氷川神社

[ひかわ神社]

栃木県さくら市鹿子畑170

旧地名:塩谷郡喜連川町大字鹿子畑170
祭神:須佐之男命・火産霊命・大山祇命 境内社:天満宮
25号線沿い鹿子畑公民館と東輪寺から遠目に鳥居が見える。鹿沼聞書に東輪寺とあるのがここ。天満宮の方が記録されている。
宝曆二年1752創建。大正七年1918に社殿を改築。
はるか手前の大正十年1921社号標に「饌供進指定村社氷川社」。左手に昭和廿一年「奉納鳥居」石版が立っている。
長い石段を上るとかなり大きな社殿が見える。
左手には,どっしりした鳥居の天満宮。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
那須郡 天満宮 鹿子畑 東輪寺
*『下野神社沿革誌』巻八-14丁 明治三十五年1902
那須郡上江川村大字鹿子畑鎭座 村社氷川神社 祭神素盞嗚命 建物本社間口三尺奥行四尺 末社一社 氏子四十三戸 本社創立は宝暦二年1752にして往古より鎭守たり 社域五百二十二坪字古屋敷に在り
さらに石段を上る
拝殿拝殿内左に天満宮
大正元年狛犬石工金田渓谷
堂々たる鳥居の天満宮天満宮内右手に石祠2基
大正四年1915「神符霊契」碑
大正十年1921「昇格記念」碑大正十年1921社柱,奉納鳥居の碑中央に鳥居
愛宕神社

愛宕神社跡

[あたご神社]

栃木県さくら市鹿子畑1810

旧地名:塩谷郡喜連川町大字鹿子畑
祭神:火産霊命
東輪寺の北東丘陵。金鹿小学校の裏手。2012年11月現在閲覧できる国土交通省Web地図に神社記号あり。
確認のために山登り。一度目は沢を登って左手北側に登ってしまい,失敗。二度目に頂上らしきあたりに目星を付けて倒木をくぐり枯れ木を寄せながら沢を行くと,なんと右手杉の根元に苔むした人工の玉が埋もれているではないか。試しに右手に斜面を登ってみる。
なにも見当たらないが,1.5m径ほどの穴が3つ掘ってある。自分ならここに祠を祀るだろうと当たりをつけて落ち葉をかき分けてみると,人工の30cm径ほどの基石を発見。11月27日の強い風が,枝に残っている枯れ葉を叩く音しか聞こえない。
山の斜面を降りてみると,車を停めた地点より100mは北の道路にたどり着いた。
近所のお宅を3軒たずねるも情報なし。4軒目に車を停めた山道入り口隣りのお宅のご婦人が「ああ,あたごさんだよ」
「祖母あたりはお参りに行っていたが,氷川さんに遷されて,今でも年に1回は氷川神社にお参りに行く。えっ,あそこまで登ってくれたのかい。ありがたいね」。こちらが感謝。
東輪寺向かいの氷川神社にある大正四年1915「神符霊契」石碑に「併合無格社八坂愛宕三島三社於村社氷川神社之議明治四十四年1911九月得允許」とある。百年前のことだ。
登り口まだ道らしい沢すぐに単なる沢
不安になる風嵐で発見!
この上らしい何となく参道礎石発見!
残っていた中央礎石
火でも焚いた穴か麓の農家裏手・遥拝石宮?中央頂に鎮座

 

 神社総目次へ    喜連川の神社目次へ 
 ページトップ