「日吉神社」池ノ森85 「愛宕神社」藤江町1518
「浅間神社」藤江町814
日吉神社
[ひよし神社]
栃木県鹿沼市池ノ森858

旧地名:上都賀郡北犬飼村大字池ノ森
祭神:伊弉諾命 伊弉冉命
境内社:天照皇大神社・大山祇神社・豊年神社・八坂神社・雷電神社
桜塚交差点を南に入って,栃木県では少数派に属するうどん専門店「いちょう庵」脇を西に入って、そのまま直進すると突き当たりに未舗装の細い道があるので迷わず森を直進すると日吉神社の脇に出る。大きな神社。
下の方に鳥居が見えるので本来の参道はすぐ分かる。
寛保二壬戌天1742の石燈籠。明治四年1871の狛犬。
神楽殿は昭和33年造営。 拝殿左手に土俵があり、その左に「厳島神社」の石祠。もうひとつは「雷電神社」で寛政二年1790創と筆書きされた神札に大雷神の文字。
拝殿右手にも寛政二年1790創と書かれた神札の納められた「雷電神社」
拝殿真裏にずらりと石祠が並び,中央の猿田彦大神の木製祠の中に立派な金精大明神さまが。天保十一年1840子正月と彫られているので173年立ちっぱなし!
両脇に「万延元年1860庚申塔」「文化十三丙子年1816子待供養塔」「安政六己未年1859」「天保三年1832」「嘉永三年1850」「寛政十二年1800」「文化六己巳年1809」「文政五壬午年1822」などか読める。
脇の入口に「文化二乙丑年1805」石像。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 山王大権現 池森 竜元寺
*『下野神社沿革誌』巻三-34丁(明治三十五年1902)
上都賀郡北犬飼村大字池ノ森字山王鎭座 村社 日吉神社 祭神 大山祇命
建物本社間口一間 雨覆間口二間奥行三間 拝殿間口三間奥行二間 末社四社 石燈籠二基 石華表一基 石獅子二基 水盤石一個明治廿六年十一月十五日瓦井太平高椅太一郎奉納 寳物古鏡一面 氏子五十戸総代三員 社掌矢口寅吉同郡北押原村大字鹽山住 本社は寛正二年1461十一月十五日の創立にして瓦井左京之介の勸請なり 往古は山王大権現と稱し創立以来寛永四年1627六月まで瓦井家にて守護たりしか同年七月より別當龍元寺を置き奉仕せしむ 後慶応二年1866六月瓦井高椅齋藤の三氏上京して神祇管領長上に請ひ宣旨を以て正一位都賀日吉大權現の社號を賜はらる 社域一千八百九坪高燥の地にして三十餘階の石磴を躋り境内には古杉老松落々と繁茂し幽邃にして雅致あり...(続いて瓦井左京之介の略記と社創建の縁起が続き、元文二年1737の山王大権現への祈願文の写しが記録されている)


元禄の鳥居


「都賀日吉大權現」額

神楽殿

手水舎

寛保二年1742石燈籠

明治四年1871狛犬


二拜二拍手一拜

神庫と土俵

厳島神社

雷電神社


男軆山

不明

右手の雷電神社

本殿真裏の石祠群

200年前くらいからの石祠が並ぶ



天保十一年1840金精大明神

正式な入口

東からの入口

広大な境内地

愛宕神社
[あたご神社]
栃木県鹿沼市藤江町1518

祭神:軻遇突智命 境内社:厳島神社
旧地名:上都賀郡南押原村大字藤江
現在は鹿沼カントリークラブになってしまった伊吹山に鎮座。山裾のじゃり道を入っていくと旗杭収納の朱色のトタン屋根が見えてくる。杉にまぎれて鳥居が見える。狛犬は「嘉永五壬子歳」1852のもの。鳥居の先に敷石の長い参道がつづき,最後に大谷石の石段が見えてくる。上り切るとくぐり屋があり,正面に拝殿。「正一位愛宕大権現」の額。
左手に「厳島神社」石祠。右手に出羽三山の石塔2基、天照皇大神宮・豊受大神宮・熱田大神の石塔。
立派な神楽殿では太々神楽が奉納される。
『栃木県神社誌』昭和39年には「主祭神:火産霊神・天児屋根命・大日孁貴命」と記録されている。 もちろん火産霊homusuhiは『日本書紀』に「一書に曰く,伊弉冉尊,火産霊を生みたまひし時に、子に焼かれて神退ります」とあり,軻遇突智のことである。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡 正一位 愛宕大権現 藤江
*『下野神社沿革誌』巻三-384丁(明治三十五年1902)
上都賀郡南押原村大字藤江鎭座 村社 愛宕神社 祭神 軻遇突智命
祭日陰暦正月廿四日九月廿四日 建物本社間口九尺奥行同板葺 雨覆間口二間奥行四間石葺 拝殿間口四間奥行二間麻柄葺 神楽殿明治三十四年九月廿四日造営 末社五社 石鳥居一基 石燈籠十基 氏子八十戸総代四員 社掌矢口寅吉同郡北押原村大字鹽山住
本社創立年號詳かにせす寛海宝印の勸請なりと傳ふ 往古本社は太郎坊愛宕山大権現と稱し...略...別當普門院を置き奉仕せしむ 寳物には鬼神丸と稱す國重の名刀あり(元禄四年1691五月藤江竹右衛門満政の奉納) 殊に衆庶信仰の社にして往時日光社參の時は公家及ひ紳士の輩參拝あり 社域一千五十五坪にして伊吹山の丘陵に鎭し石磴数階を躋れは老松古杉蓊欝として林をなし神井の水光掩映して風色甚愛すへし



入口鳥居の嘉永五年1852狛犬


参道の石燈籠

石段左右に石碑

石段右手の御神木

石段を上がるとくぐり屋


正一位愛宕大権現

拝殿前の狛犬


右手に神楽殿

厳島神社

出羽三山など


由来書石碑

入口

左手の車道から

浅間神社
[あさま神社]
栃木県鹿沼市藤江町814

主祭神:木花開耶姫命
旧地名:上都賀郡南押原村大字藤江
黒川を東北道が越えるあたりの田園地帯に鎮座。2013年3月現在は道路整備工事中のため通行止めが多く行きにくい。付近の畔に停めて徒歩で行くが道は整備中なので水路を渡るのに回り込む工夫がいる。
八角の藁座を履いた石製明神鳥居に浅間神社の額。盛土の上に奥行きのある社殿。額に「浅間大神」。中に石製本殿。脇に「昭和五十三年・富士浅間神社・石段改修記念」額。
社殿左右に石祠が五基ずつ計十基並ぶ。
裏手に不思議な石塔が。「富士○ 目眼神社」と読めるが不明。まさか間に字があったとは思えない継ぎがしてあるが。浅間>せんげん>千眼の「眼」は分かるが、「目」はなんだろう。じっと見つめていたら何やら目がよく見えるようになったような気が…

鳥居額

石燈籠2対

本殿額

本殿

左手に五祠

右手に五祠

目眼神社と読める

横から

向こう側を東北道が走る



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