日枝神社

[ひえ神社]

益子町・七井1003

境内社:[高龗神社]

芳賀郡益子町七井1003
主祭神:天太玉命
配神:奥津彦命,奥津姫命,大己貴命 境内社:稲荷神社(保食大神),加茂神社(大雷神),二荒神社(事代主神)これに『栃木県神社誌』新版では日月神社,瀧神社,八雲神社,高龗神社が加わっている。旧版327頁にはこの4社の記述はない。
小貝川の東400m,七井駅の北600mの田園地帯に鎮座。
鳥居右手の社殿は「八雲神社」。村社日枝神社の社柱と一の鳥居は大正三年四月三日。杉の古木の参道の奥に平成14年の朱塗りの両部鳥居と拝殿が見える。
「天保三壬辰年 十二月吉辰」1832の手水石が新調された土台に保存されている。昭和九年の狛犬。昭和十年の石燈籠。
由緒沿革によれば神護景雲二年768創立という。矢島郷惣鎮守。中世から山王神社,山王権現とよばれてきた。
現在の社殿は享保四年1719正月の建築。改修は行われているが,県内屈指の古社である。圧倒的な存在感のある茅葺きの偉容を見ることができる。
拝殿内に4枚の板絵が掛かっているが肉眼では暗くて確認できない。
拝殿右手に石祠2基。その奥に手水石つき石祠1基。こちらには土台の四方に金毘羅大権現,秋葉山,石尊大権現,八百万神の文字。
裏手に1基。 拝殿左手に5基。ひとつは賀茂神社の社柱があるが,他には文字なし。高龗神社がどれにあたるのか不明。
境内に神社7社があり,それぞれに井戸すなわち泉がわいていたため「七井」の地名になったという。亀井,石井,宝来,桜井,宝井,種苗,瀧の水と呼んだ。現在その面影はない。
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本殿:流造茅葺 幣殿:日吉造トタン葺 拝殿:日吉造トタン葺 例祭:11月第2日曜日

 

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