八蛇神社

[やつさび神社]

栃木県栃木市久保田町457

祭神:大物主神・天照大御神・彦火出見命
境内社:厳島神社・天満宮
仁明天皇833-850の時代に凶作に苦しめられた農民が大和の国城上郡[しろきのかみのこおり=奈良県桜井市]の大神神社と下都賀郡の大神神社[おおみわじんじゃ](惣社町にあり。旧式内社で往古の呼び名は下野惣社大明神・惣社六所大明神・八島大明神)に五穀豊穰を祈願したところ霊験あり,嘉祥三年850八蛇山に大物主神を勸請し天照皇大御神・彦火々出見命を合祀して創建。後に現在地の八蛇古墳上に遷座。 鳥居の正面は社務所で,本社はその左手にある。旗杭と隣りの鳥居改築工事寄附者石碑に「八蛇神社」と刻まれている。石祠が4基,何か不明の供養塔がある。
* 『下野神社沿革誌』明治三十六年1903 4巻18丁
下都賀郡大宮村大字久保田鎭座 村社八蛇神社 祭神 天照大御神・大物主命・彦火々出見命 建物本社間口一間二尺奥行一間三尺 拝殿間口三間奥行二間 末社二社 氏子三十三戸
社傳に曰く,仁明天皇の御宇當郷凶年打續き五穀熟せず郷民不覚患ひ嘆き大和國城上郡大神社及ひ當郡惣社大神社を祈願するに霊験著しく五穀成熟す 之によりて村民大神社を崇敬して嘉祥三年850八蛇山に奉祭して大神社の神に天照大御神彦火々出見命を合祀して八蛇神社と號し一村の鎭守とす 社域一千四百八十三坪を有し字北条の清洒の地に鎭す
八蛇古墳上に遷座 奥は社務所
石祠計4基 石碑後ろは供養塔

 

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