天神宮

[てんじんぐう]

栃木県真岡市上鷺谷215

主祭神:天照皇大神 境内社:神武天皇社
土着した茂兵衛という武士が承応三年1654に創建したと伝わる。現在は井頭公園が整備され,公園西の駐車場から北に歩いてすぐの杉林に鎮座。
石宮が四基並んでいて,どれが天神宮か悩む。左端と右端はほぼ同型。『栃木県神社誌』平成18年版の写真から判別すると左端がそのようだ。中央二基の小ぶりな石宮の一基は昭和十一年1936建立。下記大杉神社石宮と同型に見える。中央に祀られたところから,屋根の欠けた方が昔からの天神宮か。
例祭:4月3日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 巻六・4丁
芳賀郡大内村大字上鷺谷鎭座 村社 天神宮 祭神 天照皇大神
建物本社五尺四方 華表一基 氏子二十戸 本社勸請年月不詳 社域三百九十五坪字北原に在り
左端
右端 中央
赤三角ポール方向に直進右手
大杉

大杉神社

[おおすぎ神社]

栃木県真岡市下籠谷2896

主祭神:大己貴命・水速女命
旧地名:芳賀郡大内村大字下籠谷
鬼怒川東岸を走る408号線沿い,観音堂の隣りに鎮座。道路向かいに神明宮。
創立不詳。鹿島香取の阿波神大杉神社を勸請,鬼怒川の水運関係者に奉祭された。勇壮な神輿の「もみ渡り」が行われていた。
例祭:旧暦6月23日

入り口 本殿 北側の観音堂
石祠群 右手奥に神明宮 石段と観音堂
神明

神明宮

[しんめいぐう]

栃木県真岡市下籠谷2550

主祭神:内宮天照大神・外宮豊受皇大神
境内社:八坂神社・船玉神社
上記の大杉神社の道路を隔てた向かい側つまり東に鎮座。
創建不詳。本殿階段金具に「享保五歳子1720八月吉日・下野國石法寺村・神明宮」と刻まれている。
『栃木県神社誌』昭和39年版に「鹿沼聞書という古文書に,当社は<神明宮 石法寺 村正平七>とある」と書かれている。鹿沼聞書は『栃木県神社誌』の巻末附録に全文収録されているが,石法寺神明宮の記録は見当たらない。編集ミスなのか,鹿沼聞書の別原稿に依拠するのか今後の校訂に待ちたい。
太鼓,鼓笛,笛,鐘で奏する「石法寺囃子」があった。鳳祭には柳材の彫刻が施された二階建組立て式天棚を設け天祭を三日間斎行した。
例祭:11月18日 610坪
 
三峯

三峯神社

[みつみね神社]

栃木県下籠谷1677

121号線を南進して,井頭公園西信号のひとつ手前の信号を左折してすぐ右手。
詳細は不明。
八坂

八坂神社

[やさか神社]

栃木県真岡市下籠谷2166

祭神:素盞嗚命 配神:櫛稲田姫命
121号線を南進して,二股に分かれる下籠谷交差点手前左手の細い道を入るとすぐ。
社号を示すものがなかったが,社殿のガラス越しに撮影してみると白紙に墨文字で「八坂神社」
詳細は不明。明治中頃に再建されたらしい。
社号確認
真裏 入り口方向
星宮神社

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県下籠谷308

主祭神:瓊瓊杵尊
真岡北寮高校の南西,いまだ原生林のような雑木林に鎮座。昔の字名は赤曽。
詳細は不明。昔は黒木造りだったが平成十一年に石鳥居が建立された。流造板葺の本殿。
例祭:11月13日 178坪
平成十一年石鳥居
本殿
流造板葺
森の奥に社殿
三峯

三峯神社

[みつみね神社]

栃木県下籠谷266

真岡北寮高校の南。昔の字名は赤曽。はじめにそれらしい杉を見つけて入ってみると「赤曽観音堂」だった。となりに公民館。付近を歩いてみると少し南に石鳥居。木製鳥居が接近して建てられている。左手に明治三十一年1898社号標。社号の下に「芳賀郡大内村大字下籠谷・村社高龗神社社掌石川○○」と刻まれている。真北に鎮座する高龗神社の神主が兼務している。鳥居左手にイチョウの古木。
詳細は不明。
本殿 となりに石祠
社号標
木鳥居も
左手先に観音堂 イチョウの古木 イチョウ
赤曽観音堂
鳥居があった? 観音堂境内

下籠谷には他に,
「猿田彦神社 下籠谷324」「八坂神社 下籠谷2822」
が記録されているがまだ所在確認できていない。猿田彦神社は3mほどの高さの小塚があり,150坪で社殿はなく,台座に三猿が刻まれた石像だけが祀られている。
八坂神社は半世紀前の情報では,境内地13坪で幅45cmほどの亜鉛葺き小祠。
情報お持ちの方はぜひ教えてください。[メール]
高龗神社 下籠谷780は「真岡市の高龗神社」に紹介しました。

 

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