神明神社

[しんめい神社]

栃木市・嘉右衛門町1-17

主祭神:大日孁貴命 境内社:三峯神社・稲荷神社ほか3社
昭和十三年1938社号標に「神明神社」,大正十三年1924鳥居脇の文久三年1863石燈籠には「奉献・神明宮」とある。昭和七年1932旗杭。明治二十四年1891狛犬。
昭和六年1931,昭和49年1974石燈籠。昭和六年1931手水石に「神明神社改築紀念」
拜殿左手の道路沿いに三峯神社。脇に安政六年1859手水石,己未の下の月篇の字は何と読むのだろう。
本殿右手に木製詞を納めた境内社覆屋。 本殿左手の大きな石碑は昭和十三年1938「神明神社改築記念碑」,裏に「本殿拜殿寄附芳名」が刻まれている。
境内の山車収納庫の看板は「嘉街仁徳山車」
例祭:2月17日 11月17日
*『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 4巻5丁
下都賀郡栃木町大字嘉右衛門町鎭座 村社 神明神社 祭神 天照大日孁貴命 祭日三月十七日十月十七日 建物本社間口一間五尺奥行二間 拜殿間口三間半奥行一間半 末社四社 木鳥居一基 手洗石一個石燈籠數基 神水一個所 寶庫間口二間奥行三間一棟 氏子百七十七戸惣代三員 社掌新井正雄仝郡家中村大字合戰場十七番地住
本社創竝は慶長年中1596~1615中村開墾草分岡田嘉衛門の勸請にして該村五穀成就土地繁栄の爲に奉祭せる者なり 社域二百八十六坪にして位置は通り一丁目に鎭座せり 
           
白旗

白旗八幡宮

[しらはたはちまんぐう]

栃木市・湊町3-1

主祭神:応神天皇 境内社:金刀比羅神社ほか1社
貞観年間859~877創立と伝わる古社。平成17年に大平山神社に合祀と記録されている。
白旗山勝泉院境内に鎮座する形。鐘楼隣りに本殿。
拝殿内に青色系の着色絵馬が多数奉納されている。巨大な御神木があった証拠写真が額に納められている。格子の間から暗い内部を無理やり撮影しているのでピンボケ。近くで見てみたい。
昭和十七年1942天水鉢。
安永二年1773二十三夜。なんとか新田・松本藤兵ヱ
本殿裏手に「旗掛櫻」が植えられている。源義家が当社の桜に白旗を掛けて願掛した故事に因む。義経も参詣したことがある。
*明治三十二年1899刊『栃木繁昌記』p.37に
「勝泉寺 同寺は白旗山勝泉寺と號す貞観年間859~877慈覚大師の開基にして初め宝専寺阿彌陀坊と稱し都賀郡片柳村二杉神明の別當なり文治年間1185~90源義經奥州へ下向の際元治元年1864の白旗を此所の櫻樹に掛けたるを以て夫より白幡山と稱し當地の名高く現に庭中一面に櫻樹を植られ其傍らには八幡宮を祭られたり」
p.87に
「櫻の名所 白旗山,櫻岡縣社神明社内近龍寺大宮村の今泉神社内等」
と紹介されている。
例祭:9月15日
ふたら神社

二荒山神社

[ふたあらさん神社]

栃木市・湊町9-17

主祭神:
常磐橋西の路地裏に鎮座するので,近所の方におたずねして辿り着く。石鳥居があり瓦葺の覆屋内には中央に神輿,左に木製詞,右に厨子。
どの資料にも載っていないので詳しいことは分からない。
70mほど離れた橋の脇を流れる,巴波川にそそぐ小川の上に台を設け「二荒山神社御神船」が置かれている。ここから約50mで巴波川。
*明治三十二年1899刊『栃木繁昌記』p.89に
「二荒山は毎年七月七日湊町に於て執行する祭典なるか是れは地方に稀なる壯觀にて俗に百八燈と稱し數艘の舟を巴波川に放ち其舟に百八燈を點する者也一体港町は巴波川の西涯なるを以て各戸とも釣したる點燈は一帶に巴波川に映じ又水中には其舟を浮べ置くを以て水火相和しとる樣繪にも畫かれぬ有樣にて其壯觀は譬ふるに物なし又同夜の雑踏は實に甚たしき者にて幸來橋上は蟻の這ふ餘地さへなき有樣なり」  
           
八幡宮

向島八幡宮

[むこうじまはちまんぐう]

栃木市・錦町2-21

主祭神:譽田別命
大正十五年1926社号標。昭和十三年1938狛犬。大正三年1914二の鳥居。
ここから例幣使街道を北上すると嘉右衛門町の神明宮に至る。さらに少し進むと左手に寛政十二年1800の大きな庚申塔がある。Y字路を左に入って北上すると川原田町に三日月神社がある。そのあたりを指すのだろう。日光石裂とあるのは,鹿沼に入って現在の293号線が今市から日光に通じている。途中北西に分かれて現在の246に入ると石裂山に至る。
井上神社

井上神社

[いのうえ神社]

栃木市・入舟町15-5

神道栃木の神社。鳥居から旧栃木町役場庁舎が見える。
大川橋付近の個人の神社。
浅間神社

日限富士浅間神社

[ひぎり・ふじせんげん神社]

栃木市・柳橋170

主祭神:木花咲耶姫命 配神:伊耶那岐命・伊耶那美命
旧地名:栃木町薗部柳橋
75号線の三差路に一の鳥居,40mほど小川沿いに北上すると本殿まで130mほどの間に無数の木鳥居が奉納されている。300本は超えているだろう。
大平山頂上の浅間神社の住所は薗部町4丁目25で薗部柳橋と同じだが,女人禁制のうえにかなり離れているので里宮として寛永十年1633に創建された。柳橋はむかしは花柳街で,ここで働く女性達が日時を限って願を掛け,満願の日に願いがかなうとお礼に鳥居を奉納する習慣があった。現在でも信仰は続いており,いちばん新しい鳥居は平成29年のものが奉納されている。
灯明台には蝋燭が灯されている。
本殿左手にたくさんの鳥居が奉納された社が二つ鎮座する。境内社かと思ったが,額はいずれも「日限富士浅間神社」なので,どうやら鳥居奉納のために建てられているようだ。
栃木市内の神社としてはめずらしく駐車場が30台?ほどは用意されている。これはありがたい。
本殿近くの鳥居は年号が分かる。昭和十年1935六月,昭和32年1957,昭和44年1969五月石鳥居。
昭和55年1980狛犬。
平成15年2003神殿改修復工事。
例祭:4月1日
神楽殿
神楽殿
藤棚
休憩所も完備 駐車場から
一の鳥居・無数の鳥居

 

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