闇龗の「闇」


■一書No.6
號曰闇龗;。 次闇山祇。 次闇罔象
「闇」字は書紀の最初に出てくるのが上の三神の箇所。カグツチの血が劒先から滴り落ちて出てきた神。闇の字でくくられている。谷の激流を這いのぼる巨大な龍。山間部の嵐のイメージ。
■一書No.7
一段是爲雷神。 一段是爲大山祇神。一段是爲高龗
こちらは雷・大・高と広大になっている。視線は上を向く。高山の上空に雷光。雨を降らせながら天に昇る龍。天空雷雨のイメージ。
 
「一書」で趣が異なる。
一方が「渓谷」なら,一方は「天空」のイメージ。
すると闇龗高龗は対局に位置する兄弟あるいは夫婦神になる。
しかし,「一説によれば谷の神,別の資料では山と天の神」ととれば同一神になる。書紀の資料採録方法を素直に解釈すれば
闇龗=高龗らしい
闇山祇=大山祇らしい
雷神×=×闇罔象これは別

という考えで編集している。

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