高龗神社

宇都宮市・篠井町1476
[たかお神社] 使用文字[
主祭神:[高龗神

主祭神:高龗神[たかおかみのかみ]
日光街道から船生街道に入り,ヒーロー篠井サーキットの北。
道が未舗装で狭く,雑木でドアに擦り傷がつく。
「元禄十二年己x十二月」1699の神明鳥居が杉木立の中にひっそりと佇む。『栃木県神社誌』では元禄十四になつているが四の部分がつぶれていて読めない。「己」が右上に見えるので左の卯が見えなくなった己卯の元禄12年ではないだろうか。辛巳の巳一文字なら14年だが,いずれにしても古い鳥居。
鳥居をくぐるとゲートボール広場があり,その奥に屋根の美しい社殿。表に社名を示すものはない。
拝殿内にも額は見えない。表彰状を撮影してパソコンで確認すると,口3つ付きの高龗神社の文字が2か所に読み取れる。発行元が栃木県神社庁宇河支部長と宇河総代会長になっているので,お墨付きの高龗神社。
「男體山・文政十三年庚寅年七月吉祥天」1830の石燈籠。
「万延元庚申年八月吉日」1860の御神燈。
旗杭の足許にかわいらしい狛犬が。
境内社:奥之院(大物主命),稲荷神社(倉稲魂命),琴平神社(大国主命)
7月に二階建て彫刻屋台を組んで天祭を行っていたが,屋台焼失により休止。
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本殿:流造木羽葺 拝殿:入母屋造銅板葺
例祭:11月23日
聞書には上篠井,下篠井の2社が載っている。ここは上篠井。沿革誌には篠井のみで,特定がむずかしい。狛犬数と境内地の大きさからこちらとする。
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『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡,高尾神社,上篠井,中塚某
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『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)5巻23丁
河内郡篠井村大字篠井鎭座
村社 高龗神社
祭神 高龗神 建物本社間口四尺二寸奥行一間二尺 末社二社 石燈籠四基 華表一基 氏子五十七戸・総代員 社掌
本社は字宮原に在りて社域一千四百三十七坪淸洒の地にあり


元禄十二1699


口3つ付き正字


美しい社殿









男體山






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