高龗神社

[たかお神社]

宇都宮市下田原1411

使用文字[龗]

主祭神:高龗神

旧地名:河内郡河内村下田原龍開1411 河内郡田原村大字下田原字龍開1411番
主祭神:高龗神[たかおかみのかみ]
配神:大山祇命,倉稲魂命,大物主命,磐裂神,根裂神
山田川の東の田んぼの中に大正15年3月の社柱だけがぽつんと立っている。ここに「奉納・村社高龗 琴平山神社」と刻んである。文字は「雨+罒+龍」。田を渡ると山田川が流れている。その西の山に神社があるかもしれない。試しに登ってみると中腹に宇都宮陶芸倶楽部。そこからさらに登っていくと,視界が開ける。さらに登ると一の鳥居発見。左手に「大廣前」の手水石。「奉献龍開」と刻んである。
階段を登ると二の鳥居。「文化三年十月吉日1806」
神楽殿を備えた立派な神社である。
拝殿右手に「高龗神社改築記念」昭和53年6月1日の石塔。こちらは口の無い「雨+龍」
拝殿前左右に石塔がずらりと並ぶ。
「寛政九丁巳龍神?五月」1797
「文化五戊辰」1808
「文久元年九月」1861などが読み取れる。
拝殿額は「龍開琴平神社」
平成二年に伊勢神宮から贈られた61回式年遷宮奉賛の感謝状には「河内町下田原・高龗神社殿」と書かれている。
拝殿と神楽殿の間を入っていくと「xx神社」と二文字が読めない自然石。琴平でも高龗でもない。
大正4年までは琴平神社と称した。9月2日に高龗神社,湯殿神社,稲荷神社,星宮神社と合併し高龗神社と改称。
『栃木県神社誌』新版では高龗神社に4社を合併したと記述が揺れている。[未解決]
北山霊園東の高龗神社から真北に約1キロ。東南700mに爪間の高龗神社。
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本殿:流造銅板葺 拝殿:入母屋造銅板葺  例祭:旧10月10日
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
河内郡 高尾大明神 下田原 手塚大和
*『下野掌覧』万延元年1860刊
河内郡之部 高尾大明神 下田原村鎮座 祭主手塚氏ナリ
江戸期には高尾大明神だったが,維新に際して「高龗神社」と改称した。
背後の山頂に鎮座
200年前の鳥居・文化三年
雨龍
神楽殿
本殿右手裏

 

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