琴平神社

[ことひら神社]

栃木県宇都宮市・下荒針町3369

祭神:大物主命 境内社:愛宕神社・大杉神社
宇都宮市の西部,明保小学校正門前。参道が売り払われたのだろう,鳥居が民家のすぐ裏に立っている。
昭和三年社号標には「琴平神社」,昭和五十年御神体奉斎記念碑には「金刀比羅神社」,ちょうど掲げられていた旗には「金刀比羅神社」。祭日は4月10日で撮影日は4月8日。
180年前の石燈籠が残っている。「天保四癸巳年1833三月十日」「天保五甲午年1834三月十日」
例祭:4月10日(近い日曜)
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻五-35丁
河内郡城山村大宇荒針鎭座 村社 琴平神社 祭神大物主命 建物本社間口二尺一寸奥行四尺二寸 鳥居一基 氏子十八戸 社掌萱生英尊宇都宮市松峰町住
本社字東耕地に在りて社域二百九坪淸酒の地に在り
拝殿
土俵を備える 天保五年1834 天保四年1833
昭和二年狛犬
御神体奉斎記念碑 左手の石祠 右手に古そうな石塔
明保小 本殿 本殿から男体山が見える
琴平神社

琴平神社

[ことひら神社]

宇都宮市・下荒針町3127

主祭神[高龗神]

主祭神:高龗大神[たかおかみのおおかみ],大物主大神,素戔嗚命
大正二年八坂神社を,翌大正三年八月城山村大字荒針字東耕地の無格社「高龗神社」を合祀している。これによって祭神に高龗神の名を連ねることになる。
鷲谷病院・大運寺の北。姿川のすぐ西に小高い山が南北に横たわっている。この頂上に鎮座。ただし寺側から山に入るのは難しい。神社の北側から入る。登り口は見つけにくい。目印は小学校跡地の公園。昭和5年の「學道改修記念」石碑と「學校新築記念碑」と桜を探す。
細い山道を登ると,銀色の真新しい鳥居が見える。社殿も新しい。
「村社琴平神社」の社号標は昭和10年4月10日建立。
東側に境内社が並んでいて,左手は「八坂神社」の社号標が立っている。「御神燈 文政元戊寅歳1818十一月吉日」
右側の大きめの大谷石製の祠が「高龗神社」である。大谷石の社号標はもう読めない。龍の月の部分と神がかろうじて。
この背後は崖になっていて,すぐ下を姿川が流れている。
本殿:流造亜鉛葺 拝殿:流造亜鉛葺 例祭:3月第一日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻五-35丁
河内郡城山村大字荒針字西耕地鎭座 村社 琴平神社 祭神大物主命 建物本社間口三尺奥行四尺五寸 鳥居一基 氏子二十五戸 社掌栗原千族
本社創建年月詳ならす社城二百二十七坪あり
學校新築記念碑と桜 學道改修記念 ここを登る
琴平神社社号標
八坂神社 高龗神社
八坂神社

八坂神社

[やさか神社]

栃木県宇都宮市・西宮1-9(<下荒針町3285)

祭神:素盞嗚命
もとの地名は城山村大字荒針。その後下荒針町になり,区画整理で西宮になった。
明保小学校の北東,西宮団地の西の端に鎮座。団地の一区画分が境内地にあてられた。下荒針時代には67坪と記録されているのでほぼ同坪数。
例祭:旧暦6月14日
不明の石
八坂神社

八坂神社

[やさか神社]

栃木県宇都宮市・下荒針町2198

祭神:素盞嗚命
明保小北の信号を左折して姿川を越え,東北道をくぐった右手に鳥居が見える。最近整備されたようで,鳥居は平成21年7月建立。
拝殿兼金澤公民館の真裏に朱色の稲荷神社木製祠と白色石製の八坂神社本殿。この石祠が珍しい。よく見ると内部の壁に文字が刻んである。この位置に文字を見るのは初めてだ。「文久三年1863亥八月吉日・○○氏子中・徳門・石工なんとか」と読める。
稲荷神社の神札も珍しい。「稲蒼魂之命」とクサカンムリ蒼の字が使われている。もちろん倉稲魂命のことである。昭和三年1928に書かれている。
その左の「御拝殿新築記念」碑は昭和十六年1941のもの。
拝殿右手に並ぶ五基の石塔の内,読めるのは「寛政十年1798馬頭観音」「文化九年1812庚申塔」「天保六年1835十九夜供養塔」
昭和十六年1941狛犬
拝殿右手 文化九年1812庚申塔
拝殿真裏 文字が刻んである 「蒼」字に注目
新しい台座が追加された 荒針学校跡の碑と梅林
全景 遠景 前に水田
荒針1900あたりに 戸室山に行く途中の石祠 左の拡大
八坂神社

八坂神社

[やさか神社]

栃木県宇都宮市・下荒針町2162

祭神:建速須佐之男命
明保小学校の西,赤川と姿川が合流する地点から800m北の丘陵上に鎮座。
早朝6時頃に自転車で挑戦。明保小北の信号を左折して姿川を越え,9月12日のまだ稲刈り前の水田を見ながら,それらしい入口を上ってみる。気持ちのいい木立の間の道を進むと広々とした地点にでるが,見つからない。丘陵は沢で分断されており,沢を渡って探すと杉の根元に木製祠を発見。きちんと結界も張られている。
『栃木県神社誌』平成18年版の別冊に簡略な鎮座地地図が載っている。この65頁に146番(下荒針町1994)で載っているのがここ。しかし番号重複の同じ146番で,戸室山西にも八坂神社がポイントされている。そちらは本文で石製神明鳥居一基と記録され,石祠の写真が掲載されている。「祭神:建速須佐之男命。例祭:7月14日 旧暦6月14日。193坪」
沢の反対側から見た祠
入口方面 中央の丘陵に鎮座 赤川越しに鎮座地を望む
八坂神社

八坂神社

[やさか神社]

栃木県宇都宮市・下荒針町1994

祭神:建速須佐之男命
大谷町の城山中学の南の真純乃郷東奥に釣堀フィッシングパークX-ZONEがある。ここの管理人さんに案内していただいた。感謝。釣堀裏山に鎮座。宇都宮市と鹿沼市のちょうど境界にあたる。馬車道途中から戸室山と多気山が見えた。
震災で石鳥居は倒壊してしまい,新たに朱塗りの鉄鳥居が建てられた。石鳥居は鉄鳥居の1.5倍ほどの高さのある立派なものだったという。
石宮背面に「昭和二十六年1951八月六日改築」とあり,右側面に梅の木,左側面に扇三面と二体の生物レリーフ。
左手の石燈籠には「明治三十九年1906」,右手は「明治卅九年1906」と2種類の30で彫ってある。社号は坂がこざと偏で「八阪神社」と彫ってある。ここでは『栃木県神社誌』平成18年発行にならって土偏で記録しておく。193坪,旧村社。氏子45戸。
例祭:7月14日
荒針には八坂神社が4社鎭座する。下記の『下野神社沿革誌』現在社は下荒針町2198の可能性もあるが,とりあえずここに記載しておく。
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻五-35丁
河内郡城山村大字荒針鎭座 村社 八坂神社 祭神素盞嗚命 建物本社間口二尺五寸奥行三尺 鳥居一基 氏子十八戸
本社は字境木に在りて社城百六十七坪を有す
拝殿 旧鳥居台石
奉納八阪神社
明治卅九年 明治三十九年
本殿浮き彫り 本殿浮き彫り 本殿背面
本殿脇 本殿真裏の石祠
石祠脇
馬車道を行くと鳥居 東の方面
馬力神

馬力神

[ばりき神]

栃木県宇都宮市・下荒針町3414

鷲谷病院から姿川沿いに西に入って進むと,道沿い右手に見える。姿川の向こうに横たわる山陵には琴平神社が鎮座する。
覆屋内には地蔵尊らしきものが祀られている。馬力神の石標はあるいは農耕馬の供養塔かもしれない。
姿川

ここから西の大運寺手前に大正十三年19249月造立の十九夜など四基が覆屋に祀られている。

 

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