星宮神社

[ほしのみや神社]

塩谷町・大久保934

貴船神社祭神[淤加美神]

旧地名:塩谷郡塩谷村大久保字橋の上934
境内社:貴船神社(祭神:淤加美神)八坂神社(素戔嗚命)湯殿神社(大山祇神)琴平神社(大物主命
主祭神:磐裂神,根裂神,経津主命
羽黒山の北,「ふれあいの里しおや」のある上平橋を渡ってその先を右折で62号線に入る。1300m進んで左手。鬼怒川から北に約700mくらい。もう少し東に進むと肘内の高尾神社がある。
拝殿左手奥に境内社が4社祀られている。このうちの左から2番目の石祠が貴船神社。「昭和六十一年三月吉日建之」と彫られている。
社名札表記は「木船神社璽」と木を使用。この祭神が淤加美神である(『栃木県神社誌』旧版には3文字で「加美神」,この本は他にも誤植多数なので淤脱字)。
その右が稲荷神社,右端が湯殿神社。左端が大杉神社。
拝殿右手には社名不明の石祠5基と木製の社が1社。石祠の右側面にそれぞれ「嘉永元戊申六月吉日」1848,「一九六三年一月建替 元八坂神社敷地ヨリ廻社」「昭和三十八年一月建替」「安政四年巳八月吉日」1857の文字が刻んである。西暦は始めて拝見したが,分かりやすい。木製の社にはこれも西暦で「一九六三年壱月修理 星宮神社」の棟札が収められていたが,社名は不明。
鳥居右手に「宝永二乙酉暦九月吉日」の旧鳥居柱が残され,となりに昭和63年12月の「完成記念」碑が立っている。
ゴルフ場造成の際にジュンによりなされた町への寄附を使って本殿,拝殿,金比羅神社屋根,水屋,鳥居を建て替えたと書かれている。
「明治四十二年己酉二月 星宮神社改築寄附連名」碑があり,それ以来の大改築になる。
「大正拾五年三月拾三日 奉納 水屋」碑も建てられている。この碑には後から「手」字が書き加えられている。手水屋にしたかったのだろう。  拝殿左手に大正15年の「金比羅神社 御神輿再築記念碑」と金比羅神社。したがって大正15年にも小改築が行われたことが分かる。
昭和三年の狛犬。
境内右端の石碑に「移轉記念 大正元年十一月十三日西坪ヨリ宅地移転 昭和七年十一月吉日」これが不明。
元の金山神社境内地を明治九年に本社境内官有地に改めたとの記述が見えるのだが,その約40年後の宅地移転とは?
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本殿:宮造杮葺 拝殿:入母屋造銅葺
例祭:12月13日 3月13日に近い日曜日の春祭に永代太神楽の風見神楽を奉納
*『鹿沼聞書・下野神名帳』1800年頃
塩谷郡 星宮大明神 大久保 鈴木豊前
*『下野掌覧』万延元年1860 塩谷郡之部
星宮神社 大久保村鎮座 祭主鈴木氏ナリ
*『下野神社沿革誌』七巻26丁 明治三十五年1902
鹽谷郡大宮村大字大久保鎭座 村社 星宮神社 祭神 天御中主命 經津主命 武甕槌命 祭日十一月十三日
建物本社五尺四方 雨覆間口一間半奥行二間 拜殿間口二間半奥行二間 石鳥居一基 石燈籠三基 末社一社 氏子四十四戸 社掌同村同大字住
本社創建年月詳ならす 社域三百四十四坪を有す
左は金比羅神社,その右奥に 境内社4社 左から2番目が貴船神社
木船と書かれている 拝殿右手に
西暦表記 旧鳥居柱
星宮神社
鳥居の中は羽黒山

 

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