では高尾神社で記録され,祭神は高龗神となっている。 すると高尾大明神を維新に際して「尾」のまま高尾神社に改称した可能性がある。「尾」でいいかもしれない。
天保三年1832(壬の欠け字から推定)の鳥居。
不動像二体。
階段がきちんと付いている石祠がある。
本殿:流造亜鉛葺 幣殿:流造亜鉛葺 拝殿:流造亜鉛葺 例祭:11月15日に近い日曜日
*『下野神社沿革史』5巻40丁(明治35年1902刊)
河内郡雀宮村大字下反町鎭座 村社 高尾神社 祭神 高龗神 建物本社間口七尺奥行七尺 拜殿間口三間奥行三間 氏子三十二戸
本社創勸請月詳ならす 社域四百九坪にして平坦の地に在り


天保三年1832の文字





 

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