星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県宇都宮市田野町690

旧地名:宇都宮市・田野町字星宮
主祭神:磐裂神・根裂神
天文年間1532-55の創立。
城山中学校の西にある老人ホーム宮の里の西側奥の山腹に鎮座。石製鳥居が三基あり,一の鳥居手前に駐車できる。苔むした石段を登っていくと二の鳥居,さらに登ると三の鳥居の先に拝殿が見える。
拝殿裏手に石祠4基。
少し離れた右手に鳥居つきの稲荷神社。台座に狐のレリーフ。ここの石鳥居は安政五年1858奉納。
『栃木県神社誌』昭和39年2月11日発行には鳥居一基と記載されていた。新版で三基と記録され,二基増えたことになる。
例祭:旧暦9月19日(祭日前の日曜日)甘酒祭り。
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡  星宮大明神 田野 華蔵院
*『下野神社沿革誌』5巻36丁 明治三十五年1902
河内郡城山村大字田野鎭座 村社星宮神社 祭神 磐裂神 根裂神 建物本社間口五尺奥行一間二尺 末社一社 氏子三十戸 本社創立年月不詳 社域五百十坪字星宮に在り

最後の宇都宮城主戸田忠友筆額 左手
右手 本殿 一の鳥居
二の鳥居 二の鳥居 三の鳥居
三の鳥居左手の手水石 左手 本殿裏手
西から 稲荷神社鳥居2003年 稲荷神社
狐のレリーフ 安政五年1858石燈籠 二の鳥居を見下ろす
八坂神社

八坂神社

[やさか神社]

栃木県宇都宮市田野町236

旧地名:宇都宮市・田野町天王原
主祭神:素盞嗚命 配神:猿田彦大神
天文年間1532-55の創立。
拝殿内は隙間がなく中が見えない。『栃木県神社誌』昭和39年2月11日発行には本殿は間口五尺奥行一間二尺と記録されている。すると拝殿裏手に三基並んでいる石祠は本殿ではないのかという疑問がわく。
図書館で調べてみると『栃木県神社誌』平成18年7月12日発行に「本殿石祠五基 拝殿トタン葺」とあり,石祠五基の写真が掲載されている。小生が撮影してきた写真と比べると石製の台座と石祠の形は同じである。中央と右端の間にあった二基が,震災によりなくなったのである。元は現在中央に祀られているいちばん大きい石宮は,少し左に寄っていた。三基でバランスがとれるように移動したのである。
残された三基のうち右手は猿田彦大神。
例祭:6月10日(祭日前の日曜日)花屋台を出す。
八坂神社 中央:拝殿 拝殿右手から
中央:八坂神社 右端:猿田彦大神 後ろから
大谷石の神庫 分かりにくいが祭壇が
山ノ神

山ノ神

[やまのかみ]

栃木県宇都宮市田野町976

森林公園通りを北に進んで,右手の同じような山裾の樹叢の中に鳥居を探す。道路沿いの「CYCLE ROAD RACE ⑧中坪」標識と,その道路向かい側の石段4段が目印。
参道はコンクリート舗装されている。30mほどで背丈の三倍ほどの高さの大きな岩の上に石燈籠と木製祠が見えてくる。残念ながら読み取れる文字は何もない。向かいのお宅でおうかがいすると「やまのかみさま」とおっしゃっておられた。推定祭神は大山祇命。
この社について目にできる記録は見つかっていない。
木製鳥居 左右の岩に石燈籠
石祠一基 鳥居を見下ろす
見落としそうだ 中坪標識
大日如来
大日如来 田野町892
森林公園通りに入ってすぐ右手。享保元丙申1716石燈籠。文政三庚辰1820十九夜念仏供養塔。その右隣りは享保十二丁未1727十九夜念仏供養塔。向かいのお宅に立派な石鳥居が見えたので撮影させていただいた。もぎたて柚子までご馳走になり感謝。お宅も300年は経つという文化財物で,享保頃に新築した際に供養塔を奉納したのかもしれない。
後日,このお宅のご長男に「この先に鳥居があるよ」とご教示いただき,上記の山ノ神を発見することができました。
大日如来 享保元丙申1716 右:享保十二年1727
文政三庚辰1820など
森林公園通り 向かいのお宅の鳥居 向かいのお宅のお宮

 

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