高龗神社

日光市・嘉多蔵485 かたくら
[たかお神社] 使用文字[
主祭神:[高龗神

旧地名:今市市嘉多蔵485
主祭神:高龗神[たかおかみのかみ]
沢又の南東1.3km,篠井から行けば沓掛の桜を越えてすぐ左に入る。
この町は盆地になっていて,直径500mほどの円周に道路がある。円内が田畑。
町自体が山に囲まれて孤立している。分譲開発も失敗に終わり,円周の外には家一軒ない。
円周からさらに細い道が何本か山に向かう構造。
南に向かう未舗装の道に梅の古木が見える。その先の森の中に鎮座。遠目ではまず分からない。土地の方にお尋ねして判明した。
杉の森に囲まれ,別世界にいるようだ。小鳥の羽音のほか音無し。古色蒼然たる,という形容が実感できる。
そうとう古い鳥居の先にこじんまりとした社が。小ぶりの額文字は口3つ付き「高龗神社」
感動的ですらある。
本殿は鮮やかな朱塗り。堂々たる造り。
「于時大正四年十一月十三日建立」石燈篭。
「五xx甲?十一月xxx」石塔。五年で甲の年は「天保五年1834」
五年で申なら「明治五年」「弘化五年1848」「天保七年1836」「安永五年1776」「元文五年1740(庚申)」「元禄五年1692」なので栃木では弘化か天保あたりの石塔。
鳥居は「二年十月吉日」は読める。かろうじて戌を認めれば,
「文久二年1862」「享和二年1802」「寛政二年1790」「寛保二年1742」
ニンベンを認めれば「寛保二年1742」というところか。
右手の柱には「奉再建」
古い方の狛犬が不気味な傑作。
本殿:流造トタン葺 幣殿:トタン葺 拝殿:トタン葺 
例祭:11月23日
*
『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
都賀郡,高尾大権現,片倉,地蔵院
**
『下野神社沿革史』(明治36年1903刊)5巻23丁
河内郡篠井村大字嘉多蔵字宮平鎭座
村社 高龗神社
祭神 高龗神 建物本社間口五尺三寸奥行四尺三寸 拝殿間口四間奥行一間半 末社三社 氏子二十一戸・総代員 社掌
本社創立年月詳ならす 社域七百二坪を有す

静謐な森



口3つ付きの正字










すばらしい造形


残念ながら読めない



中央の森に鎮座

神社側から嘉多蔵の町を



[検索]で訪問された方へ:このページはTopページから表示されるリンク先ページで不完全です。正常な表示は次から>>入り口