磐裂神社

磐裂神社

[いわさく神社]

日光市・細尾町318

主祭神:磐裂神・根裂神 境内社:稲荷神社・八坂神社
神橋裏手に勝道上人が創建した現磐裂神社(星宮)より御分霊を勧請して天長三年826に創建される。江戸後期には「妙見菩薩」と称した。いろは坂登り口の少し手前左手に1.5キロほど入ったあたりに鎮座し,かつては修験者の峯修業の要地であった。
弘安九年1286中禅寺に奉納された女体権現御供養の銅瓶子を蔵す。
寛政十一己未1799石燈籠。拝殿前に元禄十四辛巳1701石燈籠。
狛犬は昭和四年か? 昭和55年1980「磐裂神社千二百年改修記念碑」
祭日:5月4日
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 三巻-6丁
上都賀郡日光町大字細尾鎭座 村社 磐裂神社 祭神 磐裂神 建物本社間口一間一尺奥行同 屋根栃葺高欄付朱塗 華表一基 寶物唐銅瓶子一個弘安九年1286四月奉納 氏子五十餘戸 社掌北山又一郎同町大字所野住
本社創立は淳和天皇の御宇天長三年826九月にして古社たり 社域七百五十三坪淸洒の地に在り
手水石
昭和四年1929狛犬
寛政十一己未1799
いちばん太い杉
元禄十四辛巳1701 本殿
本殿左手
本殿右手 磐裂神社千二百年改修記念碑
石段途中
鎮座の杜 磐裂神社参道入口
磐裂神社

磐裂神社

[いわさく神社]

日光市・細尾町612

主祭神:磐裂神・根裂神
いろは坂の登り口右手に鎮座。休憩所に停めて少し下ったあたり。
道路からは見えない。覆屋に朱塗の木製宮が祀られている。
文政十三庚寅年1830六月吉日の石燈籠に「奉献男體山」と彫られている。
道路向かいの馬返し駐車場に「天明七未年1787庚申塔」「明治卅六年1903水神様」
隠れている 磐裂神社
本殿
文政十三庚寅年1830
奉献男體山
いろは坂上り口 写真中央に鎮座 駐車場脇
稲荷

豊川稲荷神社

[とよかわいなり神社]

日光市・細尾町683

主祭神:倉稲魂命
細尾大谷橋交差点をさらに,いろは坂に向かってほどなく右手に鎮座。「日光豊川稲荷」の標識が道路沿いに立っている。
木製一の鳥居に「豊川稲荷」額,三の鳥居に「豊川稲荷大明神」とあり,左手上部に通じる構造だが,建物は社務所だろうか,拝殿だろうか分からない。それ以上進んではいけないという張紙があるので断念。
三の鳥居手前左手に一社,右手に二社祀られており,右の大きい方がおそらく稲荷神社本殿だろう。
祭日:2月初午日
豊川稲荷
豊川稲荷大明神 この先進入禁止
本殿となりも稲荷神社 本殿裏手の石祠
左手
旧鳥居 日光豊川稲荷標識
安良沢

安良沢神社

[あらさわ神社]

日光市・清滝安良沢町1728-94

昭和49年1974古河精銅所にあった社宅とともに和の代神社も遷宮し安良沢神社と改称した。
となりの「先憂神社(道臣命)」も古河精銅所内にあった昭和初期創建の社で昭和49年に安良沢神社の相殿となった。詳しくは案内看板を。
安良沢神社 先憂神社
安良沢神社額 安良沢神社解説 和の代住宅の石碑
先憂神社解説
稲荷

糠塚稲荷神社

[ぬかづかいなり神社]

日光市・日光2204

主祭神:倉稲魂命
憾満ヶ淵[かんまんがふち]の上の道を駐車場から10分ほど歩いていくと右手に鳥居。
鳥居は計三基。石段途中に寛延四未歳1751庚申供養塔。
石宮が祀られており,重軽石の伝承があるがどの石か分からなかった。
天保八年1837植田孟縉『日光山志』に「里人糠塚と唱ふ。何に寄りて築きたるものにや。曾て其由来を失ふ。近来塚上に稲荷の小祠を祀るといひ,又其辺に石を聚めて多く積み置きたるもあり。その謂知らず」との記載がある。
朝日姫の財宝を埋めた宝塚が糠塚であるとの伝説があり,明治期に掘り返してみたが宝は出てこなかった。
少し先に大日橋があるが,ここは民家からはほど遠く,人の往来もなく,詳しいことは分からない。
日光高速道がすぐ左手を走っている。
例祭:二月初午日
寛延四年庚申塔 寛延四未歳1751
糠塚稲荷社額
本殿
高速道方向 狐山稲荷はこの奥か
■西町太子堂・憾満ヶ淵
かんまんの茶屋前の駐車場から憾満ヶ淵に向かうと,公園に元禄八年1695の庚申供養塔があり,その向かいの道沿いに太子堂がある。
さらに西進すると石垣の美しい慈雲寺の門があり,昭和44年1969に復元された慈雲寺。並び地蔵が左手にずらりと74基。右手下を流れているのは大谷川で,このあたりを憾満ヶ淵と呼ぶ。男体山噴火の溶岩で形成された奇岩の景勝地。とても気持ちのいいところである。神橋から左手つまり南に入って磐裂神社神社を見てから「かんまん大谷橋」を渡って徒歩で散策できるのでおすすめ。かんまんの茶屋のゆばそばもおいしい。
太子堂
元禄八年1695庚申塔
慈雲寺門 慈雲寺
慈雲寺解説 並び地蔵=化け地蔵
霊庇閣
霊庇閣解説 並び地蔵解説
憾満ヶ淵解説
かなりの巨木
かんまんの茶屋 茶屋前に地蔵菩薩など
茶屋前の庚申塔 駐車場トイレ前の案内板 狐山稲荷神社が載っている
糠塚稲荷から西に少し行くと,左手斜めに上る苔の生えた小道があり,高速日光道をくぐれるようになっていて,左手に「狐山稲荷神社」があるはずなのだが,見つからなかった。大谷川の引水が大量に音もなく流れており,橋を渡ると土壁で行き止まりになる。むりやり三メートルほどよじ登ると広場に出るが,なにもない。さらに南に小山がそびえているが踏み分け道もなにもないので断念。