高尾神社

[たかお神社]

日光市・鬼怒川温泉滝615

使用文字[尾]

主祭神:高龗神

旧地名:藤原町大字瀧字中居615
主祭神:高龗神[たかおかみのかみ],姫龗神[ひめおかみのかみ]=初登場。
会津西街道121号線を北上し,右手に鬼怒川観光ホテルを見てすぐ先,道路沿いにしゃれた神社が見える。 バス停に「神社前」とある。
目の前の「ゆたか食堂」で,いわなの塩焼きを食べながらお話をお聞きする。 昭和40年前後にはまだ121号線がなく,神社周辺は山の端で,樹齢数百年の杉の巨木に囲まれていたそうだ。 開発によりすべて消滅。
社も建て替えられた新しいもの。鳥居は平成15年10月建立の新品。 拝殿も本殿も青銅葺白壁の立派なつくり。 鳥居額も拝殿学も「高尾神社」,高ははしご高。
左手の赤い屋根の摂社は素戔嗚命の「八坂神社」 裏手に古そうな石塔が13並ぶ。
左端が「日月・庚申供養塔・元文五庚申天」1740と読める。その右が安政七年1854
燈籠ではかろうじて寛延1748-51の文字が読み取れる。260年以上の歴史があることになる。
祭神はすぐ西のそば屋さんのおばあさんによると,女神らしいとのこと。なるほど『栃木県神社誌』を見ると御祭神は「姫龗神」と「高龗神」であった。
ほかに境内社として倉稲魂命の稲荷神社,武甕槌命の鹿島神社。
しっぽの「高尾神社」としては栃木県最北端に位置する。
本殿:流造木羽葺 例祭:11月3日
*『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)7巻33丁
鹽谷郡藤原村大字瀧鎭座 村社 高尾神社
祭神 高龗神 建物本社間口三尺八寸奥行二尺三寸 拝殿間口一間半奥行同 氏子三十二戸・総代員 社掌
本社創立不詳社域九百四坪字中居に在り


神社庁の住所は「日光市滝」になっているが,誤り。旧日光市を探し回ってしまった。もとは「藤原町瀧中居」。市町村合併の嵐で愚か者の為政者により町の名がぐちゃぐちゃにされたのだが,藤原町に徳の高い阿久津恵永子委員らがいらして,地域住民の声をまとめ,「日光市」のうしろに旧地名である「鬼怒川温泉」をつけることに成功し,正式地名は「日光市鬼怒川温泉滝」となったのであった。このあたりの経緯は「第20回日光地区合併協議会」(平成16年11月8日)の会議録
http://www.city.nikko.lg.jp/gappei/pdf/kyougikai/roku-20.pdf
に残されている。鬼怒川に高尾神社を発見することができたのは,この議事録のおかげである。むだな紙の浪費がほとんどの議事録にも,価値の高いものがあることに改めて気づいたことである。さらに,この会議録が自宅のPCで読めるのだ。ネットの威力も再認識することになった)。
八坂神社
社殿裏手 社殿裏手 社殿裏手
社殿裏手 社殿裏手
バス停神社前

 

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