御嶽山神社
[おんたけさん神社]
市貝町・市塙4746
境内社[高龗神社]
旧地名:芳賀郡市貝村市塙伊許山内746
主祭神=伊許速別命,圀常立尊,大己貴命,少彦名命
境内社に祭神高龗大神の「高龗神社」,他に淡島神社。阿留未也神社は祖霊社。
伊許速別命は垂仁天皇第9皇子。東夷征討の際に市貝に留まり,郷人となって東国を開いた。
益子の北部に接している。多々羅駅の線路を越えると左手に駐車場がある。車を留めてトイレの脇を登り始めると,不摂生のからだではとうてい無理。どうも車で登れそうなので思い切ってハンドルを握る。かなりの急坂だが舗装してある。登りきると駐車場。人家と社殿に出会う。
拝殿額は「伊許山神社」で奥の額は「御岳神社」,左手の奉納額も「山」なしの「御岳神社」
拝殿右手には石祠が2社。石の遺構。これは何だったのだろう。
拝殿左を入っていくと一周して拝殿までぐるりと回ることになる。
途中に「長寿塚」の看板があり,前方後円墳であることがわかる。伊許速別命の墓所。頂上部に社殿が見え,ぐるっと柵で囲ってあるので入れないかと思ったら,入口あり。ここにも石祠。隣りの石版を見ると,どうやらここの石祠は祖霊社のようだ。
鉄製の扉付きのめずらしい鳥居があり,名前のない本殿がある。こちらを伊許山神社というのかもしれない。なかなかすごい所である。蜂が出てきているせいばかりではなく,鳥肌が立つ感じがする。社殿左に石祠。右にも離れて2基。祖霊社らしい。
神社となりの方にお尋ねしても,どれが「高龗神社」なのか判別しなかった。
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本殿:神明造 例祭:9月15日,3月15日
(『栃木県神社誌』旧版の「市見」や「市目」はすべて「市貝」の誤。市見の時代があったのかと思って,調べるのに2日を費やす。昭和29年市羽と小貝を合わせて市貝になったので,市見や市目村が昔あったわけではない。東京の組版所なのでまあ仕方がない