白鳥神社

[しらとり神社]

高根沢町花岡292

高尾神社祭神[淤加美神]


主祭神:日本武命
キリンビール栃木工場角の五行橋から南へ120メートル,五行川沿いの水田の森に鎮座。
神社すぐ東側を五行川が流れている。
境内社祭神に淤加美神との情報があった。拝殿左手の「八坂神社」は拝殿と本殿覆屋が分かれている本格的な構造の境内社。
拝殿右手のプレハブ風の建物が境内社。社名札が掛けられており,左から「稲荷神社」「高尾神社」「琴平神社」「天満宮天神社」
この「高尾神社」祭神が淤加美神である。扉の郵便受けのような小窓が小さくてレンズが入らない。
フラッシュなしで撮影すると真っ黒,iPhotoで露出調整してみると本殿がぼんやり見える。
小窓からフラッシュが届くように斜めに撮影してみると,本格的な本殿であることと,他の3社も同様の本殿であることが分かる。
高尾はもちろん高龗のことで,祭神「淤加美」は龗の『古事記』の表記(「おかみ考」参照)。

氏家駅のすぐ北を市の堀用水から分かれた水流が五行川で,南東に向かい5キロ行って南下する。鬼怒川の東を潤しながら関東平野を南下すること65キロで小貝川に合流する。高根沢は氏家の南に位置し,五行川はほぼ南に流れていく。五行川沿いには高龗神社が多い。

拝殿右手奥のシャッターの付いた背の高い建物には天祭の「天棚」を保管している。高根沢町では「天祭たな」と表記。
元亀二年1571和泉の国大島神社より勧請。元和年間1615-24に再建。その後改築されたかどうかは不明である。当時のままなら400年前の貴重な社殿。
「白鳥神社拝殿新築記念 昭和32年5月」の白御影石社柱がある。
「文化十四丁丑九月二十九日」の石燈籠。
氏子の方々に大切にされていることが分かる,整備の行き届いた神社で気持ちがいい。
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本殿・幣殿・拝殿:神明造亜鉛葺 例祭10月17日
高尾神社がほのかに見える 高尾神社
八坂神社 八坂神社
八坂神社 天棚収納庫
左五行川
南から 五行川 中央が神社 東から
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県塩谷郡高根沢町花岡1802[字森ノ西]

旧地名:塩谷郡・高根沢町大字花岡
祭神:磐裂神・根裂神・経津主神 境内社:八坂神社・大杉神社・高尾神社・稲荷神社 合祀:浅間神社・湯殿神社
烏山線下野花岡駅のすぐ北に鎮座。
文禄二年1593創建。昭和31年1956改築。旧暦6月28日の夏越祭に茅の輪くぐりを行う。
昭和九年1934奉納の花崗岩鳥居。昭和十五年1940手水石。天明二寅1782石燈籠。大正二年1913石燈籠。
拝殿左手の木鳥居つき覆屋内に石祠四基。拝殿右手の朱鳥居は八坂神社。
ステンレス製平成25年旗杭に「花岡上星の宮神社氏子一同」の銘板。花岡上とあるのは地域内で通用する上中下の上組か。「の」は読みやすいように入れたのだろう。
拝殿内の額は「正一位星宮」,天保八年1837に神祇官より正一位を賜っている。
例祭:10月17日
拝殿内
正一位星宮
天明二寅
八坂神社 境内社鳥居
昭和十五年
昭和九年 花岡上星の宮神社
星宮

星宮神社

[ほしのみや神社]

栃木県塩谷郡高根沢町桑窪393

旧地名:塩谷郡・高根沢町大字桑窪
祭神:経津主命 境内社:加茂神社
明治四十四年1913月25日に字浦山の高龗神社,浅間神社,字後澤の琴平神社,字石関の稲荷神社,字塚原の稲荷神社を合祀。さらに大正四年1915の11月1日に字和田の雷神社,愛宕神社を合祀。
大正四年1915社殿改築記念碑。
隣りには昭和46年1971まで桑窪小学校があった。現在は公民館が建ち,校庭は避難所になっている。
北側に薬師堂があり,寛政五年1793二十三夜,安政五年1858十九夜,庚申塔,勝善神など多数の石塔がまとめられている。
例祭:11月10日 加茂神社梵天祭:3月第二日曜日
*『下野神社沿革誌』巻7-20丁(明治三十五年1902)
鹽谷郡北高根澤村大字桑窪鎭座 村社 星宮神社 祭神 經津主命 建物本社間口五尺奥行間 末社二社 氏子六十九戸 本社勸請詳ならす 社域四百五十坪を有し字神の前に在り
星宮神社額
参道
立派な注連縄 昭和四年1929額
手水舎
平成21年 大正四年1915改築記念碑 昭和45年1970公民館建設記念
桑窪小学校之跡 公民館
校庭から
薬師堂
癸丑から寛政五と判定

 

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