二宮神社
報徳二宮神社
[ほうとくにのみや神社]
日光市・今市743
大杉神社
大杉神社
[おおすぎ神社]
日光市・今市674
星乃宮
星乃宮
[ほしのみや]
日光市・今市1020
主祭神:虚空蔵尊
旧地名:今市市・今市/上都賀郡今市町大字今市
星顕山光明院如来寺の墓地に鎮座。山内の瀧尾神社の別当であった。如来寺の守護神であり虚空蔵尊を祀る。如来寺のWebに「現在の鎮守は明治16年(1883年)4月、当寺第24世徹譽上人の造立」とある。
右手の朱色祠は稲荷神社,左手の石屋根は山神社。
稲荷
沢蔵司稲荷神社(そば喰い稲荷)
[たくぞうすいなり・そばくいいなり]
日光市・今市570あたり
愛宕神社
愛宕神社
[あたご神社]
日光市・瀬川192-2
天満宮
天満宮
[てんまんぐう]
日光市・今市1020
主祭神:菅原道真公 境内社:2社
旧地名:今市市・今市/上都賀郡今市町大字今市
創立等詳細不詳。
日光街道,七本桜交差点を北に折れて最初の信号左手に鎮座。ちょうど公民館の建設中だったが,居合せた氏子さんに,どんどん撮っていってとすすめられる。
拝殿額に「天満宮」,右手の壁に昭和十五年1940「天満天神宮」額。
左手の覆屋内に木製祠がふたつ祀られている。
石宮に「再建」の文字だけが読める。もう一基大きい方は石燈籠だろうか。文字は読めない。
愛宕神社
愛宕神社/稲荷神社/山神社
[あたご・いなり・やま神社]
日光市芹沼1473
雷電神社
雷電神社
[らいでん神社]
日光市今市1372
旧地名:今市市今市
主祭神:大雷命
もうひとつの杉並木,会津西街道沿いに鎮座。杉の古木の奥に見える。石宮がふたつ祀られている。木製朱塗り鳥居,石燈籠一対。
詳しいことは分からない。
成田山
成田山
[なりたさん]
日光市豊田238
旧地名:今市市豊田
主祭神:大雷命
明王堂。もうひとつの杉並木,会津西街道沿いに鎮座。上記雷電神社のななめ向かいあたり。
詳しいことは分からない。
浅間神社
浅間神社
[せんげん神社]
日光市芹沼2258 せりぬま
旧地名:今市市芹沼/河内郡豊岡村大字芹沼
主祭神:木花咲耶姫命 境内社:八坂神社・山神社
大谷向から塩谷に向かう461号線沿いの富士山に鎮座。手前500mほどに共通の氏子さんの奉祭する芹沼鎮守高男神社がある。
道路沿いの杉の木に大きなワラジが掛けられていて,その左手に解説板が立てられている。
鬼風山奥宮,上浅間本社,下浅間本社で構成される。
例祭:4月中旬の日曜日
*『下野神社沿革誌』明治三十五年1902 巻三-27丁
河内郡豊岡村大字芹沼鎭座 無格社 淺間神社 祭神 木花開耶姫命 祭日三月十五日 建物 上浅間本社間口四尺七寸奥行五尺七寸 下浅間本社間口四尺六寸奥行二尺六寸 鬼風山奥宮間口一尺四寸奥行二尺二寸 石燈籠一基 石燈籠二基 信徒五十一戸總代三員 兼社掌阿久津周貞同村大字町谷一番地住
本社創建は詳ならす 當境は鬼風山と稱する高山にて松杉鬱蒼森然として山脉東北に連り本社は中腹に在り馬塲先より登ること四十九間夫より奥社は絶頂にありて登ること百二十間ありて四方の眺望佳なり
上り口鳥居手前左手の杉に「大草鞋」が掛けてある。昔は春の風神祭に奉納された。風神祭は約1300年前に養老律令で定められた道饗祭に由来する。芹沼では「辻固め」または「辻切り」の祭りとして伝わり,大草鞋を芹沼地域の辻角に奉納した。
道饗祭[みちあへのまつり]は疫神祭ともいわれ,疫病,疱瘡が村に侵入するのを防ぐために,境界に塞神=道祖神を祀り,饗応=もてなしたので「饗」の字があてられている。塞は要塞のサイでふさぐ,ふせぐの意。『古事記』に「塞sayaります黄泉戸yomidoの大神」,書記に「黄門yomidoの塞saheの大神」とあるのが道祖神のご先祖で,『奥の細道』序「そぞろ神の物につきて心をくるはせ,道祖神のまねきにあひて,取もの手につかず」でメジャーになる。「さへの神」からsae, saiと変形し,障・歳・才・齋・幸・妻など多数の文字があてられている。
「辻切り」は道に境界線を引く,「辻固め」は境界を決める,閉ざすという意味で,この線からこっちに疫病神は入ってくるなという願いが込められた名称である。
大草鞋には「この村には,このような大きな草鞋を履く大男神がいるから,悪者は立ち入るな,疫病も立ち去れ」というメッセージが込められている。
長さ三尺半,幅一尺半(105X45センチ)の大きさで踵がなく,稲穂と,竹筒に入れたお神酒を大草鞋に飾り付ける。
富士浅間神社鳥居の左手に「厄払い大草鞋と獅子舞」の案内板があり,小見出しに「獅子舞=富士山不動尊・高男神社・芹沼十文字」と書かれている。
高男神社は西に500mほどの同じ道路沿いに鳥居があり,不動尊は富士山前の沢の小さな滝のところにある。
「芹沼地区の獅子舞は文挟流の流れを汲む獅子舞で,日光東照宮造営に際して舞ったのが最初と言われています。昔は辻固め(辻切り)の旧暦4月8日と,八朔の3日前に行う風祭りの年2回,獅子舞が奉納されておりました」
現在は8月最後の日曜日に厄払い大草鞋を奉納する辻固めと同じ日に「辻切り獅子舞」の名称で守り伝えられ,獅子舞が奉納されている。
高男神社でも浅間神社と同じ獅子舞が奉納される。
高男神社の宮司を務められた渡辺一男さんが栃木県の神社庁発行の『栃木県神社誌』平成18年版に高男神社由来を書かれている。
「4月8日の辻固め 疫病を防ぐために村界(村の境界)に大草鞋をつるし,獅子舞があり太刀を揮って舞う」
「9月1日は風祭りで荒き風を防ぐ獅子舞を鎮守社前で舞う」
このあたりは昔から良質の水が湧き出る泉や沼がたくさんあった。千の沼のある地として千沼[せんぬま]と呼ぶようになる。長い年月の間に[せんぬま]から[せりぬま]に変化したのである。いまでも土地の方の中には[せんぬま]と呼ぶ方もいらっしゃる。
『角川地名大辞典』の芹沼の項に「芹沼と称する沼があったところから」とあるが,説明不足。また「字屋敷内に高田神社」とあるのは誤りで,正しくは「高男神社」である。
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案内板 |
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大草鞋 |
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富士山 |
以下の写真5枚は 「山歩きTREKKING」 さんよりご提供いただきました。
感謝。 |
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奥宮 |
上浅間本社 |
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下浅間本社 |
山神社 |
八坂神社 |